日曜劇場『ごめん、愛してる』、最終回でしたね
『ごめん、愛してる』は、ソ・ジソブssi主演の韓国版を観たことがありませんでした
廃人続出の大ヒット作と聞いてたので、興味はありました
今回、日本でリメイクされるに当たって、AbemaTVで韓国版を放送(GYAO!でも配信)してくれたので、日本版と韓国版を並行して観てました
日韓の『ごめん、愛してる』を比較しながら、日本版の最終回を振り返ります
最終回に至るまででも違いはいくつかあって…
- 日本版は、韓国版では登場してる凛華(ウンチェ)の母・姉・妹が登場しない
- 韓国版の双子の姉は、日本版では同じ施設で育った幼なじみ
- ムヒョク(日本版:律)は自分を捨てた恋人を庇って銃弾を頭に受けるけれど、律は弟のように思っていた韓国マフィアの跡取り息子を庇って撃たれる
- 律(韓国版:ムヒョク)は、復讐目的でサトル(韓国版;ユン)の彼女=塔子(韓国版:ミンジュ)を誘惑しない
- なので、ミンジュ(日本版:塔子)とムヒョクの浮気現場を見てユン(日本版:サトル)は交通事故を起こすけれど、サトルは、塔子に「好きになったことはない」と言われたショックで交通事故を起こす(サトルと彼女が別れるのも、律が原因ではなく、彼女の父親の死が引き金になってる)
などなどなどなど…
主にストーリーの本筋とはあまり関係ない部分(例えば、ユンとムヒョクの間を揺れ動くウンチェとか…)をバッサリ削ぎ落として、設定もいくつか変えて、でも韓国版ではなかったエピソード(例えば、律の心臓提供を『幸福の王子』になぞらえるとか…)も加えてる日本版って印象を受けました
そのお蔭か、律はムヒョクに比べて、他の女性(昔の恋人やミンジュ)に目もくれなかったので、凛華一筋感が際立ったように思えました←個人的感想です(;^ω^)
韓国の16話に比べて日本は10話、そして1話当たりの放送時間も韓国より日本の方が短いので、ストーリー上 必要か否かの選択を迫られたのかもしれませんね
削ぎ落とすところはそぎ落とし、加えるところは加えて、韓国版とはまた違うドラマになってたように思いました
さて、最終回
韓国版の最終回では、私の中では驚きが3点ありました
ユン(日本版:サトル)のお父さんについては完全にスルーだけど、離婚したのか、はたまた死別か?…と気にはなっていましたが…
驚き①ユン(日本版:サトル)が養子だった
「僕はお母さんの本当の子どもじゃないんだ
養子なんだよ」
韓国版でこの場面を観た時はビックリした~
オ・ドゥリ(日本版:麗子)はユン(日本版:サトル)溺愛だったから、実子と思い込んでました
あの溺愛っぷりが、ムヒョク(日本版:律)に対する冷たい態度と対照的でした
サトルを大事に育てて「私の心臓をあげて」と医師に懇願してた麗子…愛情深い人なんですね
そして、韓国版では途中で明らかになるんだけど、日本版では最終回まで明かさなかったのが、いい演出だったと思ったのがココ
麗子の運転手=凜華父の告白
「私がお前を連れ出して、児童養護施設の前に捨てた
彼女が目覚めた時、子どもは死んだと伝えた
麗子さんは知らないんだよ
あの時の子が生きてるってことを」
もしかしたら 麗子は、死産だと思っていた律の代わりにサトルを引き取って愛情込めて育てたのかな
ここもいいシーンでした
サトルに心臓を提供すると約束する律に対して、「あなたにお礼がしたいの」と言う麗子に律が、
「メシ、作ってください」
感極まって、食べてる途中で外に出る律
「母ちゃん、産んでくれてありがとう」
「生まれ変わっても、また親子になろうな」
律の最期
「ごめん、愛してる」
凜華にそう告げた後、
覚悟を決めたような眼差し
一年後
「兄のお蔭で僕は命を繋ぐことが出来ました
今日の演奏を兄に捧げます」
サトルがショパンの『別れの曲』を演奏中、律との色々な場面を思い出し、席を立つ麗子
「泣いていらっしゃるんですか?」
「泣いてなんかいないわ
息子はサトル一人だけよ
もう一人息子がいたけど、遠い昔に捨てたの
その子の為に涙を流す資格は、あたしにはないわ」
驚き②母は最後まで息子が生きていることを知らなかった
韓国版を観ている時、どこかで母に「あなたの息子です」って告げると思ってました
それを聞いた母は驚愕し、今までの行為を後悔するか赦しを請うかするんだろうな…と
ムヒョクも律も息子だと名乗らなかったし、韓国版ではオ・ドゥリは知らないままこれからも生きていくように描かれてました
日本版では、上記麗子の台詞を聞く限り、律が息子だと知ったような感じですね
律を思い出しながら、ピアノを弾く麗子
やっぱり、律の死後 真実を知ったっぽいですね
驚き③:ラスト…ウンチェ、ムヒョクのお墓の隣で死す
これが一番驚きました
えっ!死んじゃうの?!って
韓国版のラストは、ドラマ全体を見ると、ウンチェのお父さんが過去に犯した罪に対して罰せられたってコトなのかなぁ
でも、別の終わり方でもよかったんじゃ…って思ってました
日本版でも、韓国版と同じラストを辿るのか?
第1話の冒頭を観ると、その可能性も大と思ってましたが…
韓国 ソウル
二人で過ごした思い出の場所に横たわる凜華
「しっかりしろ ボケチン」の声(幻聴)に…
生きてた~~~( ;∀;)よかったぁ( ;∀;)
韓国版は2004年の作品、登場人物が死んじゃうのが流行りだったのかもしれませんね←知らんけどw
前を向いて歩く凜華
うんうん、後を追うよりこの方がいい(・∀・)イイ!!
ジソブさんのムヒョクは当たり役でしたね
ムヒョクが黙って前を観てるだけで、なんか物哀しさが漂う
鍛えてるから、ワイルドな雰囲気も合わせ持ってるし←初期のムヒョクは暴れん坊
律は長瀬君の実年齢からか、ムヒョクよりは年上の設定で、大人な感じがしました
そのせいか、ムヒョクよりはおとなしめで、淡々をしてるように 私は思いました
最後の表情=、キリっとしててカッコよかったなぁ(*´ェ`*)
※画像はTBS FREE by TBSオンデマンド ごめん、愛してる 第10話(2017年9月24日20時59分まで無料配信中)よりキャプらせて頂きました
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