私の海老に何したんじゃ~!! | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

初めての砂漠遊びで、早速車が砂に埋もれ
ビビッてすぐに砂漠を後にした私達。
2時間ほどドライブし海岸沿いに出た。
ここで、道を間違えた私・・・。
いや、ナビが間違えた!・・・ことにしている!
ウミガメの見れる島に渡りたかったのに、その反対側へ出てしまった・・・・。
夫は、砂漠での砂かきで、もう疲れきっていた。
どうでもよくなった夫は「ウミガメの島は今度ね・・・」とほぼ放心状態。
仕方ない・・・あきらめよう。

今日は海でキャンプの予定・・・。
しかし、何故か気が乗らない。
私も疲れ果てていた。
ここに来て3日間、キャンプし続けて、いつも何かトラブル続き。
キャンプ初日から息子は嘔吐下痢症
次の日は薬を探し回り悪戦苦闘
終いには、キャンプした場所が射撃場。
道中喧嘩しながら、砂漠でキャンプ。
砂漠で砂に埋もれ
最後はマジオフロード強制体験。(急な斜面の砂漠の崖を車で下りた・・・。)
こんな状態でキャンプを3日やっただけでもう、お腹がいっぱい!
そんな気分。

しかし、キャンプをしたい夫のためにこのことは口にしなかった。
この日のキャンプでの夕食の食材を購入するため、
スーパーを探す。
海岸沿いのこの町は、とても小さな町でなかなかスーパーが見つからない。
やっとスーパーを見つけたものの、反対側斜線。
日本のようにすぐどこでも曲がれないのが中東。
くるっとUターンするのが普通なのである。
Uターンしようと車を走らせると・・・・
「シーフードレストラン」の看板が・・・。
そこには伊勢えびの絵や、カニの絵魚の絵・・・美味しそう・・・。
夫、このときすでにお腹が空いていた。
どこかで食事をしたいと思っていたところであった。

ケニア旅行をしたとき、シーフードには良い思いをした。
1500円で50cmの伊勢えびを食べたり、
300円くらいでキングフィッシュを食べたり・・・
だから、ここも海は魚が豊富なので安くて美味しいに違いないという、
私たちの勝手な期待・・・

夫は我慢できずに、車をレストランに止めた。
「おなかが空いたから、シーフードを食べよう」
という夫に「いいわよ~!」とヤル気満々の私・・・。
私は甲殻類(えび・かに)には本当に弱い。
大好きで仕方がないのだ。
カニを一日中食べろといわれたら、
2日は食べられる・・・そんな体質ハート
とにかくシーフード大好き!

期待を胸にレストランに入ると・・・・
シーフードレストランのはずが、カレーのにおいがする。
何でだろう?と不思議に思ったが、このときはあまり深く考えなかった。
実は中東、料理担当はインド人やアジア人が多い。
それに、インドやパキスタンからやってくる人が多いため、
意外とどこのレストランにもカレーメニューが多い。
このシーフードの店にもそんな人のために
カレーメニューが置いてあるのだと思っていたから深くは考えなかった。

メニューを見て、「このカニください!」という私。
するとこの店の男は「カニはない・・・」という。
「じゃあ、この伊勢えびください!」という私。
すると「ロブスターはない・・・」という男。
「じゃあ、これは?」私
「これもない。」男
「それじゃあ、これは?」私
「これも売り切れ・・・」男
「じゃあ、何があるの??怒る」私
「ジャンボ海老と魚がある」というこの男・・・
メニューには30種類以上の魚介類が並んでいるのに
実際に頼めるのは3種類くらいのシーフード+カレー・・・
だったら、名前変えれよ・・・と言いたくなる。
「カレー専門店シーフードも時々やってるよ!」
っていうほうがわかりやすい。

実は中東のレストラン、意外とこんな感じが多い。
メニューにあるのに売り切れとか、作れないとか・・・。
だったら、メニューからはずせ!!と言いたい。
しかし、実際にメニューからはずすと、
それはそれは貧相な数のレパートリーになるため、
真実よりも見栄えだけはいつも気にするアラブやインド人たちは
出来ようが、出来まいが、メニューに載っていると言うわけである。
疲れる・・・。
全く、客の気持ちは無視のこの対応、毎回腹が立つ以上に、結構笑える。
いつか行ったレストランは、何十種類のメニューから結局1種類しか作れなくって、
店員の前で笑いをこらえるのに必死だった。

