こんばんわ。女性税理士の細川ひろみです。
9月も今日で最後。明日から消費税が10%になります(軽減税率対象品目を除いて)
1 利益には4種類ある
2 赤字を利益にするためにすべきこと
3 まとめ
1 利益には4種類ある
損益計算書の中に、利益という言葉がつくのは4種類あります。
売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益です。
この中で一番赤字になってしまってはいけないのが売上総利益。
会社にとって、ここが赤字ということはかなり深刻な状況です。
製造業では物を製造して売っても儲からない状況なので、作れば作るほど赤字が膨らんでしまうということです。
次に赤字になってしまってはいけないのが営業利益。
売上総利益はプラスだけれども、経費が多すぎて営業利益が赤字になることがあります。
では、経常利益はマイナス(赤字)とは?
ここでマイナスの場合には金融機関からの借り入れにかかる利子の割合が高すぎるということ。
最後に税引前当期純利益が赤字の場合
経常利益まではプラスで税引前当期純利益で赤字になってしまったということは、予想もしない損失があったということ。
2 赤字を利益にするためにすべきこと
1に書いたように、損益計算書の上から並んでいる順番に利益がマイナスとなると会社の存続の危険度が高まります。
そうならないためには、売上総利益がマイナスの時は、製造している製品のうち赤字を出している商品の販売中止や原価に対する売値の見直しを早急にする必要があります。
営業利益が赤字の時には、売上総利益を大きくするか、削減すべき費用を減らしていく必要があります。代表的なものとしては広告宣伝費や販売促進費があります。これらの費用は将来売上を上げるために必要な費用ではありますが、営業利益がマイナスの時は、無理して支出するのではなく、むしろ削減
ることによって営業利益をプラスにすることを考えなくてはいけません。
経常利益がマイナスの時には銀行に交渉に行って利率を下げてもらいたいですが、現実的には難しい場合もあります。
税引前当期純利益がマイナスの時は、来期もこのような損失がでるとは考えにくいですが、予想もしない損失が出ないように注意を払う必要はあります。
3 まとめ
利益の種類について書いてみましたが、赤字が出るとつい慌ててしまいます。それがどこから生じている赤字なのかをしっかりと見ていき、その赤字が出ている個所に応じた対策をとっていく必要があります。
正しい数字を把握するためには適切な決算書を作るということが重要になってきます。
9月も今日で最後。明日から消費税が10%になります(軽減税率対象品目を除いて)
1 利益には4種類ある
2 赤字を利益にするためにすべきこと
3 まとめ
1 利益には4種類ある
損益計算書の中に、利益という言葉がつくのは4種類あります。
売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益です。
この中で一番赤字になってしまってはいけないのが売上総利益。
会社にとって、ここが赤字ということはかなり深刻な状況です。
製造業では物を製造して売っても儲からない状況なので、作れば作るほど赤字が膨らんでしまうということです。
次に赤字になってしまってはいけないのが営業利益。
売上総利益はプラスだけれども、経費が多すぎて営業利益が赤字になることがあります。
では、経常利益はマイナス(赤字)とは?
ここでマイナスの場合には金融機関からの借り入れにかかる利子の割合が高すぎるということ。
最後に税引前当期純利益が赤字の場合
経常利益まではプラスで税引前当期純利益で赤字になってしまったということは、予想もしない損失があったということ。
2 赤字を利益にするためにすべきこと
1に書いたように、損益計算書の上から並んでいる順番に利益がマイナスとなると会社の存続の危険度が高まります。
そうならないためには、売上総利益がマイナスの時は、製造している製品のうち赤字を出している商品の販売中止や原価に対する売値の見直しを早急にする必要があります。
営業利益が赤字の時には、売上総利益を大きくするか、削減すべき費用を減らしていく必要があります。代表的なものとしては広告宣伝費や販売促進費があります。これらの費用は将来売上を上げるために必要な費用ではありますが、営業利益がマイナスの時は、無理して支出するのではなく、むしろ削減
ることによって営業利益をプラスにすることを考えなくてはいけません。
経常利益がマイナスの時には銀行に交渉に行って利率を下げてもらいたいですが、現実的には難しい場合もあります。
税引前当期純利益がマイナスの時は、来期もこのような損失がでるとは考えにくいですが、予想もしない損失が出ないように注意を払う必要はあります。
3 まとめ
利益の種類について書いてみましたが、赤字が出るとつい慌ててしまいます。それがどこから生じている赤字なのかをしっかりと見ていき、その赤字が出ている個所に応じた対策をとっていく必要があります。
正しい数字を把握するためには適切な決算書を作るということが重要になってきます。