国際結婚夫婦喧嘩・・・仁義なき戦い 2 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

さあ、盛り上がってきましたよ~!
続きです。

夫の「冷たい女」という言葉に逆上した私は
日本に帰る決意をする。
もうやってられるか!
自分の家族なんだから
自分で面倒見たら良い。
私を散々当てにして
その当てが外れても
私は関係ない。
知るか!

夫も夫の家族も
私を散々馬鹿にして
私にこんな仕打ちをした。
申し訳ないと思うどころか
病気で使えない私に
「役立たず」と言わんばかりの態度
こんな待遇で、これ以上やってられるか!

バックを投げた夫を睨みつけ
バックを拾う。
夫はそのバックをまた床に投げつける。

私はその夫の態度に更にムカつき
冷静に夫にゆっくり言う。
「私はあなたの奴隷にはならない。
私は私の好きなように人生を生きる。
こんな仕打ちを受けても我慢しろというなら
私はあなたのいない人生を選択する」と・・・。

夫は
「とにかく今は帰らせない
こんな体調のまま外に出れると思ってるのか?」といい
押し問答。

その様子を見ていた子供たちは
一斉に夫の側にやってきて
夫を責める。
「ママをいじめるな!」と・・・
その姿にはっと我に返った私。

子供たちが心配している・・・。
こんなの見せれない・・・
でも、今は引き下がれない。

どうしよう・・・

夫も同じことを思ったらしく
私をキッチンに連れて行き、
ドアに鍵をかけた。
ドアのそばで
「大丈夫、ママたち話し合いしてるだけだから
心配しないで。」と子供たちに声をかける私たち。
ドアの外で心配そうにしている子供たち。
「ダディ、ママいじめちゃだめだからね」
と必死に訴える息子。
「大丈夫あっちに行ってなさい。」と私。

さあ、これで戦いの環境は整った。
私は夫を睨みつけ
今までの鬱憤全てをぶちまける。
「私は病気でも、マージーの世話をするのは
当たり前なの?
病気で寝ていたらいけないの?
私が病気になったのは誰のせい?
自分の家族が彼女のせいで苦しんでいるのに
あなたは、なんでなにもしないの?
あなたが引き受けた自分の家族なのに
なんで私が世話する必要があるの?
ここまでする必要があるの?」
と私。

すると夫は
「マージーはヒロの家族だろ?」と
抜かしやがった。

これにはカチンと来た私。
「はあ?
マージーが私の家族?
貴方の家族でしょ?
あなた、私の祖母知ってるの?
私の祖母に何してくれた?
家族?
私の家族に私がやったようなこと
やったことある?
私の家族が貴方に
私が今やっているようなことや
病気になっても
世話させるようなことまで求めたことある?
貴方は私の家族が来ても
仕事がきついのを言い訳に
会話さえしないときだってあったはず。
私はそのことに不満を言ったことはないわ。
でも、貴方はおばあちゃんという
私からは遠い存在がここまでして
私が病気になっても
世話するのが当然というのね?
本当に信じられない。
どんだけ自己中なのか・・・。」
と私。

続けて
「いつもそうよ。
貴方の家族は私のこと使用人だと思っているのよ。
私たちがイギリスにいたときもそう、
貴方の家族は私が貴方の家族に奉仕するのが
当然だと思ってる。
自分(義父母の)の娘にさえもさせないようなこと
私にさせるなんて、どうかしてる。
私は貴方のおばあちゃんの下の世話をしに
ここに来たんじゃない。
私は貴方のおばあちゃんのせいで
こんなに苦しむ病気になったのよ?
それでも何とも思わないの?
普通じゃないでしょ?
こういうの狂ってる。
もう、いい加減にしてほしい。

私は、貴方たちにここまでする義理は全くない。
彼らが私に何をしたの?
私は何もしてもらってない。
ほかの人が受ける恩恵は何一つ受けてない。
イギリスでの初めてのクリスマスでさえ
私は使用人扱いだった。
私は良いように使われているだけ。
貴方でさえ、私を使おうと必死。
なんで?
私がアジア人だから?
こういうの当然と思ってるの?

自分がきついから、
病気の私でさえ使いたいのよ。
病気で使えない私が憎いのよ。
異常よ。
妻にここまで求めるなんて。

貴方の親ならまだしも、
貴方のおばあちゃんよ。
私には遠い遠い存在なの。
ほんの少ししか会ったことのない人なの。
わかる??

