こんにちは。
(肺がんとは全く関係のない記事ですみません😅)


私は、技官さんじゃないけど、学生が壊した装置や回路などをよくこうして修理しています😅


これは今日行った作業ですが、

結構職人的な技量もいる銀ろう溶接というものです。

 

嘆かわしいことに学生のみならず、

最近の大学の若手の先生はこういった作業がまず出来ないんですよね😣

私が学生の頃は、研究室に予算があまり(というかほとんど 笑)なかったこともあり、研究をしようと思えば必要な装置のほとんどは、すべて自分で作るしかなかったので、自作していました。

でも、最近の学生さんは違います。
「研究に使う装置なんか目の前にあって当たり前!」

このギャップが研究に対する向き合い方の違いとしてとても強く表れてると思います。


今日行ったのは(写真)、真空容器内の装置にガスのリーク(漏れ)が生じて真空度が上がらなかったので、リーク個所を調べて溶接して修理していますが、業者に依頼したら分解組み立て検査費含めて30~50万円?
自分でやれば、溶接に必要な材料(銀ロー棒とガス代)だけなので千円程度?

 

うちの学生に見学に来い!

と言ってもこの装置を使っている当事者のみ手伝い来ました。

 

私は、貧乏研究室だったため(笑)、溶接技術、機械加工技術、ガラス細工など、普通技官さんに依頼しないと無理な作業も自分でできるように技術を見よう見真似で習得しましたが。

最近の学生は違いますね(笑)

取りあえず、煩わしいことは嫌いなようです(もちろん中にはこういった研究者とは異なる作業に関しても興味を持ってくる学生はたまにいます)

 

裕福な研究室にいて、研究のためにそういった技術を学べと言っても確かに無理なので、これ以上はやめときます(笑)


こういったお金の問題だけではなく、自分で修理すれば1日程度、外部に発注すれば数週間。
研究はある意味時間を競いますが、研究の遅れは必須ですよね。

いつしか日本のGDPも今朝の新聞ではドイツに抜かれたとか😣

今の状況では無理かと思いますが、

技術立国日本を、若い方たちには是非とも再現してほしいですね。