どうも!!!!


まきとです!




早速ですが酷評たっっっぷりの
「シン・仮面ライダー」観てきました!



あいも変わらず観た後車の中で感想をこうやって打ち込んでるわけです。







感想を結果から言いますと、、、









いや











めっっっっっっっっちゃ良かった!!!!!








酷評多かったからどんなもんだと思ってたんですけど、観たら本当にめっちゃ良かった!!




台詞、演出にチープ感があえて入れ込まれてると感じました。まさに令和と昭和の融合。



そこはもっと深掘りしてほしいよ!とか
え!?なぜ!?そうなった!?!?とか


そういう細かい理屈はご都合主義です!ってのはすごく特撮のオマージュ感があった。



これを言い出したら作り込みが甘いってのは特撮の原作オマージュで片付けられるやん!なんて言えてしまうけど



そんな作り込みが甘いような監督じゃないのはみんな知ってるわけです。



なので僕はこの甘さは"あえて"入れ込められた原作オマージュなのではないかと僭越ながら推測してます。




原作崇拝と、監督の独自性をぐちゃぐちゃにマッチングさせたその不完全さがまた奇妙で、でもすごく僕にグッサグサハマりました。



僕も特撮は好きだけど、特撮のアクションシーンは小さい頃から疑問があって、、、



傷がつかない身体、無限の体力、剣と銃の無意味さ。



これは戦いでは無くショーであり、それを魅せた後に勝ち負けが存在している。



そして戦いが終われば勝者の正義だけが残り、勝った方は心に傷を負うこともなくホームに帰る。

それ自体に尊さは感じてはいました。



でもその心と身体も無限の強さがあるショーよりも、戦う前に会話で和解できないのか。


その和解が交渉炸裂し、相手を倒してまで手に入れたい正義の理由、誰かを倒してまで手に入れるモノだったのか、などそっちの方が興味があったんです。


だから特撮ヒーローもスーパー戦隊モノより、一人一人のストーリー性がある仮面ライダーの方が好きだったわけです。


今回のシン・仮面ライダーはそれが僕の中ですごくしっくりきていました。



いやーまぁ、僕エヴァから始まり、庵野監督作品のファンではあるんですが、もちろん盲目的にファナティックであるわけではないのですよ。




ん????????




って思う部分もあるし、あー、、ここはオマージュを入れない方が作品としての完成度は高くなるのにな〜って思う部分もあったりします。





けど創作というものは、決められたものは存在せず、正解は個人の中にあります。



なので、そこでこうした方がいいよなぁ、ってモノよりもその人にとっての大事なモノを入れたくなることもあります。



まぁなにを演出しようがその監督の独自性であるわけです。




「ここでこうした方がいいだろ!」


「なんでこんな演出にしたんだ?」


「寒い、クサい、ダサい、しょうもない」




などなど、言いたい放題ですね、観る方は。




他人の独自性の塊を観ているのに、自分の独自性を介入させている。



まぁ人には合う合わないがありますので、王道が好きなら無理して王道以外に手を出さなくてもいいんじゃないか、、、?と思ったりはします。




正直そんな王道で、予想が出来て、ここでこんな演出が来たら完璧!、、、なんてアニメの最終回の盛り上がりでオープニング曲を入れてくるような演出とは真逆にいる監督が庵野監督なわけです。



あと、昔の仮面ライダーが好きなら昔の仮面ライダーを観ればいいわけです。



とか言ってるけど、、、監督本人は
自分がこういう作品を作りたいじゃなくて作品のクオリティーが大事って言ってんだよな、、、





ま、まぁ!!!!はい!!!
そんなことは置いておいて、、、





ここからはネタバレも含みます!
観た人や、ネタバレ大丈夫って人は続きを観てくださいまし!!!







