今回はちょっとマニアックな投稿を。
ワンマンクリスマスイベまで1ヶ月を切ったところで、使用予定の楽器の確認から始めた。
アコギは愛用のマーチン000-28 を使用すべく、メンテから。
もともとは純然たるアコースティックだったが、随分前に都内楽器店にてピックアップを後付けしてライブでも簡単に使用可能だ。
仕込んだのはLR Baggs (エルアールバッグス) の Anthem (アンセム) というシステム。
ピエゾとマイクをブレンドしてナチュラルな音色が作れるので非常に気に入っているのだが、じつは現在ノイズ難のため隠居中だった。
これまでのノイズの原因は配線。
ボディ内を配線する際にマジックテープ固定するため、ボディとテープを両面テープで接着するが、これが熱などの劣化により剥がれる。ボディ内で宙ぶらりんとなったケーブルがボディと接触したりすると『カタカタ』という雑音がしてそれをピックアップが集音してしまうというノイズだ。
これは3Mの強粘着などを使用のうえ、弦交換時など定期的に接着の状態を確認することで防げていた。
しかし、一年ほど前より別のノイズに悩まされることになる。
かなり大きめの『ボンッ』、『ゴッ』とでもいうようなノイズだ。
真っ先にケーブルや配線とそのコネクタを疑ったが、問題ないように見える。
しかし、演奏時や振動時、もしくはちょっと持ち上げただけのときにもこのノイズに見舞われることがあり、念の為本番使用を控えるしかなかった。
今回ライブに先立ってなんとしてでもこの問題を解決すべく、まずはバッテリー交換して各配線チェックをしようととりかかったところ、思いがけずこの原因を突き止めることができた。
9V電池を接続するスナップの接続端子の根元が、若干ぐらついていたのだ。
とりあえず電池を外して確認しようとしたらなんと。
スナップの端子がプラスティックの根元から折れて取れた。。。
壊れた。。。おわた。。。と頭真っ白になること数分。修理に関する検索を始めると、『電池スナップ 修理』で色々と出てくる出てくる。
どうやら9Vバッテリーを使うエフェクトペダルなどではよくある劣化による故障みたい。
早速スナップを探してポチ。
もとはプラのスナップだったが、どうせなら違ったものを使ってみようとこちらをチョイス。
プラスマイナスの極性がわからなくならないようマークをつけてから、古いスナップをニッパーでカットし、予備ハンダ。
続いて新しいスナップも適当な長さに線をカットして予備ハンダ。
細めの熱圧着チューブを先に通してから(忘れると悪夢のやり直しのため要注意!)、それぞれを半田付け。
ちなみにプラスは赤。マイナスは黒。もとの線が同じ色なのでよく確認。
最後にヒートガンで温めて圧着完了。
ドキドキのサウンドチェックはノイズ皆無のナイスサウンド!
ボディ揺すってもボディヒット奏法しても全く問題なし!
いやぁよかった。。。
今回のDIY工賃はスナップ代の¥97!!
全交換5万オーバーもかすめた頭には奇跡と呼べるプライス笑