天気予報では晴れて暖かくなると言うので、セローのエンジンをかけて国道299で佐久まで行ってみようかと9時に家を出た。いつもの成木街道から正丸峠を超えて秩父へ向かう。渋滞の秩父市街を抜けると小鹿野の牧歌的な景色の中をソロソロ走る。道はやがて細くなり志賀坂峠にさしかかる。標高が高くなるに連れて気温も下がり街道沿いの温度計が14度と表示していた。晴れの天気予報もはずれたようで、空は厚い雲に覆われていてなぜか路面もウェット。ちょっとテンションが上がらない志賀坂峠だった。峠を超えると群馬県神流町。恐竜センターというところで最初の休憩。予想外に寒いのでジャケットの下に一枚羽織りネックウォーマーをつけた。時刻は11時半。昼にはちょっと早いかとすぐに出発。
しばらく進むとすぐに道の駅上野が現れたので、ちょっとこれからどうするか考える。何しろ天気が悪くて十石峠を超える意欲が失せていた。
とりあえず何か食べようと、施設内へ入ってみた。レストランも併設されていたが、美味しそうなおにぎりが売っていたのでホットのお茶も買って外のベンチで食べることにした。
大きなおにぎりだったけれど、塩やソースなどの味付けがされていないので、なんともおいしくないおにぎりだった。残念。そして十石峠方面の空を見るとガスっているのであっさり予定変更して来た道を折り返し帰ることにした。
帰り道は、時間にも余裕があるので所々で立ち止まる。山里の集落に桜が咲いていたり。
赤平川と言うらしい。川のほとり。
正丸峠を超えて、有馬ダムを過ぎた入間川沿いにあった神社の階段があまりにもにぎやかだったので立ち止まったり。星宮神社というらしい。
丸太で作ったオブジェが階段上まで並んでいて楽しい。そして午後3時くらいには家に到着して、セローと黄砂でどろどろになった車を洗車した。今日は、思ったような好天に恵まれないツーリングだった。そしてセローでのツーリングは気軽に出発できるのだけれど、高速に乗りたくないので、遠くへ行くにはそれなりの覚悟が必要なんだなってあらためて気づいた。





