エクセルの機能にパワークエリという便利な機能がある。

クエリとは、「問い合わせる」という意味でここではエクセルのファイルやシート同士を照合、結合して一つのテーブルにしたり必要な情報のみ纏めて整理する事が出来る機能である。

 

 

知っていると間違いなく仕事などで時短に繋がる仕組みなのだが、そのパワークエリをMacで使って勉強しようと試みたが、Windows版と比較して色々機能が欠如しており、思った以上にMacでエクセルが使い物にならないというのが今回のお話。

 

背景を簡単に説明すると、自分は工場勤務で働いているが、昨年から現場職から総合職の仕事に移った関係で、データの整理や分析のためにエクセルを駆使する必要が出てきた。

色々勉強中だが、覚えておいた方が良いなと思ったのがこのパワークエリだ。

 

最近、機械のログデータを整理・分析する必要があり、ログデータを抜いてみると日付ごとに1つのCSVファイルになっていた。

これを1つ1つ開いて確認するのは大変面倒。また、エクセルファイルを何度も開くので画面を切り替える必要もあった。

それを1つのファイルに結合して見やすく出来ないかと考えた時に思い出したのが、パワークエリだった。

早速使って見たのだが、参照しなくていいファイルまで参照して結合してしまった。

それを削除してやり直すという非効率な事をしてしまい、一応時短にはなったが使いこなしが足りないなと感じた。

 

使いこなしのため勉強しようとこうやってMacで休日にやっているのだが、Macのエクセル内にあるパワークエリは、機能が色々欠如していることが分かった。

 

その1つがエクセルの「データ」タブ内にある『データの取得と変換』の機能だ。

ここがWindowsだとデータの取得の隣には、『画像から読み込む』の他に『テーブルまたは範囲から』などさまざまなクエリ作成方法があるのだが、Macだと『画像から』の項目しかないのである。

参考書を使って勉強しているのだが、シートの表を取得するだけのクエリを作成したいのに『テーブルまたは範囲から』がMac版にはない。

これではブック上にクエリを作る事しか出来ず、自分が必要なデータだけを抽出した表を作る際、複数の元データの表を整理・結合する度に結果が表示されるため、非効率になってしまう。

 

色々調べてみたが、どうにもMac版ではWindowsの後追いらしく、機能がまだ追加されていないようだ。

Web上では、その事を指摘しているサイトがとても少ない。

YoutubeやアフィリエイトのWebサイトを見ていると、Macユーザーは多いように見える。しかし結局はMacユーザー自体が少なく、またMS OfficeをMacで使うユーザーもあまりいないという事だろう。Macがなんだかんだで日本でほとんど浸透できてない事が改めて浮き彫りになった。

だからMicrosoftもMacに機能の追加を急がないし、下手したらいつになっても実装されないなんてことも有り得る。

やはり日本では、いや世界では"所詮Mac"何だろうなあ。

 

自分が使っているのはIntel macだから「BootCampでWindowsを入れろ!」ってことなんだろうが、こういう所がMacのOffice、今回はエクセルだが使い物にならない所なのだなとガッカリした。

そして、MacではWindowsの代わりにもならないので結局趣味程度のPCにしかならないことも分かって尚更凹んだ。

 

家にWindowsのゲーミングノートもあるしそれでやっても良いんだが、そうなるとMacの使い道が画像編集とブログ書き、iPhoneやiPadの母艦ぐらいしか使い道がない。

 

出費は痛いが、Windows OSを買うか検討するかな(でもそれって只の無駄遣いだよなあ)。