人様がお休みしてる時にわざわざ外出する必要のない身の上なのでゴールデンウィークは家こもり。外へ出たのは天気の良い日のジョギングくらい。走り終えて自販機で買った水を公園で飲むのが癒やしの時間。見上げるとツバメが飛んでいる。風に体を任せて浮いていると思うと、翼をはためかせ、急降下したりする。キャンプツーリングにも行きたい季節だけれど。

 

この国は、いつまで新型コロナと呼ぶのだろう。COVID-19は2019年の19。もはや新型ではないだろう。手強いウィルスが僕たちに執拗に挑んでいる。だが元を正せば、災害は人が自然を侮る時に起こるのだ。

 

SDGsなどとまことしやかに言っているが、言葉だけが一人歩きしていないだろうか。レジ袋を使わないけれど、ゴミ捨てには百均で買ったビニール袋を使っている。消費財はほぼ全て、プラスティックで包まれている。車に乗れば排気ガス。スマホを使えば化石燃料で生産された電気を消費。風力発電は遅々として進まず、原発の代替電力にはほど遠い。

 

政策を議論できない政治家と、志をへし折られた官僚がその場しのぎの仕事を続けている。

 

今、民主主義が試されている。高度に情報管理されている中国がコロナを押さえ込み繁栄している。国民の自由と権利を尊重する国に未来はあるのか。輝いていたアメリカはどこへ行ってしまったのか。アメリカを夢見ていた日本はどんな夢を描くのだろうか。

 

昔は良かったなどと言いたくはないが、ゴールが見えない中でどこに行こうというのだろう。