平成4年4月24日付被告発人・被告訴人UHKの供述調書(テキスト) | 廣野秀樹\さらば弁護士鉄道・泥棒神社の物語(金沢地方検察庁御中)

廣野秀樹\さらば弁護士鉄道・泥棒神社の物語(金沢地方検察庁御中)

 殺人未遂事件として木梨松嗣弁護士、長谷川紘之弁護士を金沢地方検察庁に刑事告訴手続き中 (さらば弁護士鉄道\泥棒神社の物語)

 市場急配センター(石川県金沢市)の組織犯罪と加担、隠蔽をした弁護士らの物語(事実)。

供述調書
 
住居 金沢市XXXXXXXXXXXXXXXXXXX号
職業 会社員(市場急配センター株式会社)
電話 (勤め先)xx局xxxx番
氏名 UHK
昭和二二年八月二〇日生(四四歳)
 
右の者は、平成四年四月二四日金沢西警察署
において、本職に対し、任意次のとおり供述した。
 

私は今程言った住居地に家族と共に住み
平成元年三月から
金沢市二口町ト七八番地一
市場急配センター株式会社
代表取締役社長
MHK
に当初は、長距離トラック運転手
で働き始めたのですが 昨年の
平成三年一〇月から
配車係の立場で
運転手四〇名、車四〇台
を使い、荷主からの運送以来
を受けて、各運転手に行き先等の
指示を行っていますので、毎日
会社二階事務所で
荷主からの運送以来等
電話の取継ぎを女性事務員の
IHKさん
AAさん
と机を並べて仕事をしています。

ところで今月つまり
四月一日夜
私の会社運転手、廣野秀樹が
事務員のAAさんを
殴り、怪我を負わせ、現在
廣野秀樹は
金沢西警察署で逮捕取調べ
中であり
又、AAさんは、
石川県立中央病院で入院治療
中ですが、今もって
意識不明
の状態です。
この廣野秀樹君とAAさん
の関係について尋ねられますので
私の知っている事について話します。
話しをするに当り、以後
廣野秀樹君の事を 秀樹
AAさんの事を Aさん
として話します。

秀樹がAさんに暴力を振った原因に
ついて結論から言いますが 私の
考えでは、
現在、秀樹は離婚していますが、秀樹
が二一歳位、相手の女性が一六歳位で
結婚、
成人女性の心をしらないまま結婚
しているのです。
それに最近の若い女の子は、皆な、
誰れにでも明るく接する
様で、Aさんも
明るい娘さんで、自分から積極的
に話し掛けませんでしたが
会社運転手等から話し掛け
られたとき等
明るい感じで受け答えしていました。
こんな事から秀樹は、性格的に
無口な方で暗い感じの面があり、
Aさんの受け答えが明るかった
事から秀樹が
Aさんは、自分に好意をもっている
と思い込み、交際を申し込んだものの
再三、断わられ、
逆上した秀樹がAさんに
暴力を振った
と私は思います。

Aさんの入社ですが、確か 二年位前の
平成二年五月頃
ではなかったかと思います。
会社での仕事は、もう一人の女子事務員
IHK 五〇歳
と二人で
一般事務つまり、
伝票整理や給料計算等
が主な仕事です。
仕事に対する取組姿勢ですが
無断欠勤や早退等
一度もありません。
又、その日に残った仕事等文句も
言わずに黙ってやり、私の印象は、
最近の若い子にすれば、
無駄口も言わず
良い娘さんが来てくれ 又、
運転手達に対しても
問いかけに 明るく振舞い
本当に 仕事にも真面目で気が付く、
女の子です。
性格的には、落ち着きがあり、
相手の立場を常に考え
やさしい心遣いのある
持ち主です。
友達については、良く電話が掛かって
来ていた女の子で、Kさんと言う
人がおり、Aちゃんから
Kさんは 同級生で高校からの
仲良しだ
と聞いています。
仕事中にAちゃんにかかってくる電
話は、このKさんの他、男からの
電話は、私の知っている限り
ありません
ただ昨年の春頃の
平成三年の三月か四月頃、
と思いますが、当時会社で働いていた
YSK 二一歳
と交際していた様で Aちゃんが
このYSKに弁当を作って来て
いたときがありましたが、二人の
交際がどの程度の付き合いだったの
か知りません。
この二人の交際が、二・三ヶ月続いたようで
すが どうなって分かれたのか知りません。
YSKは、その後の去年一〇月頃、自分で
四トントラックを買った事
から私共の会社を辞め、自分でその時々
車持ち込みで各会社で働いています。
又、YSKは最近結婚しているはずです。

