なんとなくつまんないことでも書いてみますかね。
ひさびさに。
えっと、
僕のバイトの話なんてどうでしょう。
今のバイトを始めてから、
やめるまでの話。
大学一年の梅雨時、僕はアルバイトを探していました。
メインでやっていた野球場スタッフの仕事が時給800円、
わずかにあった貯金も底をつきようとしていました。
また、野球場バイトは一日中フリーでなければ入れなかったため、不便でした。
そこで平日の夕方から週3回ほど入れるバイトを探していました。
長く続ける気は全くありませんでした。
色んなバイトを広く浅くやって、多種な経験とスキルを身に付けることこそこの大学生活での一つの目的だったのです。
そんな気持ちも災いしたのか、なかなかバイト面接に受かりません。
気付けば6連敗。絶望。
毎日のように、自宅のソファに寝そべりながら、求人情報サイトをあさりました。
そして見つけたのが今のバイト先でした。
中学の時、職場体験に行ったこともある店。
なんとなく、電話をかけ、面接に向かいました。
「んー、まぁ合格かな。一応明後日、改めて採用の電話するよ。」
あっさり、受かった。
ここまでうまくいくと、逆に心配になるのが人間の性。
前働いてた友人に仕事内容を聞くと
「きついし、やめといた方がいい。」
真顔。うわ、すげぇやだ。
むしろ、(落ちててくれ...)と思いながら運命の日を待ちました。
約束の二日後になっても電話は来ませんでした。
嫌だった、でも、落ちたら落ちたでやっぱりバイトをまた探さなきゃならない現実が目の前。
とりあえず、当分は今あるバイトでやっていこう、そう決意しました。
その時、同時にかけもっていたバイトは5つ。
仕事内容がおもしろいもの、もしくは日給が高いもの。
ただ、どれも、仕事を一日やって、帰るだけ。
お金を稼ぐためだけの場であり、それが当たり前だと思っていました。
七夕の日、僕は野球場バイトに入っていました。
雨が降っていて、ドーム球場なので仕事中は関係ありませんが、休憩で事務所にいる時がかなり濡れてしんどい。
そんな中で、電話は来ました。
合格、約束した日から数日たち、忘れかけていたところでした。
晴れて僕は、その店の一員になりました。
平日の学校の後にバイトがある感覚はとても新鮮でした。
研修期間でたったの半月なのに、4万円ももらえる計算で、とても喜びました。
すぐ、そのバイトが嫌になりました。
仕事は体力的には非常に楽なものでした。
でも、テンパるとすぐ大きなミスをしてしまいました。
怒らない周りの人がむしろ怖く感じていました。
しかし、それ以上に苦痛だったのは、“自分以外みんなが仲のいい空間”であったことでした。
なんとなく息苦しい毎日。
逆にその中に交わっていくことも僕には恐怖でした。
すぐやめて別のバイトをしたかった僕には、この店に情が移ることが一番の恐怖でした。
たまに話しかけてくれる先輩には、当たり障りのない返事を返し、
同い年や年下の子にも敬語を使って、距離感を保ちました。
毎日、終わるとすぐ帰り、一人でご飯を食べて帰りました。
楽しくはなくても、一人はすごく落ち着く時間でした。
少し誰かと喋りたい気分なら、なおさら早く帰りました。
早く帰って、TwitterやLINEをして、友達と喋りました。
むなしかったけど、別に嫌いじゃない、現状を変えようとなんて思っていませんでした。
ある日、バイトの人達が焼き肉に誘ってくれました。
ただただ焼き肉が食べたかった僕は乗り気でついていき、一緒に焼き肉を食べました。
なんだか、普通でした。
「合宿盛りだぁぁ!!!」ってご飯を食べきれないほど盛られることも、誰かが「男気見せちゃうよ~」とか言ってヘラヘラしながらおごりだすこともない。
焼き肉を食べながら他愛もないお喋りをして、たまに笑う、
普通に、楽しかった。
その日から、たまにご飯やボウリングに誘ってもらうようになりました。
どれも、普通で、普通に楽しい。
普通とは悪い意味ではありません。
変わったことはない、行ったところで、そうすべき楽しみ方を実践して、心から楽しむ。
思えば、僕がこれまで所属していて仲良くしてきてる団体は、とにかく奇抜なことをしたがる連中ばかり。
次が予測できない行動をし、また、僕もそれが大好き。
でも、逆に普通に予想通りに終わる事なんて何年に一度あるかどうか。
普通さが僕には新鮮で、気付けば、深く輪の中に入り込んでいました。
バイトは週5だろうが週6だろうが苦ではなくなりました。
今日はどの人がいるだろうかと、シフトを毎日ワクワクしながら見ていました。
