ちょっと気になったので
日本で起きた歴代の若年者の犯罪や凶悪犯罪、快楽殺人などについて調べてみた。
当方が考えた共通点
・対人関係がうまく取れない
・他者とのトラブルが多い
・自己顕示欲が強い
・自己のコントロールが出来ない
など。
大抵は
家庭不和、両親の離婚、虐待、過干渉など、幼少期に何らかの問題がある。
愛着障害と言って良いのかもしれない。
フロイトの精神分析理論の観点から考えると、抑圧された幼少期の親との関係が、その後の人格形成や精神疾患の原因に影響を及ぼすと言う。
フロイトは精神疾患に対してこの理論を当てはめたが、これは犯罪における加害者にも言える事なのかもしれない。
また、
家族システム理論から考えると、加害者の多くは何らかの家庭問題があることから、IP(患者とみなされた人)としての役割を担ったまま成長し、その事が適応的なコミュニケーション能力や社会的規範の形成に影響したのではないかと考えられる。
認知行動理論の観点からも、家庭不和や虐待と言った歪んだ環境の中で歪んだスキーマが形成され、それに伴った認知形態や行動化が犯罪に結びついている可能性が考えられる。
若年者の犯罪の場合、
精神鑑定では行為障害や広汎性発達障害等の判断がなされることが多いが、例え何らかの障害があったとしても、養育者が愛情を持って子供に対して適切な、または、適応的な対応(教育)をしていれば、それが殺人や殺人未遂、暴行などの反社会的行動として現れる可能性は低いのではないかと考えられる。
しかし、
これはあくまで推測論の1つであり、実際の犯罪の背景にはもっと複雑な因果関係が在ることも否めない。
ただ、
1つ言えるのは
子ども時代の養育者からの無償の愛情は、その後の人生の豊かさに多大に関係する。
結局は
プラスの物からはプラスが産まれ、マイナスからプラスを産み出すには多大なエネルギーと時間を要する。
ならば、
少なくとも当方は
周囲の人に対して、プラスの物を与える事に努めたい。