Now I'm in Dahab Egypt.(2024年1月5日)



สวัสดีครับ サワディークラップ!

こんにちは!

ってか、明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い致します!m(_ _)m

タイ語の挨拶で始まりましたが、只今エジプトのダハブというところにいます。
挨拶は、アラビア語の


السلام عليكم


です。
えっ?なんて読むの?
アッサラーム・アライクムでいいのかな?
(と挨拶を書き始めましたが、1月9日現在すでにルクソールにいます。遺跡の街ですね。)





ひっさしぶりに、本来の順序に戻ってブログをお届けします。
時は昨年の2月から3月にかけての頃。
ってかほぼ1年じゃん!
そんだけブログほっといたひろです…


えっと説明しますと…
約1年前、タイで元カノNちゃんと別れた時の話を…
そして今回はもう一人の女性Mちゃんとの話が今回のテーマです。
久しぶりの恋バナですね。
といっても浮かれた話ではないのですが…


前回の話、Nちゃんと別れた後、カオサンの外れの100バーツの安宿で数日ゆっくりビールを飲んで過ごしました。


Mちゃん
そうMちゃんにも会わなきゃな…
Mちゃん楽しみにしてるし…
何よりMちゃんの誕生日もうすぐなんです。


Mちゃんは7年間ずっと僕のことを好きでいてくれる人です。
まぁ、彼女の年齢的にも新しい恋をしづらいのかもしれませんけど。


とにかく7年間会えない時も彼女の方から時々連絡をくれたり、僕もタイに来る時は必ずMちゃんにも会っていました。
もちろんMちゃんにはお金の仕送りとか全くしてませんよ。
(あっ、Nちゃんにはしていたので…)


一応彼女として付き合っていたのはNちゃんの方でしたから。(身勝手な言い方ですけど…)


ただ一度コロナの時に彼女が仕事を出来なくなって、日本では給付金が全ての国民に出たとき

「いいなぁ日本。」

って言うから、もらった給付金の一部を送ってあげたことがありました。
その時、僕は特に仕事に困ってはいなかったので…


まぁそれはおいといて、とにかく今回Mちゃんに連絡してみましたです

「大丈夫よ。明日来て。あなたアパートわかるでしょ?何時来る?」

はははは… 

「わかるよ58番のバスでいいでしょ?明日のお昼過ぎね。近くまで来たら電話するよ。」

あっ、この時すでにタイのSIMカード買ってました。
Mちゃんと待ち合わせする時は、Nちゃんとする時よりもっと大変なのです。
スムーズにいった試しがない。
なので電話が必要!


ちなみにMちゃんとの会話は日本語。
それに僕の拙いタイ語と、翻訳アプリです。


ということで、翌日お昼に宿をチェックアウト。
カオサンのお寺前のロータリーから58番の赤バスに乗って45分くらいかな?
Mちゃんのアパートの近くのバス停に着きました。


とりあえずMちゃんに電話します。

「バス着いたよ。今歩いてアパートに向かってるから。」

「えっ?もう着いた?私今アパートいない。家。あなたロータスわかる?」


Mちゃんはアパートの他に借家ですが家も持っています。
そちらには家族が住んでいるのです。
Mちゃんは家とアパートを行ったり来たり。
そしてロータスはタイのデパート?大型スーパー?みたいな感じのところ。


「わかるよ。」

「ロータス待ってて。私行く。」

はい、というわけで待ち合わせ場所変更。
ひとつ先のバス停近くにあるロータス。


今回は数日泊めてもらうつもりなのでバックパック持ってます。
バックパック担いでバス停ひとつ歩きます。


「Mちゃんロータス着いたよ。Mちゃんどこ?」

「あっ今行く。」

「わかりました。ロータスのケンタッキーの前で待ってるから。」

はいはい、いつものことです。
わざとじゃないのは分かってるんだけど、日本人の僕からすると…



いい加減過ぎるだろ!
(; ・`ω・´)



ケンタッキー前で待つこと30分以上…

「はーい。待ったぁ?」



あたりまえだぁ! 
ヽ(`Д´#)ノ !!



