それは突然の事だった
以前から
母の日常での身体の動きが
思わしくなく
この様子では
歩けなくなるのも
時間の問題かもしれないと
思っていた矢先
とうとう立ち上がる事も
出来なくなった
ある程度予想はしていたものの
いざその時がきてみれば
いくら強気の私でも
動揺せずにはいられない
最初に頼ったのは
いつものケアマネさん
翌日早速対応頂き
それからは
病院への受診だの
ヘルパーさん
訪問看護さんの手配やら
怒濤のように
介護の手筈が整って
あれよあれよという間に
最新式の介護ベッドが設置され
気づいてみれば
母と私は
介護生活へとガッツリ突入
ヘルパーさんや訪看さんが
手伝ってくださるとはいえ
夜間のオムツ替えや
日常生活の介助諸々
加えて仕事は従来通りと
はじめの2週間というものは
私の身体はいつも以上に
忙しなく動くものの
心がどうにもやるせなく
さりとて
すぐ側には誰も話す人もなく
何とか心を追いつかせようと
もがきにもがいた
遠く離れた
娘や妹に弱音を吐きながらも
どうにかこの事態を落ち着かせるには
どうしたらいいのか
夫の介護の時とは
状況も気持ちも違う
介護と一口に言っても
十人十色の介護があるのだ
しかしもがき始めて３週間
これまた私の中で
何かが吹っ切れ
介護生活も何とか板につき
今更ながら
自らの順応の速さに
感謝する
朝から夕方まで
今我が家は
様々な方が出入りする
ヘルパーさん
訪看さん
リハビリの先生
デイサービスのスタッフの方々…
大体の方は
我が家の物の少なさに
関心を示され
「ウチは物が多くて」と仰る
またしても
断捨離に感謝する瞬間
私がこうして
介護生活に直ぐに順応出来たのは
どこもかしこも
物が少ないお陰です
どこを開けて頂いても
何を見て頂いても大丈夫
ウチには
今私が必要とするものしか
ありません
清潔で気持ちの良い
家の有り様は
そのまま介護の有り様にも
通じる
断捨離と出会えて良かったと
思わずにはいられない
私の断捨離と
介護生活は
まだまだこれからです
介護スタートと共に、第二の住処完成✨