秀樹の入社ですが、元は私共会社と同じ
系列会社の
金沢市二口町 にあります。
市場輸送株式会社
から平成三年春頃私共の会社へ
運転手として入社しているはず
です。
秀樹の主な仕事は、
長距離トラック(一〇トン)の
運転手で
関東や関西方面
へ青果物を積み走っています。
仕事に対する姿勢は
他の運転手に比べ真面目で
荷主側の約束時間までに
必ず届け、遅着は一度も
ありません。

他の運転手のいやがる仕事も
すすんでやる
方で無断欠勤等ありません。
性格面ですが
強い者には下手に出る
反面 弱い者に対して
言葉使いも乱暴な話し方
をする。
私から見た限り、
口数か少なく陰気
で 時々何を考えているのかと思う
ところがあります。
例えば 社長が
お前等家族のために働いている
のだから働いたら働いただけ
金を払う等
と言うと、秀樹は、
俺は、家族のために働いとらん
国のために働いとる等
と反論したり
車についているカーステレオで
軍歌をボリューム一杯に
あげる等
突然私共では、理解に苦しむ様
なところがあります。

秀樹は、現在は独身の一人身ですが
結婚歴があり
奥さん それに
三歳と四歳ぐらいの子供二人
の四人家族だったはずです。
離婚したのが はっきり分かりません
が、昨年
平成三年五月頃
ではないかと思います。
離れた理由等詳しいことは知り
ません。
この奥さんは、何度か会社へ
秀樹の給料を取りに来た
事があり
その都度 顔等に包帯
をしており、通常夫の会社へ妻が
給料を取りに来る事自体めずら
しく
会社の運転手で給料を取り
に来たのは秀樹の奥さん
以外に居ないと思います。
私自身秀樹の家庭内の詳しい
事は知りませんが、
運転手仲間の話しでは
奥さんに頻繁に暴力
を振るい
子供に対しても壁にぶつけたり
して凶暴だった
と聞いておりますが、原因やその理由
等分かりませんし、直接見た訳で
もありません。

秀樹がAさんに好意をもっていると
私が最初に気付いたのは確か昨
年、つまり
平成三年一〇月頃
ではなかったかと思います。
私は会社の二階事務所で配車等の
仕事をしており、
AちゃんやIHKさん
は私の横で机を並べて仕事をし
ています。
こんな事から電話の内容まで
聞こえませんが、電話の相手に対す
る態度は分かるのです。
Aちゃんが電話を取り
本当に嫌そうに返事したり
することが多くなった
事から、私が
相手誰や
と聞いた事
があったのです。
このときAちゃんは
廣野さんからです。
付き合ってくれ、
といわれているのです、と言って
いました。
一〇
私はAちゃんからこんな話を聞き、
内心
Aちゃんと秀樹は
性格がAちゃんが明るく
秀樹が暗い方
で又、服装等を見ても
秀樹の方は
おしゃれするでもなく
話も話題に欠け、
日頃の二人の態度等どれを
取っても
雰囲気、性格面
から絶体に合うところがない
カップルになれるはずがない、と
思ったのです。
一一
秀樹がAさんに交際を迫っている
と知ってから
秀樹は、仕事先の県外から
事務所へ何度となく
電話をかけて来て、
私やIHKさんが、対応すると
これといった要件も言わず
電話を切り、
Aさんが電話を取るまで
しつこくかけていた
様でした。
こんなとき等私やIHKさんが
誰れからの電話
と聞くと、Aさんは、
廣野さんからです。
廣野さんの家等へ電話
してくれ等
といわれたと話し、本当に迷惑そう
な顔をしていました。
一二
去年一一月か一二月頃だったと思いますが、
仕事中のAさんに秀樹から
の電話がつづきその都度
Aさんが
迷惑そうな表情
をした事から、私は、IHKさん
Aさんを交えて話したとき
Aちゃんは秀樹のことを
好きでもなく付き合う
気持ちがありません。
それに電話を家にまでかけてきて
すきな人がいるから付き会
えない
と言っても廣野さんは
それは俺のことやろ等
と一方的に話すので困った。
納得してくれない等
と話していたのです。
こんな事をAさんから聞いた私
は、IHKさんと話し合い
秀樹にAさんを諦めて
貰うには、誰かの口から
Aさんは秀樹と付き合う
気持ちがない
と告げなければならないと考えた
のです。
しかし、私から話すと
秀樹の性格が思い込みの激しい
ところがあり、
意地を張るかもしれないと考え
IHKさんから
Aさんは迷惑しているから
電話等するな
と秀樹に言って貰うことにしたの
です。
この事は、Aさんも納得して
いました。
こんな頃、私は、秀樹と同僚の
HTNやYSN
にも秀樹に対して
Aちゃんは付き合う気持ち
がない、し、迷惑している
と伝えてやってほしいと話して
います。

