今の自分
は
まったく
と
言っていいほど
自分のキモチ
キクチから
聴くチカラ
力力
ちからちから
かか
馬力
ばりきが
でてきませなんだ
実家の父が
私たち姉妹
わたし長女
三女のいもうと
の
前ではなった
怒りの言葉たち
その怒りの
ホコサキは?
ぜーんぶ
ははおやおや
父の妻にむけら
れている
自分の住んでいた
実家がなくなって
しまう
すなわち
絶家というものが
どんなに惨めで
苦しく辛いものか
おまえやちには
分からんだろ
わしは
この家に婿養子
で
入って
死に物狂いで
働いてきた
給料は安くて
迷惑をかけた
かもしれん
わしの性格も
悪くて
などなど
結婚生活
57年
ずっと我慢
の
しどおしだった
もう
わしも自由に
なりたい
そう言ってきた
父
まるで
今のわたしの
気持ちそのもの
ここまで
吐き出したのに
目の前にいる
母ときたら
すましたような
しろしろっとした
表情でソファ
に
座ってました
あゝ
嫁ぎ先のしゅうとめ
さんをみてるようだわ
困難だから
家つきだの
なんだの
かんだの
言われるんだろな
いつまで
たっても
自死したのは
自死させて
しまったのは
こんな
ニセモノ
家族のせいなんだ
と
思うのは
もう
いいかげん
やめよう
やめたい
けど
むずかしい
し
自分には
この先も
できない
気がする
どうなるんだろ