こんにちは。細川ひろみです。

 

先週、ちば起業家交流会に参加してから、一週間がたちました。

 

その会での講演を聞いてから、息子に”生まれてきてくれてありがとう”と毎日一回は言うと

 

決めて毎日、言い続けてきました。

 

 講演については、こちらのブログを見てください

https://ameblo.jp/hiromiobata/entry-12411258513.html.

 

そしてら、まだまだ一週間ですが、私の気持ちも変わってきました。

 

今まで、”大好きだよ”という言葉はかけてきたものの、もう六年生だし、なんだかしっくりきて

いなかったというか、心からの言葉ではなかったというのか。

言っていても恥ずかしいし、息子も何も感じてくれていないような気がしていました。

 

しかし、”生まれてきてくれてありがとう”という言葉には嘘はないし、恥ずかしくもないし、

今、生きていてくれていることに感謝をしているという事が素直に表現されている言葉なんだと

思います。

心から受け入れてあげるってこういう事なんだと、実感しています。

 

そのせいか、まだまだ私に対する暴力とか次男に対する暴力がすべてなくなったわけでは

ありませんが、学校にも自分一人で時間通りに行けています。

 

今の状況だからこそ、

【子どもへのまなざし 佐々木正美著】

の中に書かれていることに、そうだったのか、今までどうしてこういう風に考えられなかったんだろう

と思う事ばかりありました。

 

わたしがそう思ったいくつかの文章を引用させていただきます。

 

”ありのままの子どもを受け入れること”

 人間というのは、どこかで全面的に受容される時期があればあるほど、安心して自立していけるのです。自分が全面的に受容されるという事は、ありのままの自分を承認されるということです。

ありのままを承認されるということは、子どもにとっては、このままで私はいいのだという安心感、すなわち、自信になるのです。

 

”過剰期待は子どもの自由な発達のさまたげ”

親は自分の子どもを愛していると思いながら、親の一方的な都合や願望で、子どもに過剰期待をして

いるところがあります。子どもにとって親の存在が、重荷や負担に感じられるのは、親の過剰な期待

や干渉があるからです。

子どもに対して過剰な期待をするということは、こちらとしては子どもに対する愛情のつもりでいても、

過剰期待をされている子どもがうける心理的な意味は、拒否されているのと同じことだ。

 

”自分が幸せであることが大事”

幸せとはどういうことなのか、同じ条件、同じ状況であっても、幸せに思える人と思えない人がいます。

あるいは、おなじことにたいして、感謝のできる人とできない人がいるわけで、これが幸せだということ

はないのです。

幸せということは、物事に感謝できる、そういう喜びを持つということですが、まず自分自身が幸せで

なければ、子どもを幸せにすることなんかできないのですね。幸福な人に育てられないで、

子どもが幸福になるなんてことは、ありえないと思います。子どもを育てることが喜びであり、

幸せであるという人に育てられる子どもは、本当に幸せだと思います。

 

 

”子どもがやすらげる親の愛情”

幼い子どもにとって、母親は生きていく寄りどころとして、かけがいのない基本的な存在です。子どもが

健全に育っていくために、母親に対して、どれだけプラスのイメージをもつことができるかが、

とても大きな意味をもちます。

親の側からは、自分の子どもをまるごと、そのまま承認できるかという問題があります。それは、

子どもにたいして、「こうあってくれたらいい、ああでなくてはいやだ」と、そういう気持ちを持ちすぎない

ことです。

。これは親のあり方の理想ですよ、けれども、それにちかづける親ほど、子どもにとってやすらげる

親なのです。

 

”親がいってはいけないこと”

子どもというのは、自分で望んだことを望んだとおりに、どのくらいしてもらえるかということが自立への

基盤です。ですから、私は子どもを預けて働くお母さんにかならず申し上げることは、「お母さんは昼間、

仕事でいそがしくて疲れているのだから、そんなこといわないでちょうだい、がまんして自分でやりなさ

い」と、いうことは、ぜったい言ってはいけないということです。

仕事で疲れて帰ってくるかこないかは、親のかってなのです。子どもが願っていることではないのです。

子どもの側から、親を選択することはできないのです。親は産むか産まないかは選択できるのですが、生まれてくる子供の側からは、親を選択できないのです。ですから、お金持ちであるとかないとか、

豪邸にすんでいるとかいないとか、そういうもんなんかより、はるかに重要なのは親の親としての

気持ちでありまして、親の人間性なのでして、それが、子どもにとって大きな心の財産なのです。

 

 

いくつか引用させていただきましたが、親がいってはいけないこと、私はよく言ってしまっていたこと、

子どもに過剰期待をしてしまっていたことなど、反省すべき点はたくさんありました。

 

読むべきタイミングでいい本に出合えたことに感謝し、今日書いたことがすべて”生まれてきてくれて

ありがとう”という言葉に集約されているのかと思うので、これからも毎日この言葉を長男に

かけ続けていこうと思います。

 

会社を経営することは自分の想いを形にするということ、心のありかたは子育てに通じるものがある

のかなと思いました。

たくさん失敗して、たくさん泣いて、大きく成長してたくさん笑えたら幸せですね。