最初の1件目で問題発覚 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

さて、夫の希望は一軒家。
コンパウンド(一軒家の集合団地)に引っ越したいようだ。
私はマンションがいい・・・
実はもう手ごろなものを見つけていて・・・・
そこに心は決まっていた。
もし、期限内にコンパウンドでいいものが見つからなければ
そこに決定・・・
そんなルールで探し当てていく。
ちなみに、マンションには沢山の空きがあるので
あせる必要は全くない。

値段が500BD。
これはコンパウンドだろうがアパートだろうが
3LDKとしてはあまり数がない。
だから、探すのは簡単。

片っ端からボロそうなコンパウンドをあたっていく。
そして、あっさりいい物件を見つけた。
それは海が見える物件!!


家の前はテニスコートとプール~!
公園も目の前。
テニスコートの先にチラッと海が見えてる~!
また海が見れる~!!と心がウキウキ。




ちょっと古いけど、まあ、何とかできそうな感じ・・・。
間取りが・・・今の我が家に似ていて、
とっても好印象~!
3LDKで庭がひろ~い!
しかも・・・家賃はなんと・・・・

400BD~~~!!
予算より、下~!
私って天才~!
と思いながら夫に報告!

夫もノリノリで見に行った。

が・・・・


夫の様子がおかしい。
終始落ち着かない様子で家の中を見て回る。

すべてを見終えて・・・
「ここは駄目だ。」という
「え???古すぎるから??」という私。
すると、「そうじゃない。ここは危険なんだよ。」と言い出した夫。
そして、屋根を指差す。
その屋根が・・・
一見、コンクリートで出来たようなトタン屋根。
夫がいってる意味が全くわからない私。
すると夫は
「あれ、アスベストだよ。
アスベストとコンクリートを混ぜて屋根にしてあるんだ。
熱に強い素材なので
昔はよく屋根に使われてた素材なんだよ。」という。

アスベストとは・・・
今世界中で使用禁止傾向にある
問題視されている素材。
昔日本でもよく店の駐車場なんかに使われていた素材。

耐熱性に優れていたので、昔はいたるところに使われていたのだ。
この石綿みたいなものが


肺の中に入ると癌になる。
つまり、体にとても危険な素材。
発ガン性物質!
そのことが問題視されているので
世界中で使用をしてはいけない動きになっているのだ。

その素材が屋根に使われている。
この屋根はコンクリートとアスペストとを混ぜて作ったものだが・・・
劣化が酷くて石綿が崩れかけている箇所をいくつも見つけた夫。

つまり、空気中に石綿(アスベスト)が浮遊している可能性があるのだ。

家の中にも使われている箇所を見つけたらしく、
この家は、いつか、自分たちに健康被害を及ぼすと
夫は断定したようだ。

その話をきいて私も納得。

これを除去すれば粉塵が舞い
余計に被害が拡大するし、
そのままでも粉塵は浮遊する。
この場所自体、もう近寄らないほうがいいということになった。

これ以降、この価格帯の古いコンパウンドを見つけるたびに
この「アスベスト」を見つける。
この国には規制がないようで、
もう腐りかけてボロボロのアスベストがあちこちに存在する。
(それなのに家賃は18万円とか・・・ 汗)
この国は、薬もそうだ。
ほかの国で手に入らないもの、
つまり使用に問題があるものが手に入ったりする・・・。
この国はどうも、安全の基準がほかの国よりゆるいのかもしれない。

とにかく
こんな危険な場所がこの国には沢山あることに
家探しをして
初めて気づいた私であった。