5月14日から始めた秩父三十四観音霊場めぐりが、11月13日終わりました。図らずもピッタリ6ヶ月で結願したことになりました。春、麗の五月から、夏を超え、紅葉の十一月に秩父三十四観音霊場めぐりの小さな旅。今回は二十六番から三十四番を妻と巡礼したので振り返り記しておきます。

 

秩父あしがくぼの道の駅では冬野菜が並び始めました。バイクライダーもいましたが、朝は冷え込みが厳しくとても寒そう。

 

 

*第二十六番 万松山 円融寺 臨済宗建長寺派

 

民家の並ぶ車一台がやっと通れる細い道を一本誤って入ってしまったのでバックで戻り到着。本堂は来年の春まで改修中ということでした。

 

今日は雲一つない晴天。

 

*第二十七番 竜河山 大渕寺 曹洞宗

 

秩父鉄道影森駅近くにある大渕寺。貨物列車の汽笛が聞こえます。

 

本堂から石階段を登って行くと観音堂、月影堂があります。閑静な境内の庭園。

 

*第二十八番 石龍山 橋立堂 曹洞宗

 

観音堂は橋立鍾乳洞近くの大きな岩山の中腹にあり、急な石階段を登って行きます。境内には二頭の白馬のお宮もありこの地で馬が大切な生き物だったことが偲ばれます。

 

境内からは、奥秩父の山並みと眼下の茶店や納経所の建物が見えます。

 

*第二十九番 笹戸山 長泉院 曹洞宗 

 

道の駅あらかわの近くにある長泉院。参道入り口には枝垂れ桜と地蔵尊が出迎えてくれます。

 

黄色い実がたわわに成るゆずの木があり、広い境内を進んでいくと大きな本堂があります。

 

*第三十番 端龍山 法雲寺 臨済宗建長寺派

 

秩父巡礼霊場の最も西に位置する法雲寺。僕たちは車ですが、歩いて巡礼する人にはこれからきつい距離が続きます。境内には小さな池もあり美しい日本庭園になっています。

 

参道に並ぶ数々の石地蔵。崩れた地蔵様もあり時の流れを感じます。やがて路傍の石になるのでしょう。

 

*第三十一番 鷲窟山 観音院 曹洞宗

 

参道入り口に仁王尊像が2体ありました。明治元年完成、日本一(大きな)一本石造りの仁王尊と説明書きが掲示されています。

 

本堂は長く急な石階段を登って行きます。石段は二百九十四段あるそうです。登りきると大きな岩盤を背に本堂が建っています。

 

*第三十二番 般若山 法性寺 曹洞宗

 

このお寺もも少しの石階段を登って行きます。

 

本堂がやがて現れますが、さらに階段が続き高いところに観音堂が見えますが、1時間ほど時間がかかるということなので諦めました。

 

六地蔵の石仏がありました。衆生の六つの苦患を救うとされる六地蔵様。

 

*第三十三番 延命山 菊水寺 曹洞宗

 

菊水寺の本堂は土間になっていてその奥にに御本尊がまつられています。納経所も本堂の中にあります。天井には絵画や彫刻があり目を惹きます。本堂内の撮影は憚られましたので映像はありません。

 

*第三十四番 日沢山 水潜寺 曹洞宗

 

いよいよ最後のお寺 水潜寺まで来ました。駐車場から階段を登って歩きます。

 

本堂でお参りし、隣の納経所にて御朱印をもらいます。

 

今日は少し無理をして九つのお寺を巡礼し結願となりました。気まぐれに始めた最初の一回だけは一人でバイクで巡礼しましたが、その後の四回は妻と車で巡礼しました。二人で歩く秩父路は思い出深いものとなりました。また、この半年は様々な変化がありました。退職後に崩した体調も回復し仕事も始めている今日この頃。納経帖の最終頁に結願日と思い出に自作短歌を小筆で書き入れておきました。

 

 

いつの日か 妻や子ども達が、見たらほのぼのしてくれるかもしれません。