セローで行く「つま恋 バラギ高原キャンプ場」その三

 

テントでの目覚めは日の出と、鳥たちのさえずりで。もう少し寝ていたいのだけれど、テント内は暑くなってくる。

 

寝ていられないので、シュラフや、マットを畳んで外へ出る。今日もいい天気だ。タープもフライも夜露に濡れていないのがありがたい。

 

 

まずはコーヒーを飲もうとメスティンで湯を沸かしドリップ。朝食は、目玉焼きとベーコン、きゅうりを挟んだトースト。学生時代にバイトで喫茶店の厨房に入っていたこともあり、この辺りの手際はいいのかもしれない。グリーンのタープの下なので、映像はすべて緑がかっています。

 

 

ちなみに今回はホットサンドトースターと、目玉焼きが焼けるようにフライパンの蓋も持ってきています。

 

 

鳥の囀りを聞きながら、朝食をとり、2杯目のコーヒーを飲んだら、撤収とする。

 

テント、タープ、テーブルチェア、などをパッキングしセローに積み込んでほっとしたその後のこと。トップケースをパチンと閉めたら…。

パンツのベルトループに付けていたキーチェーンのトップケースキーとセローのキーを閉じ込めてしまった。GIVIのトップケースはキーの閉じ込めが多いので注意するようにと思っていたのに、やってしまった。

 

なんてことだろうと頭は真っ白になった。キーがなければセローは走らないので、これからバスと電車を乗り継いで家に帰り、来週末にスペアキーを持って戻って来るのか?最悪の対処方法を一瞬のうちに考える。

 

でもまずは、ベルトループに付けているキーチェーンを引っ張ってみよう。GIVIのトップケースの蓋の隙間を手でこじ開けながら、グリグリと。すると意外にもキーが抜けた。助かったぁ、と一安心のため息。

 

これでセローも走るしトップケースも使って帰ることができる。いろいろあるな。今回のキャンプツーリング。でも旅とはこんなアクシデントの連続なんだ。結局セローの荷造りに1時間くらいかかってしまって出発は9時になってしまった。

 

帰路は北軽井沢から榛名湖へ県道54号を走る。この道も初めての道だが、走り屋の車が多い。コーナーが続く長い山岳道路で走り屋さんには魅力的なのだろう。倉淵の里を通ると再び山岳道路で榛名神社を過ぎると榛名湖へ続く峠道。この道は緑濃い森林にの中を行く長い長い林道だった。

 

 

県道54号を抜けて榛名湖湖畔で一休み。

 

バイクで走っているときれいな景色に多々出会うのだけれど、最近は止まらずに走り続けてしまうことが多い。あとから思うと、感動の絶景が映像に残らないので残念と思うのだが…。でもそれでもいいじゃないかと思ったりする。

 

榛名湖からは伊香保経由、渋川伊香保インターより帰ろうと走る。伊香保グリーン牧場まで来ると気温が一気に上がるのがわかる。でも、渋川伊香保インター手前で給油タイミングを逃してしまい、GSを探して一般道を走ることに。探すほどにGSは現れず、結局高崎インターより高速に乗り帰宅した。

 

帰宅は15時くらいだったか。暑さに朦朧としながらも無事故無違反で帰れたことに感謝しよう。

 

今回のセローの燃費は45km/L 

積載能力はNinja1000よりも高い。