と心で思いつつ、僕の顔は笑顔。

「あなた元気?」

「元気、元気。」

と再会をはたすと、タクシーに乗り込みます。


そして…

彼女の家に着きました。
3分かかったでしょうか…


とりあえずお金は僕が払いました。
あとで分かったのですが、ロータスから家までの距離は歩いて10分〜15分かかるかどうか…
Mちゃんそんな感じです。




とここまでMちゃんとの再会の様子を書いたのですが、このあともいつものような感じで書きたいのですが、いかんせん情報量が多すぎてまとまりません…
今回Mちゃんと一緒だった時間も長いし…


そして、かなり彼女のプライベートな内容となるので、どこまで書いていいのか…


ある程度省くべきなのか?とも考えたのですが、彼女はタイ人、日本人しか読まないこのブログ(しかも読者かなり少ない)、何を書いても彼女に影響は無いかなと…
しかもMちゃんとだけでは個人の特定もできないし。


ということで今回は、Mちゃんがどういう人なのかという説明みたいな感じです。
ざっくりとですが出来るだけ全て書いていきたいと思います。




では…


先ず、以前の回でも書いたのですが彼女はかなりの気分屋?感情的?な人です。
彼女の部屋に遊びに行った時、何か彼女の気に障ったのか、


「帰って!」


と言われ、当時スクンビット裏にあった彼女のアパートの部屋からカオサンの僕が泊まっていた宿まで早朝に帰らされたことがあります。


そんな性格のMちゃん。


彼女のことを話すのには、彼女の生い立ちから話すべきなのかもしれません。


Mちゃんは実は妾の子です。
父親は沢山の女性を囲っていたらしく、腹違いの兄弟姉妹が沢山います。


そしてMちゃんの実の母親は、入院中に病院で起こった銃乱射事件に巻き込まれて亡くなったそうです。
その時に実の弟は行方不明になり、Mちゃん自身はお母さんに、

「ベッドの下から出ちゃダメ!」

と言われ、隠れたままで助かったそうです。


その後、彼女は親戚の家に引き取られましたが、小学生くらいの時にお寺に預けられ、高校生の頃まで僧として数年間過ごしたそうです。
まぁ多分口減らしですね。


寺を出て、学校に通うようになり高校を卒業してからは洋服のデザイナーを目指して勉強し、コンテストで賞などもとったようです。
今でもその時の写真や盾は部屋に大切に飾っていて、その時の写真のMちゃんはスリムでとても美人でした。
(現在でも美人の片鱗はあるのですが、いかんせん体型が… 😅)


その間行方不明だった実の弟が見つかり、これから順風満帆に行くと思ったのもつかの間、弟は過去のトラウマから精神を病み自殺して亡くなってしまいました。


その後のMちゃんは坂を転がり落ちるように水商売に身を落とし、酒、タバコ、マリファナ、ドラッグに溺れてしまいました。
そして精神がズタズタになり、昼も夜も、自分が何をやっているのかさえ解らない状態になってしまいました。


そんな生活の中、同じような状況で生活していた仲の良い友達が、弟と同じように精神を病み自殺してしまいました。


その時、Mちゃんは今のままではいけないと気づき、自ら病院へ行き、少しづつ努力して立ち直り、今の生活があるのです。


そして実はMちゃんには二人の子供がいます。


1人は長男のFちゃん。
Fちゃんはすでに成人して、働いている、立派な青年です。
そして僕がFちゃんのことを聞いて、会って、見ただけでも彼は母親思いの良い息子です。


でも本当は二人は血がつながっていないのです。

Fちゃんは、Mちゃんの学生時代の友達が若気の至りで作ってしまった子供で、友達は自分一人で育てられないと思い子供を捨てしまおうと思っていました。


Mちゃんはそれを聞いて忍びなく思い、自分には彼氏もいないのに、赤ん坊のFちゃんを引き取り養子にして、一人で育てて来たのです。


そしてその事実をFちゃんは今でも知りません。
Mちゃんは養子にしたときの書類を部屋の金庫にしまい込み、ずっとFちゃんに内緒にして育ててきました。
でもこの事実を誰にも言えずに抱え込み、外国人である僕だけに内緒で話してくれました。
誰かに打ち明けたかったみたいです…


そして二人目は娘のMmちゃん。
Mmちゃんは実は日本人のおじさん旅行者との間に出来た子です。
でもその日本人旅行者には日本に奥さんがいて、Mちゃんとの子供を認知もしてくれませんでした。


なのでMちゃんは自分の遠い親類にあたるYさんにお願いして、書類上の父親になってもらいました。
MmちゃんもまたFちゃんと同じように、自分の素性を知りません。


Mmちゃんは、肌の色も白く、周りから "日本人みたいで可愛いね" って言われています。
当然ですよね。
本当は日本人との子だから。


そんな二人の子供ために、Mちゃんは都心にアパートを借りて、一人で働いて生活を支えてきました。
その為、MちゃんはMmちゃんのそばにいてあげることが出来ませんでした。
Mmちゃんは、お母さんであるMちゃんはなつかず、お父さん子になってしまいました。
今でもお母さんであるMちゃんに対しては少し冷たいところがある感じです。
(同性だからということもあるのでしょうか?みなさんどう思います?)


