楠瀬誠志郎こえの学校Breavo-para、今年最後の体験レッスンは、満席で開催しました。

個人的にうれしかったことがひとつ。

退職して3年以上経って、私の前職の会社の方が2名参加してくれました。

私はその会社に出向していたのですが、お二人はその職場でとても良くしてくださった方です(うち1名とは、今でも良き友人です)。

友人は、「自分の声が嫌い」とレッスン前に言っていました。

「その気持ち分かるよ!」と私に限らず、おそらく他の参加者の方も思われていたはず。

 

こえのレッスンでは、身体と向き合い、その方の本当の声が出るカラダへと改造していきます。

気持ち良く背中を緩めて、ストレッチをして、じっくり身体を温めてから、声の時間へ。

主宰の楠瀬がお一人ずつを回り、声の調整をしていきます。そして、友人にも楠瀬マジックがかかりました。

彼女は、普段から低い音色で話していました。そのせいで、電話口や会議で、聞き返されるという経験が多く、電話で話すことに苦手意識を持っていました。

それもそのはず、彼女自身のカラダが持つ「本当の声」はもう少し高い声だったのです。

 

レッスン終盤。参加者お一人ずつ、短いリーディング教材を読んでいただきます。

私の友人のそれは、生命力の宿った声の響きでした。

初めて聴く、友人の本当の声。

そして、リーディングに精一杯、一生懸命取り組む背中に感動しました。

彼女の後ろで、密かに涙を浮かべていた私です。

 

 

いつもの体験レッスンとはまた違う感慨深さを感じながら、今年最後の体験レッスンを締めくくりました。

小さな奇跡に出会ったような、不思議な気持ちです。

本当の自分の声に出会うためのレッスン、次回体験レッスンは2020年1月12日です。

https://www.breavo-para.com/category/trial/