こんばんわ。税理士の細川ひろみです。

 

今日のお客様。法人なりを考えているそうです。

 

今まで個人でやってきたけれども、最近利益が出てきたので法人にしたい。

 

ということでした。

 

法人にすると何がいいのか?

 

 まずは①社会的信用が上がるのが第一だと考えます。

 

社会的信用度が上がると、お客様も違ってくることもあります。

 

個人では取引してくれなかったところが取引してくれる可能性がでてきます。

 

次に、②決算期を自由に決められるということがあげられます。

 

個人事業者は1月1日から12月31日までが1事業年度。必ず3月15日までに申告しなければなりません。

 

しかし、法人であれば決算月を自分の好きな時に決めることが出来ます。

 

つまり、自分のタイミングで申告をすることが出来るということです。

 

そして最後に③役員報酬で毎月一定額を経費にすることができ、さらに役員報酬では65万円の控除が

必ずできるので、ある意味、2度経費を計上できるというメリットがあります。

 

 

しかし、メリットがあればもちろんデメリットもあります。

 

法人化するには、①設立費用が掛かります。大体30万円くらいかかります。

そのほかに、②経理の煩雑さが加わります。

さらに③法人税の申告書はたくさんの書類を作る必要が

あるので、税理士にお願いした方がよいとなると顧問料が発生します。

 

そして、赤字の時にも法人住民税の7万円は必ずかかります。

 

以上、3点ずつメリットとデメリットをあげてみました。

 

メリット、デメリットを考慮したうえで、それぞれの状況を確認し、法人化した方がいいという場合には法人化を進めています。