混沌を生きる知恵 その12 | 上機嫌メソッドと店舗マネジメント専門のヒロノブ研究室室長ブログ

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混沌を生きる知恵 その12

導師(グル)の教え

インドへの旅で
ひとりの崇高な導師(グル)と
過ごした時のエピソード

私はインドに着くと
古くからの友人と彼の友人に会った。

私は自分のキャリアと人生のことを
考えすぎて疲れていた。
導師に会う勇気はなくとも
友人は誰よりも心強い
相談相手になってくれるはずだった。

友人と話しているうちに
実は彼の友人の父親が
地元はもとよりインドにとどまらず
世界中でも評判で崇高な
導師であることがわかった。

彼の父親に会いに来るまででかけた。
二時間半かけて目的地に着くと
導師が新奉者たちと
会うことになっている建物の中に入った。

身長160センチほどの
晴れやかな雰囲気を持った男性が
明るく快活な笑顔で入ってくると
灯りが灯されたように
部屋が明るくなった。

私は導師に
どんなきっかけで
自分が導師であることに
気づいたかを尋ねたり
自分だとわからぬように
自分について尋ねたりした。

導師は言う。

「あなたが抱く人生に関する疑問への答えは
あなたの心の外側を探しても
見つかるものではありません。」

「その答えの発見は
祈りや熟考のときに
明らかになるものなのです。
あるいは、私のような老人が
なんども質問をくり返すときに
見つかるものなのです」

「私の役割はあなたに寄り添う
頑固な人間でいること
あなたがご自身に正しい質問を
できるよう手助けすることなのですよ」

私が学んだのは
たいへんな混乱の時代に
充実感や幸福や方向を
探し求めようとして
インドの丘陵地帯にある
村のような遠く離れた場所まで
行く必要はない。
その代わりに、きわめて近いけれど
きわめて見過ごしがちな場所
心の中を訪ねる必要がある
ということだった。

自分の疑問にはすべて
自分で答えることができる

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導師が答えを
教えるわけではないのですね。

どこかに答えがあるわけではなく
自分の中に答えがあると。

しかも導師はただただ
それが見つかるように
質問を繰り返すだけの
役割に過ぎないと。

相手の関心に関心を寄せるのも
マネジメントの第一歩
人生と仕事と店舗のマネジメントを研究する
ヒロノブ研究室室長でした。