でもMちゃんはちょっと口うるさいし、子供としての気持ちも分からなくはないのですが…
それを見ていると何だかちょっと悲しいです…


つまりMちゃんは二人の子供の母親でありながら、結婚したことはないのです。


そして今でもMちゃんは子供たちの為に働いています。
子供たちは今は借家の方に住んでいますが、自分が死んだあと子供たちに残すために、公団アパート(団地?)の部屋を二部屋買っています。
一部屋はすでに完済済みで今はMちゃんが仕事部屋として住んでいます。
そして最近買ったもう一部屋の分を、分割で返済している最中です。


そして必要となるまではその部屋を誰かに貸そうと考えています。

「あなたラッキーねぇ。あなたここにいればた〜だ。」

「そんなわけにはいかないよ。もし借りたらいくら?」

「う〜ん。なら3,000バーツ。」

安い!
12,000円くらい?
近くにセブンあるし、屋台も。
安いレストランや大型スーパー、市場も徒歩圏内。
ベットや電化製品は買い揃えなきゃいけないし、バンコクの中心には遠いけど…
住みやすいかも… 🤔


Mちゃんの家からアパートまではそんなに離れてなくて、徒歩圏内。
そしてその近くに腹違いのピーチャイ(タイ語でお兄さん)も住んでいます。


「これからピーチャイが来るけど気をつけて。あの人はいい人だけど、私の目の届かない時に私のもので売れるものは持っていこうとするから。私がトイレやシャワーに行っている間は注意して。」


ピーチャイは本当にMちゃんが言う通り、油断ならない一面がありますが、いつも笑顔でとても愛想がいい人。
僕が仏教徒だと言うと、特に仲間意識を持ってくれました。


ピーチャイは道端で仏教のお守りを売っているのです。
お守りには骨董品があるらしいのですが、フェイクの骨董品を作ったりもして売っています。
(いいのか?)


商売には小狡いところもあるみたい。
なのでMちゃんのコレクションのお守りもこっそり狙っていて、いくつかすでに無くなっています。


ピーチャイはミニマリスト?というか部屋に何もありません。
僕も酔っ払った彼を部屋まで送った事があるのですが、本当に何にもない。
そしてそれが心地良いんだよね…
実は僕も日本では物を持たない生活をしているのですが、流石にピーチャイほどではないなぁ…


僕のバックパック1つで長旅をしているスタイルも、Mちゃんが

「見て!この人何ヶ月も旅してるのに荷物これだけしかないのよ!」

と言うのに対して、笑って共感してくれます。
そしてそれが仏教徒らしいとも言ってくれました。


「人が生きていくうえで必要なものなどそれ程多くはない…」


って。
僕も日頃からそう思うのですが、ピーチャイを見ていると、改めてそう思います…


皆さん知っての通り、僕はお酒が好きなんですが、ピーチャイはお酒と葉っぱも大好き。
当たり前ですが商売は沢山儲けるときもあれば、そうでない時もあります。
ピーチャイは儲けたときは気前がいいんです。
Mちゃんの生活を知っている彼は、そんな日はMちゃんにお小遣いをあげたり、ご飯やお酒をご馳走したりしてくれます。


なのでMちゃんも

「ピーチャイ今日4,000バーツ儲けたって。今夜は外でご飯を食べる!」

って喜んでる。
そしてピーチャイ、余ったお金は酒と葉っぱで使い切る。


逆にお金が足りない時はMちゃんに借りに来たりしています。
Mちゃんは自分でアクセサリーを作り、市場や路上で売ったりしていますが、ピーチャイに売ってもらったりもしています。
持ちつ持たれつなんです。


タイでの家族の生活ってそういうものなのかもしれませんね…


僕もピーチャイとは一緒に食べたり飲んだりしました。
ピーチャイが来るとわかってる時は、彼が好きなBeer Leo(タイのビールの銘柄)を用意するし、彼も僕の好きなBeer Chang(これもビールの銘柄)を奢ってくれます。


