昨日は、摘み草かふぇさんで中村文也さんの講演会でした。


何年前だったか、旦那さんと一緒に「かみさまは小学5年生」のすみれちゃんと文也さんとのコラボ講演会を聴きに行きました。

その頃からブログも読み始め、文也さんのお店で開催された「幸せの鍋パーティー」に行ったり、何度かお目にかかってはいたのですが。


久しぶりに、しかもわりと近くでの講演会という事で…


講演会の前の日は旦那さんのお誕生日。

そして、旦那さんの大好きな牡蠣のお店が新しくオープン(文也さんが会長をつとめる、奥志摩グループのお店)だったので、お誕生日祝いに食事に出かけました。



牡蠣づくし💕


そして、「会えたらラッキー✨」と思っていた文也さんに会えました!



そして昨日。

旦那さんが、

「文也さんがいらっしゃるなら、摘み草かふぇで陽光桜の蕎麦を食べていただきたい」

という事で、蕎麦打ちをして、文也さんに召し上がっていただけました。


その後、講演会。

お客様は満席。


摘み草かふぇのオーナー、草木染め作家の高野葉さん。


お会いしてお話するたびに、葉さんラブ💕の私😍



文也さん、原稿もないのに次から次へといろんなお話が出てくる。

今の流行り病のお話から、日本は戦争を仕掛けてたくさん人を殺した悪い国、と学校で教わるけど、本当は違う、という話(私もこれは参政党の演説で知った)、日本の理念は、八紘一宇…

私が今の自分に大事だと思ったのは、


「ゆるす」こと。


いるんですよ、わたしには。

許せない人が。


文也さんのお話は…


ある方の小さな娘さんが、自分の目の前でトラックにひかれて亡くなってしまうんです。


愛する大切な我が子が目の前で、故意ではないとはいえ殺されてしまうのだから、その悲しみ、苦しみははかりしれないです。


トラックを運転していた方は、謝罪に訪れます。


普通なら、許せないと思います。


殴りたいと思うかもしれない。

殺してやりたいと思うかもしれない。


でもそのお父さんは、


「こんな事をさせてしまってすみません」と、謝るのです。



自分の愛する人が目の前で亡くなったのに、その方はどんな想いでその言葉を口にしたのか。


このお話を聞きながら思い出したのは、さだまさしさんの「償い」という曲。


さだまさし「償い」



月末になるとゆうちゃんは 

薄い給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へ 

とび込んでゆくのだった
仲間はそんな彼をみてみんな

貯金が趣味のしみったれた奴だと
飲んだ勢いで嘲笑って 

もゆうちゃんはニコニコ笑うばかり

僕だけが知っているのだ 

彼はここへ来る前にたった一度だけ
たった一度だけ 

哀しい誤ちを犯してしまったのだ
配達帰りの雨の夜 横断歩道の人影に
ブレーキが間にあわなかった彼は 

その日とても疲れてた

人殺しあんたを許さないと彼をののしった
被害者の奥さんの涙の足元で
彼はひたすら大声で泣き乍ら
ただ頭を床にこすりつけるだけだった

それから彼は人が変わった何もかも
忘れて働いて働いて
償いきれるはずもないがせめてもと
毎月あの人に仕送りをしている


今日ゆうちゃんが 
僕の部屋へ

泣き乍ら走り込んで来た
しゃくりあげ乍ら 彼は一通の

手紙を抱きしめていた
それは事件から数えて 

ようやく七年目に初めて
あの奥さんから 

初めて彼宛に届いた便り

「ありがとうあなたの優しい気持ちは 

とてもよくわかりました
だからどうぞ送金はやめて下さい 

あなたの文字を見る度に
主人を思い出して辛いのです 

あなたの気持ちはわかるけど
それよりどうかもうあなた

ご自身の人生を もとに戻してあげて欲しい」

手紙の中身はどうでもよかったそれよりも
償いきれるはずもないあの人から
返事が来たのがありがたくてありがたくて
ありがたくて ありがたくて ありがたくて

神様って思わず僕は叫んでいた
彼は許されたと思っていいのですか
来月も郵便局へ通うはずの
やさしい人を許してくれてありがとう

人間って哀しいねだってみんなやさしい
それが傷つけあってかばいあって
何だかもらい泣きの涙がとまらなくて
とまらなくて とまらなくて とまらなくて


ゆるす、って、そんな簡単には出来ない。

それを、許すだけでなく、謝るって、神様のような方ですよね。



2日連続で、文也さんとのスリーショット♪

またお会いして、お話聴きたいです。



15年もの間、毎日更新されている文也さんのブログも是非ご一読を!↓


中村文也さんブログ