樽前小のグラウンドのど真ん中に鎮座しているこの桜は百年桜と呼ばれていて、今日まで樽前地区の有志のみなさんの手で大切にされて生きながらえてきました。その姿は樹木医による治療が痛々しく見えるものの、僕には想像できない百年の月日の長さを証明しているともいえるでしょう。



さて、百年という時の流れを遡ったとき、国内政治では第二次山本権兵衛内閣が組閣され、軍部大臣現役武官制を廃止させています。僕のご先祖さまたちに目をやると母方のご先祖さまであれば、僕のブログでたびたび出てくる中山平三郎の時代が終わり、息子の清作という人物が中山家を切り盛りしていました。



この桜が芽吹いた100年前をご先祖さまたちに当てはめたとき、母はもちろんですが、祖父も会ったことのない清作が出てくるあたりに百年という悠久のときを感じさせますが、この百年桜が二百年、三百年と生きながらえたとするならば、この僕の抱いた気持ちを二百年後、三百年後に存在している桜を見た人にも感じられたら、とても素晴らしいことだと思えてなりません。



ライトアップは5月4日で終了とのことですが、桜はまだ見られますので、まだ桜を見ていない方は樽前小の百年桜、オススメします!