おはようございます。税理士の細川ひろみです。
確定申告も終盤。あと一週間、なんとか乗り切れるかなといったところです。
今日は、株の譲渡について。
株を購入すると、証券会社で特定口座にするかしないかの選択があります。
特定口座にしていれば、損が出ても益が出ても確定申告をする必要はありません。
ただ、特定口座にしていても、損が出ている場合には損失の繰越しができます。
損失の繰越しは、損がでてから3年間はその損失を繰り越せる。
損がでた翌年に益が出た場合には、その益から前年に出た損失をひいた金額に所得税が
かかるので、前年に損失が出ていれば、その損失部分だけ税金が安くなるということです。
特定口座にしていない場合には益が出ても、損が出ても申告が必要になります。
株式の売買をしている方で、損失が出ている場合、確定申告をするとお得になる
可能性もあります。
ただし、3年間は確定申告書をし続けなければならないので、手間はかかります。
是非、証券会社から送られてきた年間取引報告書をみて、まずは特定口座にしているのか、
そうでないのかをチェックし、株の譲渡で損がでているかいないかを確認してみてください。