一年で一番昼が長いとされる夏至の日
前日まで雨の予報ではなかったのに
夜から予報が変わる
山の上の草っ原で歌うつもりが
現地に向かうほど大雨に
山へと続く農道の坂道
きつい傾面に溢れる雨水
滝登り 登竜門の由来
この滝を登ったら鯉は龍になる
長靴履いてて良かった
約束した十一人は大雨にも関わらず
ひとりも欠けていない
思い思いの時を過ごして
生まれ変わった様にピカピカになって
帰る頃には今朝の天気が嘘のように晴れた
山のすぐ近くを鳥の大群が渡っていき
辿り着いた駅の待合室では
親つばめがさかんに子つばめに餌を運んでいた
次元が変わったみたい
夏至ってそんな1日