僕は映画を観る時、その作品のテーマを探すのがすごく好きなんです。



正解かどうかは置いておいて、自分の中でその作品のテーマを推測するのはとても大事な事だとおもっています。



シン・仮面ライダー



僕の中でのテーマは


「優しい(弱い)人が強い力を持つこと」です。



優しさとは弱さ。


けれども強さというものは優しさから生まれます。


強い力というのは優しい人が弱さを乗り越えた先に手に入れられるモノだと僕は思っています。



けれども本郷猛は弱いまま、強い力を手に入れてしまいます。


いつものヒーローとは違く、
弱い心のまま、無限の強さを手に入れてしまうのです。



なので、人を殺すという事に罪悪感や背徳感を感じています。


その描写を引き出すためのあの戦闘シーン。
殺し合いなんですよ、リアルさを追い求めた。
視聴者が本郷に共感しやすいように。


そして演技もすごく良かったです。
あの震えてる感じ、何かを堪え、何かに怒り、人は限界に達していると震えます。



本郷は弱い自分に必死に抗っている。
優しさと強さを兼ね備えるために。



その抵抗がハートフルに伝わってきました。。。


まぁそれは抜きにして、僕にはすごく刺さった。
カンフーみたいな格闘シーンよりも。



もちろんカンフーも大好きですけどね(笑)



まぁそれは置いといて、、、




本郷は何が正義なのかわからない。

自分の正義に強さが無く、迷いやブレがあるんです。


でも緑川博士の死で、娘であるルリ子を守るという強い正義を持ち始めます。


戦いを繰り返していく内にその正義は強くなっていきます。


その内に、ルリ子を守るということはルリ子の大切なモノも守ることだという事に気づき、ルリ子の大切にしていた人やモノまで守っています。



これは愛だと思っています。




そしてルリ子はそんな本郷の愛、絆、信頼に惹かれていきます。



ルリ子と「寝たのか?」という発言に「そういう関係じゃない!」と強く反発したのは強い愛ゆえだと。


そんな簡単なモノで語れる関係じゃないと、2人の絆、愛を侮辱された気持ちになったからだと思ってます。


まぁその関係に至ったまでの描写が少ないって言いたいんだろ、、、それはわかるよ、、、



まぁまぁ



そしてルリ子を失った本郷は、復讐では無くルリ子の信念を守り抜くために戦いに挑みます。



愛が深ぇ、、、、、、、、





んで、格闘シーンに関して言うと、今までリアルな戦闘だったのに最後の仮面ライダー0号のカポエラは急な演舞じゃねぇか!



、、、と言いたい気持ちもわかります。



僕的には、こういう解釈をしています。


本郷に共感させるための戦闘シーン。


そしてその必要がなくなったラストは特撮っぽい演舞の戦闘シーンをやりたかったのではないかと


それが統一性のない戦闘シーンと言われている正体なのではないでしょうか。


まぁ正直、敵違うのに統一性ってなんだよって思ったりしますけどね(笑)



あぁあと機械的な量産型の仮面ライダーも機械的な動きで奇妙さがありましたね。


これも賛否あるみたいですけど、まぁ知能が高くて常に最善のコースを常に選べる個体が複数いるなら、バイクの運転は機械的なまで同じ動きになって当然と思いますけどね、、、




まぁそんなことよりも、、、




仮面ライダー2号、本当好き。



ほんっと最高だった。



1号と2号のコンビ最高。



あのラストのセリフも最高に好き。


「これがお前の優しさか」


いやセリフうろ覚えですけど、もう最高。



なんなら俺二人の絆にちょっと泣きそうになってたところある。




あとさ、、、、、、、、、、、、、




シーン毎に背景が良過ぎるんだがっ!!!!





ドエモ背景で撮る天才!?!?!?!?!?







はい。





なんかこううまくまとめることはできないですが、昔の仮面ライダーを期待してみると何か違う、、、


けど、今の時代にめっちゃ刺さるかと言われれば違う、、、



なのでシン・仮面ライダーとして両方を踏まえて観ると、また違う目線で観れて面白いんじゃないでしょうか。




僕はとても好きでした。


パンフレットも買っちゃいました。
久しぶりですパンフレット買うの。


いやなんか全部を語れてない気がしてならないけど、、、、、
ちょちょ疲れちゃったのでここまで!
もうかれこれ車の中に2時間いるよ、、、





そいじゃ!!!!!!!