なのに、
なんで私がここまでしないといけないの?
なんでこんなに苦しまなきゃいけないの?
なんで私たちの子供まで病気に苦しまなきゃいけないの?
あなた、親でしょ?
子供の苦しむ姿見ても
何とも思わないわけ?
信じられない。
自分の子供よりマージを優先させるなんて。

こんなことがイギリスでは普通なら
私は貴方の妻にはふさわしくない。
少なくとも
私には考えられないほど
非常識なことなのよ。
イギリスで再婚相手探したら?
そうしなさい。
きっと、
みんな貴方のおばあさんや両親の世話を
喜んでしてくれるわよ。
私にはこんなの無理。」
と怒鳴りつけた。

これに対して夫は
「でも、病気はもうとっくに治ってるはずだろ?
ノロウィルスは通常3日のはず。
こんなに長くなるはずがない。
君はマージーの面倒を見たくないから
ベットに隠れてるんだ。」と・・・

これに私は
失神しそうなほど頭に来た。
「はあ?
なにそれ?
あんた、何を根拠に私が病気じゃないというの?
あんた医者なの?
あんた私の何を見てるの?
ああ、私が一晩中吐いているときも
寝てたわよね。
私は貴方に吐くところをいちいち見せないと
貴方は納得しないの?
一晩中つきあわせればよかった?
仕事だから気を使ってたのにね。
私、まだ吐いてるし。
貴方を起こさないように
黙ってバスルームで吐いてる。
それじゃ、吐いているうちに入らないのね。」

これに
「だって、昨日起き上がれたじゃないか。」
と夫。

そう、この人は外国人。
日本人のこういうメンタルのことは
理解できていない。
頑張って気丈に振る舞う・・・
という観念がない夫には
私の行動は理解不可能であったよう。
つまり、無理して起きているのは
よくなったと勝手に思ったよう。
なのに、今日はベットで寝込んでいるので
ズルしていると・・・

これに更に切れた私。
「外国人のあんたには
一生わからないでしょうね。
外国人はきついと、
大げさに表現するからわかりやすいのだろうけど
日本人はきつさを隠すのよ。
頑張れないほどきつくても
やってみせようとするの。
何年も日本にいて、私といたのに
そんなことも理解してなかったのね。
貴方に対して、マージーにたいして
気を使おうと必死だっただけ。
そういうの、私の性格だったでしょ?
そんなことも忘れたの?
それに、このことと治ったのは別問題でしょ?

私がベットから出なかったのは
子供たちに自分の病気を移さないように
そして
貴方に辛い自分を見せないため。
こういう考え方
きっと、一生わからない考え方なのでしょうね。
イギリス人の貴方にはね。

それに考えてみてよ。
私がもし、治っているなら
ご飯食べれるでしょ?
私4日間何も食べれてないのよ?
貴方が一番知ってるでしょ?
演技で4日も食事食べないで
やっていけると思うの?
そんなことできるなら
私はとっくに痩せてるわ。
それにそんなことできる人
いないでしょうよ?
1日や2日じゃないのよ?
4日よ、4日!
バカじゃないの?

それにね、私が今までそんなズルをしたことあるの?
今までそんな理由でさぼったことある?
貴方が私のこと
こんなにわかってないなんて
本当に残念だわ。
私、貴方のことすごく勘違いしてた。

どうぞ、表現力豊かな「デキル」イギリス人女性と
再婚なさいませ。
私はこんなふざけたこと、もう真っ平ごめんです。
日本人であることを否定してまで
貴方と一緒にいる気ないから。
一生懸命やって病気になっても
それ以上のことを求められる。
頑張って、歯を食いしばって起き上がっても
仮病と思われる。
こんな扱いを受けて傷ついていても
帰らせてもくれない。
私の意志さえも貴方の家族のために
犠牲にしなければいけない
まるで奴隷。

私は
貴方の家族に奉仕するために
結婚したんじゃない。
私はこんな思いをするために
結婚したんじゃない。
私にはもう無理です。
帰らせてください。
お願いします。
それとも、病気でもタダで使える使用人が
出て行くのがそんなに困るの?
だったら、ちゃんとお金払って雇ったら?
私は無理。
もう限界です。」

私はこのとき
本当にどうでも良いと思った。
これで夫が理解できなかったら
私はもう、無理だと・・・。
だから
洗いざらい
自分の心の奥底にあった全てものを
吐き出したのであった。

つづく