こんばんわ。税理士の細川ひろみです。

 

今日はキャッシュフロー計算書について。

 

中小企業ではキャッシュフロー計算書の提出は義務付けられていません。

 

なので、作っていない会社もあるかもしれません。

 

しかし、黒字倒産という言葉があるくらい、いくら黒字であってもお金がないとつぶれてしまうことも

 

あります。

 

 

どうしてこういうことが起こるかというと、掛け(つけ)で払ったり、回収したりするからです。

 

掛けなので、売上や仕入れの時期と現金が実際回収できるまでに時間差があります。

 

なので、売上が上がっても現金が回収できないために、資金不足になってしまう場合や、

 

売上の代金回収の前に、仕入れの金額を払わなければいけない場合には、利益は出ている

 

けれどもお金がないために倒産、つまり黒字倒産が起こってしまいます。

 

 

このような事態に陥らないためにも、毎月のキャッシュフロー計算書を確認し、

 

営業キャッシュフローがプラスになっているかどうか、借入金の返済額は適正かどうかなどを

 

確認する必要があります。

 

キャッシュフローをきちんと確認しておかないと悲劇がおこる可能性が高まってしまいます。

 

資金繰りが厳しい会社は特にです。

 

キャッシュフロー計算書は作り方の本などたくさん出ていますので、ご自身で作ることも

 

できます。税理士にお願いしている方はキャッシュフロー計算書の作成もお願いしてみてください。

 

ご自身の会社に、意外な発見があるかもしれません。