北区東十条の線路脇に
地蔵坂という坂があり
坂下に紫陽花がさいていました
東京はつくづく坂の多い街だなと思いながらも
その細く急な坂を歩くと
右手に小さな階段があり
そこを登ると
祠があり
赤い前掛けのお地蔵さまが
祀ってありました
説明書きを立ち止まって読むと
本地蔵尊の建立年代は不明とのことです
地蔵さまは風化が激しく
表情もわからず
庚申塔は
黒ずんでいますが
花が供えられ
蝋燭や線香が置かれていて
地域の人々の信仰が
厚いのでしょう
この辺りは
街並みも街ゆく人も温かみがありそうで
とても住みやすそうですね
そんなことを思い家に帰り
冷酒飲みます
陽が伸びて
雨戸閉める時間が
遅くなりました
(東十条子育て地蔵尊説明書き)