二人の間で言葉は通じないんだけど(僕の下手なタイ語のみ)、二人で一緒に顔で飲んでる時間は楽しい。



ところで、Mちゃんはお寺で修行をしていた為、仏教の星占いが出来ます。


ある日、僕を占うと言ってきました…

「あなた、私と同じような女が他にもいるでしょう?」


ドキ!滝汗


いないよ。
だって別れたもん…


別れだからこそMちゃんと向き合える、そう思っていましたが…


仏教的観念では、僕は彼女と共感するところは多いです。
そういう部分では話し合うんですよね。


しかし彼女はそういった厳しい人生を歩んできたからか、僕に対しては常に上からの物言いなんでよね…


まるで僧のように比喩を使いながら僕に説教…

「あなたは時計の針、私はその中心。あなたは色んな所へ行って見て回り、私は真ん中で黙ってそれを見ている。」

「あなたは目に、視覚に執着を持っている。いろんなものを見たいという欲を持っている。」


自分で思ったこと、感じたことが全てで、人の話を聞こうとしないところがあります。


そうして喧嘩になると、二人の会話が上手くいかないのは、会話ツールの翻訳アプリのせい!といいます。
一概にそうとは言えないんですけどね…


家族の中でも、彼女のおしゃべりなところと、他の人の話を聞かないことは多分周知の事実で、彼女が熱く話し始めると、冷たくほっとかれています。


僕は彼女が、子供たちからまでそんな態度をされるのをは見ていて悲しく、時には内心子供たちに腹を立てている時もあります。
彼女が子供たちを愛しているのは見ていて明らかだからです…


でも子どもたちの気持ちも理解できる自分もいるんすよね…


彼女は自分で言っています。

「私、あたまパー!こころ病気。時々、薬必要。弟も友達も同じこころの病気で死んだ。」


心の病を抱えている人に、別に偏見はないし、彼女とも普通に話せます。
でも時として大変な時もある。


重い…



ある日の夜、Mちゃんと一緒にバンコクの中心街、スクンビット通りのナナ駅の前で、座ってアクセサリーを売ってみることにしました。


まぁ僕は座っているだけなんですけれども… 😅


その隣に、宙を見つめ片言の日本語が混じったタイ語で、独り言を言っている女性が…


片手にはビール瓶を持ち、笑ったり怒ったりしながら…


Mちゃんは、

「あなた、ちょっと店番してて。」

そう言うと、近くのコンビニで缶コーヒーを買い、彼女に渡していた。
そして僕にもひとつ渡しながら、

「あなた気になる?あれは昔の友達。私も昔はああだった…」

何だか言葉だけでなく、本当にタイの夜の闇を観てしまったような気がしました…



さらにMちゃんは、重度の腎臓病なんです。
すでに回復のみこみは無く、これ以上悪化しないように維持しなければならないレベル。


彼女曰く…

「私太ってないよ…むくんでるの。」

いやっ、太ってもいるけどね… (´・ω・`)  真顔


そんなMちゃん。
だから自分の死をいつも覚悟しながら生きている。
だから自分の死んだ後のことを考え、子供達に部屋を買っているのです。
頑張って生きているんだよね…


そして残りの人生を一緒に過すパートナーとして僕を…



重い…





以前から半分くらいは知っていましたが、今回の滞在で今まで知らなかった彼女の事をより沢山、深く知ることに為りました…



Mちゃんは言います。


「あなたは愛してると言ったことはない。
あなたは恋人ではない。
友達。
でも、将来の旦那さん…」



はい、


みなさん僕はどうしたらいいでしょう?


正直…






重い…







※僕のタイでの恋の話に興味がある方は、記事の最初、または最後にある、記事一覧を開いて、次にテーマをタップしてもらって、テーマ恋から探していただけると恋バナを最初からの流れが読めます。
是非… 笑い泣き







今年はじめの話はこんな話でしたが、日本では新年早々大きな地震があり、飛行機事故も…
みなさんの安全と早い復興をお祈りしています。

そして世界でもいろんな争い事が絶えなく、この瞬間も多くの人が亡くなっています。
世界の平和と世界中の人の幸せを重ねてお祈りします。




ขอบคุณครับ(コップクンクラップ)!

今日も読んでくれてありがとう!
I'm praying for Your happiness and peace