陣痛ベッドから分娩台に上がっても、まだまだ…
全開大になるまでいきまないように~とひたすら深呼吸。
赤ちゃんも下がりきってないので、分娩台から降ろされてトイレに行かされたり…
椅子に座って陣痛の時間や波を見ながら、また分娩台に戻ったりを繰り返し。
『どれだけ移動させるんですかぁ~無理ぃ~』
そろそろだね~との事で再び分娩台へ。
助産婦さんが内診しながら、産道をグリグリ広げるもんだから~その度に
大騒ぎ…
しかも、出ちゃいそうな…大が。
っていうか、出ます~!!
陣痛の波が引いた瞬間に我に帰ったら、もう恥ずかしくて…でも痛くて…ゴメンナサイです。
10時51分 ついに全開大になりました。
ガンガンいきみなさい~との言葉に必死に答えようとする私。
そこで、あることに気がついた。
旦那様の立ち会いっ!!
助産婦さんも気がついて、旦那様を呼んでもらいました。危なかったぁ~
カメラやらハンディを首からぶら下げ現れた旦那様に思わず吹き出し…
乱れまくってた髪を纏めなおして汗まみれの顔を拭いてもらいました。
皆に見守られ、助けられ
『とても上手にいきめてるからね~その調子でもう一回っ』みたく誘導してもらい。
何度目かのいきみの後に赤ちゃんが出かかり。やっぱり…え陰切開。
力いれてる時に切られたのか…なんかピリピリっと裂ける感覚。
クライマックスにもかかわらず、一気に凹みました。そして流血。
助産師さんの服に飛び散ってるのが目に映ったよ…。
『はいっ、力抜いて~いきまないで~』と両手を支持器から外され…
ズルンっ!!!赤ちゃんの頭が出たみたい。
助産婦さんがゆっくりと赤ちゃんを回して肩が出てきて
最後は私自身が赤ちゃんの両脇に手を入れて取り上げる形になりました。
11時34分
陣痛開始から7時間
3070グラムの男の子
そのまま、私の胸でカンガルーケア。
痛いのなんか吹き飛んで、とんでもない幸福感が涙と一緒に溢れて来ました。
『良かったぁ~』と泣きじゃくる私
ちゃんと顔のパーツも手足五本指揃ってる。
元気な産声。
目を開けて、私を見つめてくれている。
旦那様も私の手を握って、泣いて喜んでる。
私は本当に幸せ者だ。