クリスマスはお菓子を買って、みんなにあげました。
クリスマスを普通に楽しんでみようとしたのは初めてでした。
お返しにもらった甘い美味しいケーキ。
世界中に似たような事がいくらでもありそうな、ありふれた出来事。
普通ってのも悪くないな。
年が明けてからも、すぐみんなでカラオケに行きました。
もう、その店は僕の居場所になっていました。
バイトが終わると、毎日のように近くのコンビニに行きました。
寒さのピークとも言える中、何時間も、カップめんなんかを食べて、ずっと喋ってました。
寒くて帰りたいけど、なんだか帰りたくない。
くだらない時間、小さな日常がずっと続くような気さえしていました。
春休みに入ると、みんなで遊ぶことはより多くなりました。
ディズニーシーにみんなで行きました。
僕は友達と行事以外でディズニーに行くのが初めてでした。
富士急にも行きました。
箱根に温泉旅行にも行きました。
何もない日は毎日のようにバイトに行き、毎日のようにコンビニ前でお話ししました。
仲のいい二人が同じ誕生日だったので、サプライズパーティーもしました。
今思えば、そんなこと自分が思いついて提案したなんて驚きです。
サプライズパーティーなんて初めてやりました。
その頃にはとってもその店の居心地が良くなっていました。
でも、春が来ると、仲良くしてくれた先輩が何人か就職でいなくなりました。
少しずつ、ちょっとずつ変わってきました。
学校が始まったので僕も週4程度に減らしました。
春休みにたっぷり入っていた仲のいい人達もシフトが少なくなってきました。
明るい材料は、店に、新しい楽しい仲間が何人か入ってきたことでした。
だんだん、一人暮らしの仲間の家が僕らの拠点になってきました。
ほとんど居候。
その間にも店の改装休みの期間、仲良しのメンバーで旅行に行きました。
コテージ、キャンプ。
忘れられない思い出が増えました。
でも、店は思ったより変わってきました。
仲のいい人のシフトはどんどん減り、会わなくなりました。
仲間の家で居候的な生活をしている自分もダメな気がしてきました。
学校にもあまり行ってない。
変わらなきゃ。
そしてまた昔の気持ちが戻ってきました。
色んなことをしたい。
新しいことを始めたい。
でも、ふんぎりがつきませんでした。
やめたら、多分もう会わなくなるんだろうな。
嫌だな。
気付けば夏が来ていました。
シフトは店長にいって無理やり極端に少なくしていました。
だんだん、店には僕の分からない雰囲気が流れ始めていました。
僕の知らない子が、楽しそうに、厨房で汗を流していました。
これは店にとってすごく良いことだと思いました。
そして店長にやめることを申し出ました。
最後の旅行の日がやってきました。
伊豆。三泊四日。
仲良い人みんなとはいけませんでした。
ご飯ご馳走してくれたり、車で助手席に乗せてくれたりした兄貴分的先輩も
随一の常識人だけどふざけたら楽しい静岡人も
一個上なのに同い年以上にバカみたいにじゃれあえる自称ホモも
来れませんでした。
でも特に仲良くしてくれた友達二人と共に行くことができました。
色んなことに誘ってくれる、優しい女の子、
中学からの仲のたばこ臭いあいつ。
1日ぐらい、ゆっくり過ごそうと始めは言ってたけど、フルで活動し続けました。
お金も抑えようと思ってたのに、気付いたらマイナスいってました。
楽しい旅行。
でも、やっぱり怖くて、時々楽しめない瞬間がありました。
これが最後かもしれないな、なんて思って。
でも、今さらです。
あの店のメンバーでの箱根もコンビニ前のお喋りも、気付かないうちに最後は終わってました。
普段からそのつもりで全力で楽しめば良かったのに、またあるんじゃないかと少し思ってる自分がいました。
一番楽しかった頃にまた戻れればなぁ、なんて今でも少し考えます。
就職したメンバーもいた頃かなぁ。
箱根行った時期かなぁ。
居候し始めた時期かなぁ。
どれも楽しかったなぁ。
やってる時は精一杯のつもりでも、
終わったらやっぱ後悔しちゃうな。
なーんも変われてないな。
伊豆の旅行は終わりました。
涼しい。夏も終わったみたいです。
そして、僕の初めての長期バイトも来週で終わり。
怖いな。もうずっとお別れかな。
最後だってほとんど内緒で、逃げるみたいにやめてくんだもんな。
止められるのも怖かったけど、止められないのも怖かったから言えなかった。
嫌われるかもな。やだけど仕方ないな。
でも俺は楽しかったよ。
書いてきたけど初めてのことがいっぱいだった。
感謝してます。
俺のこと忘れないでほしいな、忘れるまで。
シーユーアゲイン