会社の同僚で二人の仲をひやかした者はいま
すか、

私の知る限り、そんな者はいません
会社の者は、Aさんと秀樹は
性格的に合うところがなく
カップルにはなれない
と二人を見ていたと思います。
それにこの頃には、会社の者の
ほとんどの者が
秀樹の交際申し込みを
Aさんが再三断っている
ということを知っていたと思いま
す。
しかし、それぞれに運転手達は
男女のことであり、又、
Aさんが若くて、
仕事する娘さん
であった事等から気を使って
本人の前等では口に出さず
黙っていたと私は思っています。

昨年一二月、秀樹がAさんに何か
プレゼントしたことを知っていますか

当時は知りませんでした。
私が知ったのは今年二月頃に
なってからの事です。
Aさんが長い間秀樹からの
プレゼントを会社の机引き出しに
入れていたことをIHKさんから
聞いて知りました。
又、プレゼントの品についても
ネックレス
だと聞いています。
一三
今年に入ってからのことですが、会社の
新年会が
一月一〇日
山城温泉 せきや旅館
であり、
会社の者はほとんどが出席
このとき
Aちゃんや秀樹
も出席し、一泊で行っています。
このとき
Aちゃんや秀樹が個別に
二人だけで話していた
ということは私の知る限り、
なかったと思います。
又、運転手の
HTNや
YSN等

Aちゃんそれに秀樹
を含む
五~六人
で二次会だといって旅館から
出て外のスナックへ飲みに行っ
ているはずです。
一四
この新年会の席上では皆仕事を
忘れた気持ちで行っており、
ますが、絶体に、
秀樹とAさんが個人的に
二人で話し合っていた
と言うことはないはずです。
一五
秀樹からAさんにかけてくる
電話はその後もつづき
一,二月頃
にも何度となく、秀樹から
事務所で仕事中の
Aちゃん
にかかり、
それまで電話をすぐにとって
いたAちゃんが
次第に取らない様
になり、私やIHKさんが電話
の対応に出ると
何度も無言のまま切れる
と言ったことがあり、私やIHKさん
は、このとき
秀樹がAちゃんいかけ
てきた電話だと
思っていました。
しかし、無言電話の相手が秀樹で
あったとは断言できません。
一六
秀樹からの電話でAちゃん
が、その場で泣き出したことが
あるのですが、確か、先月
三月初め頃か中頃
だったと思います。
Aちゃんが事務所の電話を取り、
突然泣き出し、
あんたに関係ない
私の勝手やろ
なんで
そんなことまでいわれん
ならん
と言いますので、私やIHKさん
それにその場にいた社長の
松平さんの三人が何に事か
と思い、私がAちゃんに対して
誰れや
と電話の相手を聞くと、Aちゃん
は、
廣野さんです。
と言ったのです。
一七
Aちゃんの電話を取った社長は
廣野に対して
何言っとる
お前が帰ったら
話し聞いてやる等
と伝えていました。
電話を切ったあと社長は、Aちゃん
に対して
俺も話しに入るから
自分の気持ちをはっきり
廣野に言わんと駄目や
三人で一度話し合わんか等
と言いAちゃんは社長の言葉
に対して
廣野さんにはこれまで
何度も
交際することは断って
います。
と泣きながら言っていました。
私は、こんな秀樹のAちゃんに対する
想い込みを見て
秀樹はなんとしつこい男だ
Aちゃんが
何度も断り
事務員のIHKさんからも
Aちゃんに言い寄るのは
辞めなさい
と言われているのに、何を考えて
いるのか秀樹という男が分ら
なくなったのです。
秀樹からの電話でAちゃんが泣き
出した日から
1,2日位して
秀樹が仕事先から戻った後の
午後2時か3時頃
だったと思いますが、社長が
Aちゃんと秀樹
を会社近くの
フランディ
と言う喫茶店へ連れて行ったの
です。
この二人を連れだしてから
三〇分ぐらいすぎて
社長とAちゃん
が事務所へ戻ってきたのです。
二〇
戻った社長に対して、私は
話しは、どうなったん
と尋ねると、社長は
お互いもう一度はっきり
話し合い自分の気持ちを
伝えることになった。
と言いますので、私は社長に対して
Aちゃんが秀樹のことを嫌
だと言っているのに
その場ではっきり秀樹
に言ってやれば良かったのに
と話しと、社長は
秀樹もAちゃんともう一度
話し合えば、はっきりするやろ
と言いますので、私は内心
これまで何度となく秀樹に
対して
Aちゃん自身
からも、又、事務員の
IHKさん
それに同僚の
HTN君
YSN君
等から秀樹に対して
Aちゃんが付き合うのは
嫌だ
と言う事や
Aちゃんが秀樹の事に
迷惑している
つまり
交際する気持ちがない
と伝えているのに、今さら何の
話し合いやと言う気持ちで
した。
二一
Aちゃんが秀樹に暴力を受けた日

