休日に三丁目の夕日三部作を
立て続けに見る
昭和時代を懐かしむというよりは
あの時代になにを置いてきて
そして忘れてしまったんだろうと思う
私が誕生した頃の話
戦後焼け野原から復興して
オリンピックがあったり
新幹線が開通したり
何もないので良くなるしか無いって
そんな時代
本当の混乱は知らない
子どもの瞳に映る景色はセピア色で
それが段々と煌びやかにギラギラして
シンプル好みのナチュラルになって
今は透明それぞれの色である
同じ方向を見てひとつの現実に
巻き込まれるではなく
それぞれの現実
そんな時代が訪れるよって
初めて家にテレビが来た時の私に
伝えたら信じるかしら
いつだってそうだったのに
時代の魔法にかけられて
共同幻想の夢を見た
どちらが幸せかはわからないが
知らぬが花ってことだろう
ちゃぶ台ひっくり返すお父さんは
見たことないけど
かくあるべきは刷り込まれたなぁ