広島のマツダ無差別殺傷事件に関連して考えた、会社における組織犯罪、個人への犯罪の構図と背景 | 廣野秀樹\さらば弁護士鉄道・泥棒神社の物語(金沢地方検察庁御中)

廣野秀樹\さらば弁護士鉄道・泥棒神社の物語(金沢地方検察庁御中)

 殺人未遂事件として木梨松嗣弁護士、長谷川紘之弁護士を金沢地方検察庁に刑事告訴手続き中 (さらば弁護士鉄道\泥棒神社の物語)

 市場急配センター(石川県金沢市)の組織犯罪と加担、隠蔽をした弁護士らの物語(事実)。

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posted at 11:40:50


http://bit.ly/d8EOTB について言及を始めます。まず自分の事件との関連としてあげられるのは、規模こそ違うものの会社内において起こった犯罪ということです。私の事件がどういう事件かは、まず江村正之検察官の論告要旨を読んでいただきたいと思います。 #h5_k
posted at 18:02:59


http://bit.ly/9r9DA8 が江村正之検察官の論告要旨です。内容も短く、タイプの活字になっているので読みやすいと思います。まあ、これが公益の代表者である江村正之検察官が行った。私に対する法的評価であり、そのままの状態で18年以上の年月が経過しています。 #h5_k
posted at 18:09:54


外形的な事実に関しては、ほぼ間違いがありません。しかし、内容や背景事情は全く異なっています。結論から言えば、同一の事実関係について、私は供述した関係者らを殺人未遂容疑で、金沢地方検察庁に告発、告訴をやってきました。 #h5_k
posted at 18:19:20


やってしまったことに間違いはなかったので、一審では全面的に非を認め、争うようなことはしませんでした。たぶん証拠採用されているので、関係者らの供述調書にも同意したかたちになっているのかと思われますが、どんな供述をされたのか、知ることも出来ませんでした。 #h5_k
posted at 18:22:56


平成4年の事件なので、現在とは異なる社会状況というか環境も多いと思います。ただ、はっきりしていることは、関係者の供述を全面的一方的に採用し、悪と決めつけた被疑者には、一切情報も与えないという、裁判を行ったということです。例えるなら横綱対子供の勝負。 #h5_k
posted at 18:36:32


これは実体験した乏しい情報からの推測ですが、江村正之検察官は、最終的な判断を裁判所に任せて、被害者が意識不明のまま、準強姦罪で起訴に踏み切ったのかもしれません。当時は、強姦罪の起訴は、犯人を知ってから6ヶ月以内という大きな制約も強制法規としてあったはず。 #h5_k
posted at 18:42:55


広島マツダ工場での無差別殺傷事件に対する落合弁護士のコメント http://ow.ly/276ou の続き、再開します。なるべくテーマに沿って、書きたいのですが、18年も前になると、記憶をつないで思い出すだけでしんどいこともあります。 #h5_k
posted at 22:32:22


被害者が人並み以上に美人で若かったこと、関係者の供述がわかりやすかったのか、知りませんが、谷内孝志警部補も江村正之検察官も、納得がゆきすぎるぐらいに納得した事件だったのかもしれません。とりわけ強調しておきたいのが、当時の若い女性に対する社会的評価です。 #h5_k
posted at 22:38:18


被告発人IHKも、事件前ですが、被害者となったAに対する評価として、「今時」という言葉をよく使っていました。とにかくこの事件の関係者は、口達者が多いです。実際、それだけに社会的な成功もおさめましたが、別の一面もありました。細かい話になるので、今回は深く立ち入りません。 #h5_k
posted at 22:42:18


自分は生まれて45年経ちますが、ちょうど事件を起こした頃か、それより少し後の時期が、若い女性に対する世間の風当たりの強い時期であったと思われます。それも主なものはマスコミ報道であり、実際のところは分かりませんでしたし、都会とも違っていたはず。 #h5_k
posted at 22:44:47


現在はネットも普及して個人でも情報発信が出来るので、事情はだいぶん異なるのではと思っているのですが、当時は携帯電話も普及しておらず、情報源というのはマスコミが独占していました。バブルの時代に重なりますが、世の中全体が浮かれた時期でもあったと思います。 #h5_k
posted at 22:48:05