4月1日
の事ですが、私がIHKさんや
Aちゃんと三人で、会社事務所
で仕事していた
午前九時三〇分頃
だったと思いますが、電話を取った
Aちゃんが
嫌そうに電話応対
をしていた事から、私はAちゃん
に電話が終わった後
誰や
と尋ねると、Aちゃんは
廣野さんからです。
土下座して謝れ
けじめをつけろ
今日の夕方会わんか
と言われたと話したのです。
それで私は、Aちゃんに対して
一緒に行ってやるか
と問いかけるとAちゃんは
今度で廣野さんとは
最後にしたいし、間に入ると
感情的になるので、一人で
行きます。
夕方五時の約束です。
と話していました。
二二
秀樹は、この日前日から休みで
したが、
一日会社の運転手控え室等
でぶらぶらしており
午後三時か四時頃
だったと思いますが、秀樹が事務所
のAちゃんのところに来て
何事か話し出て行った
ため、私はAちゃんに
秀樹なんやったん
と尋ねると、Aちゃんは
廣野さんから
下で待っとる
と言われたと話したのです。
二三
Aちゃんの仕事中の様子を見ていた
私は
落ち込み悩んでいた
様に見受けられた事から
秀樹の約束の
午後五時少し前頃
にAちゃんに対して
俺も行くか
と問い掛けると
いいです。一人で行きます。
と言ったので、私は
行ってもよいが
別々の車に行け、一緒の
車には乗るな
どこかへ行くと言っても行くな等
と伝えたのです。
私がなぜ、こんな事をAちゃんに伝え
たかと言いますと
これまでの秀樹のAちゃんに対す
る常人からはずれた想い込み
の態度
や、Aちゃんへの電話で
殺してやる
ただですまん等
と秀樹がAちゃんに言っていた事
を、聞いていた事から
Aちゃんに気をつけさせ
注意する気持ち
から言ったのです。
Aちゃんは事務所を出て行く
とき
私、刺されるかも
と一言話して、出て行きました。
Aちゃんが出て行ってすぐに、Aちゃん
の言い残した
刺されるかもしれん
の一言が気になり、二階の窓から
見たとき
Aちゃんはもういません
でした。
二四
Aちゃんは日頃、自分の仕事中で
あっても社長や運転手達の
煙草買って来てくれ
の一言で、嫌な顔もせずにすぐに
動いてくれ、又
お客さんや運転手
に対して、
最近はインスタントコーヒー
を出していますが、今年の二月
初め頃まで
会社で買った
コーヒーメーカー
で仕事中でも手を止め、コーヒー
をたててくれる本当に気の付く
やさしい女の子でした。
二五
今となっては、Aちゃんに対して、力に
なってやれなかった事が残念で
なりません。
早く元気になった顔が見たい
と思っています。
UHK
右のとおり録取して読み聞かせたところ誤りの
ないことを申し立て署名指印した。
前同日
金沢西警察署
司法警察員巡査 橋本登志彦