さいとう健「日本の課題を語り合う会」に行ってきた | 凸日記

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気になった問題の関連省庁や企業へ電凸するブログ

 今回は電凸ではなく、実際に行って来ました。

私の地元千葉7区(野田、流山、松戸、)選出の衆議院議員さいとう健氏の講演会です。

もちろん解散総選挙を睨んでの講演会です。

 

 まず、私のバックボーンとしてさしさわりない程度で明かしますと

以前、公共事業に関わる営業をしていました。

 その経験から、政治と金は絶対に切り離せず、

そんな中で理想の政策を実現するためには

様々な人間関係の調整をしながら針の穴を通すように

政治活動をしなければならないことを知りました。

 

 身奇麗なままで政治家は務まりません!

 今の日本で本当に身奇麗な政治家がいるとするならば、

そいつは誰にも期待されていない『無能』な政治家ということです。

陳情という名の脅しがあったりするわけで、

清廉潔白でい続けることはできません。

 それを目の当たりにして、大事なのは『教育(社会道徳)と経済』であると気づきました。

 そして、様々な書籍やブログを読み進むうちリアルな思考をもとに

比較的開けっぴろげに語る人を見つけました。

 それが私がブログ読者登録してある三橋貴明氏です。

なので、私の考えは三橋氏とほぼ同じだと思っていただいて結構です。

 

つまり、自民党支持者です。

 

 ではでは、バックボーンを理解した上で読み進めてください。

 

 

 まず語られたのは 「マスコミに騙されないで欲しい」とのこと。

 

 消費税について民主自公の3党合意がなされました。

 そして、近々他の野党から内閣不信任案が出されるかもしれないが

自民党は合意したくてもしづらいとのこと。

 理由は、3党合意に解散の合意も盛り込まれているためだそうです。

つまり、自民党が不信任案に合意するということは3党合意を破ることになるからです。

「不信任案がもし提出されれば自民党は矛盾している!!」と

マスコミに叩かれることは必至です。

そして、当然マスコミはこのような理由は一切報道しないでしょう。

 

 次に、「総選挙の次期」についてです、

年内と年明けでは全然意味合いが変わるそうです。

民主はなんとしてでも年明けまで伸ばしたいそうです。

理由

1、政党助成金

 政党助成金は1月1日の時点での国会議員数で決まるそうです。

つまり、総選挙が終わってからは確実に民主議員の数は減ってるので

政党助成金も減ります。

なので、小沢一郎氏も野田総理もなんとしても現在の議員数で来年に持ち込みたいとのこと。

そして、解党しても返金義務はありません。

(ブログ主つけたし:90年代末の新党ブームからの解党ブーム(私がいま作った言葉です)の

裏側は上記のような事情があり助成金目当ての側面もあったわけです。

ちなみに一時期話題に上った藤井裕久元財務大臣の消えた15億円も解党でゲットしたものです。)

 

2、政府予算案

 年が明けてしまうと自民党が与党として独自の予算案が出せなくなります。

民主党政府案を自民党政府として出すしかなくなります。

この民主性不安の代替案としては暫定予算案として限られたものしか出せなくなるそうです。

もし、自民が政権をとって予算案(民主案)を提出したら

マスコミがどのように報道するか想像に難くないですね。

さらに、赤字国債は国会を通さないと出せないのです。

まだ通ってませんね・・・・

自民政権が赤字国債法案を出したら、これもまたマスコミがどのように(以下略

 

東北震災復興に関して

 復興庁の設立、瓦礫処理法案、放射能除染予算法案、事故調査委員会設立法案

これら全てが自公からの議員立法だそうです。

これらは自民党HPで確認できます。

マスコミは一切報道してません。

 そして、民主は官僚の暴走を止めることなく、

また、民主自らの指示で復興予算を無関係なところへ流用してましたね・・・・

本当にうんざりします。

 

以上がマスコミに騙されるなという内容でした。

 

 そして、徴収からの質問タイムへ

 来ていたのは年配の方ばかりでした。残念なことです。


質問

 「原発事故についての対策はどうなっているんだ!?」

 

回答

 民主党が言うように2030年まで完全廃棄は電気代の値上げにつながるので出来ない。

 しかし、自民党としては1年かけて原発の整備規則やチェック事項の作り直しを行い、

2年間かけての原発のチェックと整備を行う。

都合3年間は停止したままになるとのことです。

 また、再生エネルギーの発展にも注視しつつのエネルギー対策案を作成中。

(この再生エネルギーについては急峻反原発派へのリップサービス的雰囲気がプンプンでした)


質問

 「いい加減憲法改正してくれ。9条守ってたら危ない状況になる」

 

回答

 自民党内ですでに新憲法の研究、草案と憲法前文の作成は行っている。

  

 

 

 他にも質問がありましたがくだらない上に、さいとう氏も上手い具合にあしらってたので省略します。

 

講演会終了後にブログ主が聞きました: 

・停止中の原発をもっと早く動かせないのか?

・火力発電の燃料の輸入増加(天然ガス輸入代金増加分は4兆円)に伴う貿易収支の悪化は?

・電気代の値上げに苦しむのは製造業ではないのか?

・また、そんな中でのデフレ対策ってかなり無理があるのでは?

と聞いたところ


「いや、そう言われてもピーーーー」とのこと

(ブログには乗せないことを約束して語っていただきました)

民主主義って難しいですね。

上記質問には時間のない中(明日さいとう氏は国会の質疑があります)答えていただきました。

まぁ、要約すると

「民意(理想論)と現実的な国民生活向上の為の政策に乖離があり、頭を抱えている

上記の質問の内容とあなたの危惧するところは良くわかっている。」

 

 千葉7区ではどう見てもさいとう氏が一番まともだったので応援はしていましたが

羽田孜氏の元にいた人でもあるので、ブログ主としてはかなり懐疑的な目で見ていました。

しかし、今回直接お話をさせていただき

本音と建前が上手で不勉強な民意をかわしつつ

マスコミの印象操作や叩きもかわしつつ

現実的な政策を進められる技量があると感じました。


 なので、ブログ主としては断然さいとう健氏はお勧めです。


以上

 尋乃121