ということで、

帰ってから母に父のアルバムを出してと言うと


捨てたわ


不安



ぜんぶ?あんたよくひとの思い出捨てられるね


もうカビ臭くなってて汚いし

昔の物なんてもういいじゃない!

今の自分すら分からないんだから


不安


母よりも断然きれいな女性がたくさん写っていて

しかも写真と太宰等の小説の引用があり

自分に酔ってる感もすごくて

確かにおもしろくはないだろうけど

でもかなりの数あったのに1冊も残さないとは不安




じゃあ大事なおまもりは?


なに?それ?


前にとっといてと言ったじゃん!!!


わかんない

いらないものは全部捨てたわ


不安



当の本人は何も分からなくなり

託された私にだけ残る悲しみと喪失感。




でも、そんなものなのかもね。


秘められたものは自然にそっと消えていく

ということで。




いや、でも後味悪すぎて

私だけがこんな思いをするなんて!

ほんと、この親達に関わるのはもう嫌だ不安





私のように父親が理解できない方に、

読んでみるとちょっと気持が変わるかも。


 



この話は多分これで終了で

次回からはまた帰省中のお出かけ記録を。