これも2年前の記録ですが、術後の一番辛い時に大変お世話になった天使のような(笑)看護師 Kさんのことです。
以前、足を骨折してプレート挿入手術を行ったとき、自分なりにかなり厳しいリハビリを課して、折れた骨の接合を驚くべき速さで実現し、プレートの抜釘もたったの4カ月で行っていただきました。
また、下顎の骨を骨折したときには一カ月間ワイヤリングされて、ワイヤーを外してもらった後は口が1cmほどしか開きませんでした。このときも自分なりのリハビリということで、自動車のバッテリー用のブースターケーブルのクランプを使って(笑)、くっついた顎の骨がまた外れるかも?また顎の筋肉が切れるかも?と思うくらいの厳しいリハビリを課したことで、わずか2週間ほどで5cm程度まで開くようにできました。
どんなリハビリも凄く辛いし、痛いし、また大変ですが、痛くても、辛くても、それらに耐えてしっかりとリハビリをしない限りは改善は見られないということを、この肺腺がんの手術のあとでも改めてしっかりと実感させていただきました。
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今回の病棟での入院生活で
一番お世話になったのは看護師のKさんです.
まだとてもお若い看護師さんなのに,
彼女に抱いたイメージは
行動がテキパキとしていて,
患者に対してとても責任感のある方
という印象でした.
病棟での入院看護の場で
病気と闘う患者のことを真剣に考えたとき
看護師さんは,
時には心を鬼にしてでも
厳しいことを言わざるを得ないことは多々あると思います.
というか
患者の状況を的確に判断して,
言うべきことはたとえ厳しいことでも
しっかりと言った方が良いと思います.
私の場合も,
やれば回復が早くなるという確信があってのことだったと思いますが,
あの超低血圧の異常事態のあとで
「歩きますよ!」
と言われたときは,
「えっ!マジで?」
と彼女の言葉と自分の耳を疑いました(笑)
人生ではじめて起きた
あの朝の異常事態のことを思い出すと,
そのときは全く自信もなく
少なくとも今日は絶対に無理だと思い込んでいましたからね😅
ただ,
昨晩のICUの両隣の患者さんのことを思い出すと,
「ぐずってばかりもいられねえ!」(笑)
「いっちょ,やったるか!」
という気持ちに切り替われました.
カーテンで仕切られていたため
一度も顔は合わせていませんが,
ある意味あの両隣の患者さんたちに感謝ですね(笑)
このときにやる気モードにさせてくれたお陰で
その後は見る見るうちに,
急速に回復していった自分がいました.
もちろん,
それを患者に言うからにはしっかりと患者を観察しておく必要もあると思います.
私の場合は,
一瞬酷い状態に落ちてしまったものの
朝,昼としっかり食事も摂れているようだし,
血圧も正常値に戻り,
熱も本人が全く気にしていないレベルのようなので
あの鬼のような一言(笑)
(いえいえ,天使のアドバイス!)
が出たのだと思います.
そして,そのおかげで一気にやる気モードに切り替わり,
日に日にすごい速さで回復していくのが自分でもすごくわかりました.
入院期間中の一番辛かった3日間を担当していただき,
その後もいろいろとありましたが,
本当に彼女が要所要所で担当してくれたお陰で,
退院後を含め,回復がすごく早かったと彼女には心から感謝しています.
また看護実習であんな優秀なKさんの下で
少し厳しかったかもしれませんが,
最初に指導を受けられたOちゃんも幸せ者でしたね。