もう12月になってしまった。。。
今年も残り少なくなりました。
私はあがいています。多分世の中の助産師もあがいています。
女性の産む選択に寄り添える助産師であるのか・・・
自分の勤める場所の助産師がこれからも助産師であり続けられるか、
日本のあちこちで産婦人科が閉めていく。
高齢化、産む選択をためらう女性、制度を見直さない政治。。。
産み育てることが難しい日本になっていく。多産を勧めているわけではない。
女性が女性らしく産むことを素直に考え、育てることを恐怖に思わない世の中に
なれないものなのか?
今日は看護学校にも「褥婦の看護」について講義した。
そこで生徒さんたちに聞いてみた。赤ちゃんを見たことがあるか?
泣いている赤ちゃんを見たことがあるのか?
公共の場所で授乳を惜しげもなくしている光景を見たことがあるのか?
自宅で家族が赤ちゃんを育てているところはあるのか?
自宅で、すぐそばで授乳している母親を見たことがあるのか?
答えはすべて「NO」「知らない」だった。
銭湯に、温泉に行ったことがあるのか?そこで自分の体と他人の体を
見比べることがあったか?それも「NO」
そうだよね。みんな隠して入るもんね。と話した。。。
何を伝えれば学生さんの頭の中に私の描く母親像が入っていくのか・・・?
想像できるのか。。。?伝えていくのも難しくなりました。
助産師としてあがいている。
どうすれば女性が女性らしく自分のお産に向き合えるのか、
助産師は何をこの世の中で発信するのか?行動するのか?
小さな一歩でも動いて伝えていくことから。