私は当時、マスコミが先導する時代の風潮について、次のように考えていました。マスコミ関係者の一部が、個人的な欲望を満たすナンパ行為の延長として、女性のガードを下げるべく、いい加減に誇張した情報を流しているのではないかと。 #h5_k
posted at 22:53:08


インターネットも普及し始めた頃は、かなりいい加減であり得ないと思える情報を目にすることがありました。神様のように世の中全体を俯瞰できるわけではないので、正確なことなどわかるはずもありませんが、自分がそのような懐疑的な目を持っていたことは確かです。 #h5_k
posted at 22:55:58


マスコミや世間の風潮などより、重要な問題は、当時の警察官や江村正之検察官の社会認識の問題です。犯罪者以外は、人を疑うことのない邪心のない純粋な人たちだったのかもしれません。しかしながら、プロとしては重大な欠陥を持っていたと思えてなりません。 #h5_k
posted at 22:59:05


ただ、谷内孝志警部補にも評価すべき点はあったのかもしれません。ある程度具体的事実を聞き取り、調書にしてくれました。彼自身、刑事生活で2番目に長い、供述調書を作ったと話していました。しかし、それもあくまである程度の問題です。供述調書には実際に存在しない被害者の発言も #h5_k
posted at 23:04:54


散見されます。独断と偏見の強い、一方的な取り調べであったことは間違いないと思います。取り調べの出発点が、真実がなにかではなく、犯人は悪い、だから事件は起きたというような、筋道から進められています。 #h5_k
posted at 23:11:15


ひるがえって、広島マツダ工場での無差別殺傷事件ですが、報道をみるとこと、確かに精神に異常を来していたのかもしれません。加害行為を行った他の社員の名前もしらないそうです。大きな工場なら、名札ぐらいつけていると思いますし、本人の話が現実とかみ合っていないのでしょう。 #h5_k
posted at 23:14:47


しかし、会社においてなんらかの要因が重なって、最終的に事件にまで発展した可能性はあると思いますし、落合弁護士もおおむね、そのような見方をしているのかもしれません。この要因のいくつかは、今の社会全体にも共通する問題だと思います。そのあたりは、私自身、身を以て #h5_k
posted at 23:18:53


経験してきたことでもあります。ここで私が強調しておきたいのは、私がどのような事件を起こしたか、というより、どのような状態にあって事件を起こすに至ったかという過程の問題です。すべては現実以外の仮定の可能性になりますが、あと一歩で本当に発狂していたかもしれません。 #h5_k
posted at 23:23:27


実際私は平成5年に1ヶ月間の入院を伴う精神鑑定を受け、本当に病気になった人と接し、生の声を聞く機会がありました。いじめや脅迫を受けていた人で、ある日のある時点を境に、発症しおかしくなったと話していました。顔から表情の消えた青年や、小便が自分で出せなくなったという #h5_k
posted at 23:30:39


身体的症状も現れ、かなり回復したという私が出会ったときも、その症状は治っていませんでした。自分は精神科ではないので詳しいことは分かりませんが、精神に大きな負荷が掛かり続け、壊れたようにおかしくなるとき、その変化も個人差があるものと思えます。 #h5_k
posted at 23:34:50


広島マツダ工場での無差別殺傷事件の犯人も、その一つの症状の現れだったのかもしれません。いずれにせよ、この広島の事件の場合も、マスコミの報道以外の資料はなく、裁判が始まれば違ってくるのかもしれませんが、具体的に詳しい事実というのは知る由もありません。 #h5_k
posted at 23:39:04


事実を解明する上で、関係者の供述というのも、重要かと思います。自分に不利なことを話す人は少ないでしょうし、組織的に暗黙の了解で隠蔽するということ少なくないのかもしれないです。また、その真偽の検証を警察に頼るというのも、無理があったのかもしれないです。 #h5_k
posted at 23:45:26


長い間、刑法の勉強もしていないので変わっているところもあるのかもしれないのですが、日本の刑法というのは、個人の行為を対象にした評価であると聞いています。専門的にいえば、構成要件に該当する、違法、有責な行為が、刑罰の評価の対象になるはずです。 #h5_k
posted at 23:51:50


構成要件とは、予め明文の法律に定められた犯罪のことですが、大きく自然犯と行刑犯(?)に分かれているそうです。前者は殺人や泥棒など、ごく自然に誰もが悪いと思っているような行為、後者は、廃棄物の不法投棄など行政目的をもって定められた罰則のことであったと思います。 #h5_k
posted at 23:57:49



