ヒロの奇妙な物語(怖い話) 3 | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

ここまでいくつか体験していたのに
全く幽霊は信じる気はない。
気のせいだと今でも思っている。
きっと、そう思いたいだけなのかもしてないが・・・。

さあ、ここからが本題!
最近の出来事。
日本にいるとき、幽霊は信じていないとはいえ
日本の幽霊は何だか怖い・・・。
日本を離れると、’幽霊には出くわさないと
勝手に思い込んでいた。

理由は・・・
海外の幽霊の映画はうそ臭い。
何だか現実離れしすぎていて
逆に怖くない・・・。
だから、幽霊なんて怖くないのだろうと思っていた。

ある日、いつものように
フランスの家をネットで見ていた。
私、趣味は家探し・・・。
お得な物件を見つけると
本当に幸せな気分になる・・・。

しかし・・・
フランスの物件をインターネットで探していると
あることに気づいた。
不自然な写真がけっこうある・・・。
こういうのを見つけるのが下手な私でも
写真に違和感を感じるのだ。
なんか変・・・そんな写真。

いわゆる心○写真のようなかんじのするもの。
しかも、今までTV番組で取り上げられたものだったら、
嘘だ~!絶対加工してるって!と思えたのだが、
この写真は明らかに家を売るためだけにとられたもの。
つまり家を売るつもりなら、わざわざ幽霊を入れる加工なんて
するわけがない。
逆に削除するはず。

しかし、フランス人・・・気づいていないのか、どうでもいいのか、
幽霊と思われるものや妙なものが写っていても
そのまま公開している。

※その写真・・・見たい方は次のブログでアメンバー限定にしますので
そこで見てやってください。
今日の3時頃アップ予定です!
アメンバー記事はこれ以降書くつもりがないですので、
これが最初で最後!
見たくない人の目に触れないための対策です。
見た後のクレームは一切受け付けません!
ご自分の判断で見るかどうか決めてください!
あまり期待できるようなものではありませんよ~!
んん?多分そうなのかな?という程度です。

さて、そんな写真をいくつか見ながら
こりゃ~フランスで古い家買ったら
一緒に幽霊もついてくるかもね~!
なんてのん気に考えていた矢先、事件は起こった。

当時バーレーンのアパートに住んでいた私達。
新しい最近できたアパートだし、ここは埋立地だし
幽霊なんているはずはない!
そう思い込んでいた。
実は引っ越した当初から家鳴りがひどかった。
バチバチと音がする。
決まって夜中に音がするのだ。

誰かが壁を叩く音。
隣の話し声が聞こえる・・・。
アパートならではの音・・・。
全く気にならない。

しかし・・
クリスマスが明けた数日後のこと。
この日、家のきしむ音がひどかった。
うるさいな~
そう思いながらウトウトして寝た。

そして・・・
夜中に大きな音で目が覚めた。
それは、TVの音
消したはずのTVが大音量でついている。

音に驚いて慌てて起きた私。
寝ている夫を起こそうとすると・・・
当然ながら起きない。
この人、一度寝ると
蹴っても叩いても起きない。(立証済み 笑)

さあ、困った。
怖いからいきたくないけど、
このまま放っておくわけにもいかない。
子供が起きてしまう・・・。
怖いながらもリビングへ・・・

こんなときよく思う。
ホラー映画で、行かなきゃいいのに
幽霊のところに行こうとする主人公たちに
いつも、「行ったら駄目よ!そんなことするから、
後で大変なめに遭うんだって!お馬鹿さん~!!」と
TVに向かっていっている私・・・。
この時、正に私はこのホラー映画の主人公たちの仲間入り・・・。
わざわざ怖いところに行くお馬鹿さんだ。
怖いのにそこに行かないといけない・・・
子供を起こさないためにも・・・。
足がすくんだ・・・
背中がぞくぞくする。

すると私がTVの前までくると
TVの画面が先ほどの老人がインタビューされていた画面から
急に変わった。
ビックリした。
この間、私は何も触れていない。
リモコンも、テレビ台の上に置いてある。
つまり、チャンネルが変わるはずがない。

しかも、あのザーという白黒の砂嵐のような画面・・・
よく、ホラー映画で出てくる
あのTV画面。
怖くなって急いでTVを消した。

すると・・・今度は台所から
バチバチと音がする。
かつて私が離婚当時の一人暮らしをしていたあのアパートで聞いた、あの音。

そして、壁が、ゴン!と音がなった。
その瞬間、ビクッとした。
その時点で、ダッシュで布団に潜り込み夫の手にしがみついて寝た。
夫この間、大イビキをかいて寝ていた。
全くの役立たず状態・・・・
しかし、いつもなら「うるさいな~」と思うイビキなのだが
このときばかりはそのイビキで
妙な音が聞こえないので助かった・・・。
夫の腕時計を見ると・・・
もちろん夜中の2時だった。
丑三つ時・・・(怖)

こうして、私はこのアパートを確実に出て行く決心を固めた。
今まで夫が気に入っていたから遠慮していたが
もう、我慢できない。
上の住人(ペントハウスの住人のマナーが悪いこと)といい、
この幽霊騒ぎといい、
もう限界。

こうして私達は引っ越を決定したのであった。
もちろん、現実主義の夫は幽霊などは信じていない。
まあ、寝ていたのであの日のことは気づいていない・・・
なのに、私をからかうように
「はいはい、お化けが怖いから引っ越したいんだよね~!
そんな理由でなくても引っ越してあげるのに!」
とニヤニヤしながらいう・・・。
コイツ~怒り怒り怒り
ぶっ飛ばしてやる!怒る怒る怒る怒る
本気でそう思った!
本当に役立たずな奴、
一生懸命に幽霊に立ち向かったのに
この言われよう・・・。
しかもそんなに幽霊怖くないなら
あんた(夫)がやってくれたらよかったのに・・・泣きかえる
ビンタしても叩き起こせばよかった・・・。(←鬼嫁)

ちなみに、このマンションの私たちの隣には誰も住んでいなかった。
このことは、幽霊騒動の翌日に受付で確認した。
ハッキリと今は空き家であの当日はもちろん、
半年以上も確実に誰もいなかったと言っていた。
だとすれば・・・
いったい誰があんな真夜中に誰も住んでいないマンションの壁を叩いたのか・・・。
いつも聞いていた話し声はなんだったのか?
そして、いったい誰が我が家のTVをつけたのか?
謎は深まっていくばかりである。

怖いよ~ううう!泣く