船越康弘 大好きなことをして幸せに生きる
岡山県にある「百姓屋敷わら」の船越さんの講演です。
2時間くらいある長い音声ですが、是非是非聴いていただきたいです。
この音声の中にこんなお話があります。
「冷蔵庫に牛乳が2本あります。
片方は明日が消費期限、片方は1週間後が消費期限。
どちらから飲みますか?」
これは多分みんな、明日が消費期限の方と答えると思います。
「スーパーに牛乳が2本ありました。
片方は明日が消費期限、片方は1週間後が消費期限。
どちらを買いますか?」
私、これは前までは
「1週間後の方」
が当然だと思ってました。
だって、早く飲まなくちゃいけなくなるし、同じ値段なら期限が長い方がいいに決まってる、と。
買わずにそのままお店に残ったまま期限切れになった牛乳のことなんて、恥ずかしい話ですが少しも考えていませんでした。
期限切れで売り物にならなくなった牛乳は封を切られ排水口から流され、川へ、海へ流れていきます。
1リットルの牛乳を流したとき、魚が住めるまでに水で薄めようとすると、どれくらいの水が必要か。この答えには私もびっくりでした。
もし、買い物をするみんなが環境の事まで考えて牛乳やその他の食品や飲料を買ったら、それだけですごい環境保護になるんだ。
スーパーの棚の奥へ背伸びして手を突っ込んで、少しでも期限の長い牛乳を我先に買う行為は、いくらオーガニックにこだわった食材を買って食べていても、「自然食」とは言わない、と船越さんは断言されます。
それは、「わがまま食」「身勝手食」だと。
周りの人だけでなく神様も見てるし、何より
「自分」が1番近くで見ていますよね…
頭をガツンと殴られたくらいの衝撃でした。
私、これを聞いてからは牛乳は期限の短い、そして期限内に使い切る分だけを買うようになりました。
お野菜もおつとめ品をチェックします(まだ時々忘れます)
恵方巻きの廃棄に怒ってた方は、普段からフードロスを減らす買い方してるかなあ、とふと考えたりしました。
食べ物、農家さんや漁師さんや酪農家さん、太陽さん雨さん風さん土さん微生物さんに感謝することも勿論、食べ物に失礼のないように買うこと、料理すること、食べることって大切ですね。
船越さんの講演の音声、聴かずにここまで読んだ方へ。
時間ある時に是非!聴いてくださいね。