次に必要なのが違法性ですが、正当行為、正当防衛、緊急避難というものが、違法性阻却事由としてあり、詳しいことは知らないし、学者の諸説もありそうですが、それらに当てはまらないことが、犯罪成立の必要要件となっているのではと思います。 #h5_k
posted at 00:00:49


次に必要な3つめの要件が責任能力であり、ここでよく問題になる、心神喪失や心神耗弱が出てきます。とりあえず、ざっと書きましたが、このあたりが刑法の基本的な枠組みであり、プロの法律家たちは、資料を眺め、気が向いたら質問などして、判断しているんじゃないかと思います。 #h5_k
posted at 00:05:11


とにかく個人の行為を対象に評価をするというのが、刑事裁判の定石というか基本だったんじゃないかと思います。余計なものはすっぱり除外する、という判断も同時にあったのかもしれません。まあ、このあたりは罪刑法定主義ということで、人権保障や民主主義の基礎にもなっているようです。 #h5_k
posted at 00:12:40


平たくいえば、私個人の罪を評価するのに、背景事情など無関係と判断されたのかもしれないです。あまりに簡単に済まされたので、そのあたりの私の方からの評価も難しいところですが、まな板の上の鯉と同じで、どうにか出来るような状況でもなかったと思います。 #h5_k
posted at 00:18:33


被害者本人が意識不明のまま、回復が絶望視された状況で、関係者から話を聞き、供述調書が作られましたが、それを私が目にしたのは、最高裁での上告審になってからのことで、事実審が全て終わったあとのことです。そのあたりは、5月の初め頃、このTwitterでも詳しく書いてあるはず #h5_k
posted at 00:27:53


です。私が残念に思い、取り返しがつかないと悔やむのは、その関係者の供述調書の内容も貧弱で、具体性に乏しかったことです。逮捕されてから福井刑務所を出て自由の身になるまで4年10ヶ月の期間が過ぎていました。この間にも、当然記憶の減退はあったと思います。 #h5_k
posted at 00:33:36


他にも色々な不満、疑問、不安が多く、本当に落ち着いた気持ちで、事件を振り返ることも出来ませんでした。ようやく事件当時の被害者本人の気持ちについて、自分なりに納得の出来る答えを見つけるまで、10年以上の時間を要したと思います。 #h5_k
posted at 00:36:33


まあ、生涯重い後遺症を負うことになった被害者のことを考えるならば、4,5年というのも長い期間ではなかったのかもしれないです。しかし、その一方で殺人でももっと軽い刑はざらにあるはず。その後、次の事件で2年半ほどのおまけ付き、だいたい7年半ほど拘束されていました。 #h5_k
posted at 00:44:03


平成15年にインターネットで事件の情報公開を始めた頃は、事件から11年目だったのかな。そのうちの7年半が刑務所や留置場の中にいたわけですから、実質的にみるならば、スタートラインは、そんなに昔の話でもないと思います。問題は次の通過点が2年を切っていること。 #h5_k
posted at 00:55:21


次の通過点とは、民事の不法行為法の20年の除斥期間のことです。基本的には3年の時効で、時効には開始点があるのですが、その開始点にかかわらず権利が消滅するのが20年だったと思います。このあたり否定した判例も既に出てますけど。 #h5_k
posted at 00:59:35


権利行使が可能になった状態を、時効の起算点とした判例もあったかと思います。殺人未遂での15年の公訴時効も3年前に過ぎています。その一月ほど前に、担当であった遠塚さんを通じて、電話で検察官に面会を強く求めましたが、断られました。既に織り込み済みで #h5_k
posted at 01:03:06


公訴時効など問題にしていなかったのかもしれません。そもそも被告発人、被告訴人らは、逃げも隠れもせず、ただただ、無視し続けてきただけのことです。放免になったという解釈が通用するのかどうか、分かりませんが、殺人未遂は親告罪ではないので、告訴も告発も不要なはずです。 #h5_k
posted at 01:08:26


時間も遅くなったので、このあたりで一区切り入れ、アメブロの方に記事として転載しておこうと思います。本当は精神鑑定が争点にされた控訴審について言及する予定でいたのですが、広島の事件とは余り関連もないような気がしてきたので、別の機会にします。 #h5_k
posted at 01:15:04