とにかく、このジャンボ海老しかないと言うこの男。
「ジャンボってどれくらい大きいの?」と聞く私。
すると「こんなに大きい」と20cmはあろうかという大きさを手で表現した。
怪しい・・・そう思ったが、それしかないので仕方がない。
値段もそんなに安くないし(800円)、きっとそれなりのものが来るのだろう・・・。
そう思っていた。
しかし、不安だった私は「どんな風に料理するの?」と聞いてみた。
すると、この男固まった・・・。
そして、「グリル!(焼く)」と言い出した。
それなら安心・・・そう思ってこのジャンボ海老をオーダー。
夫は焼き魚を頼んだ。

昼時だからか、多くの人が店を訪れていた。
しかし、奇妙なことに皆、インド人やパキスタン人・・・。
地元のオマーン人はほんの少し・・・。
店の中は一気にカレーのにおいがし始める。
きっと、カレー料理をオーダーしたのだろう・・・。
待つこと15分。ようやく私のジャンボ海老がやってきた。
が・・・・しかし
このジャンボ海老を見て私は固まった。
まず、海老はどう見ても普通のサイズの海老。10cm以下
ジャンボではない・・・。
次に焼いただけ・・・と言っていたが、ただ焼いていたわけではなかった。
なぜか、タンドリーチキンのたれのような物に漬け込んだ感じの色。
そしてそれを焼いているが、焦げている・・・・。
見た目に失敗・・・そんな感じに見えた。

もしかしたら、見た目は悪いが美味しいのかも知れないと
プラス思考にしてみた私・・・。
しかし、見た目が悪かったこの海老・・・
味は更に上を行くマズさ・・・。
タンドリーの味がきつくて、海老の味なんて全くしない。
しかも、何故か苦い。
そして、当然辛い。
怒りがふつふつと湧き出てくる。
私の海老に何したんじゃ~!!
そう叫びたかった。
今まで、海老料理でこんなにまずいと思ったことはない。
これが人生初、まずい海老料理であった。

夫の魚は全く同じく、タンドリーしてある魚。
タンドリーフィッシュ!
夫も魚はひどい味がしたようで、
非常に残念な仕上がりだったよう。
私はインド人シェフに言いたかった・・・。
タンドリーは
チキンだけにして!
特にシーフードには
合わないから!
海老はそのままで
十分美味しいから!

これ以上、
海老に何かしたら
許さないから!
覚えといて!!
怒る怒る怒る
そう、伝えたかった。

あまりにひどかったので、さっき注文をとった男に確認しようとすると・・・
「・・・・?」とよくわかっていない様子。
どうもこの男、最初から英語はわかっていなったが、
わかったフリをして答えていたようだ。
私の質問の意味も、全くわかっていなかったが、
何となく自分たちがわかる英語で答えていた・・・。
そんな風に感じた・・・。
そんなこの男は全く悪気なく、笑っているのをみると、
怒る気がうせた。

仕方ない・・・。確かに焼いてはいるし・・・。
そう思い、我慢して3匹ほど海老を食べたがもう限界。
これ以上は無理。
しかし、頼んだものは全部タンドリー味・・・。
この路線で行く気なら「シーフードレストラン」ではなくて
「シーフードタンドリーレストラン」に改名すべきである。
まったく・・・頼むから、分かりやすくしてくれ・・・

ほとんど手がつけられず、このレストランを後にした。
疲れがどっと出た。
そして、スーパーへ向かう。
「ほらね、自分で料理しないと、こんな目に遭うんだ!」と言う夫。
そしてスーパーに到着すると、店は閉まっていた。
つまり、今日の晩御飯の食材は買えない。(非常食の缶詰は車にある)
そうだ・・・今日はまだイード(イスラムの休日)半日で店が閉まるのだ。

何もかもうまくいかない・・・・
この時点で何かが吹っ切れた私達。
夫が「今日はホテルに泊まろう!
首都のマスカットに行けば何かあるはず!!」
そう言ってくれた。
この提案に大賛成な私。
このあと、私たちは首都マスカットを目指し、宿を探す。

つづく・・・


オマーンの海岸。
意外にも岩がごつごつしているところが多いです!!
ウミガメが来る気持ちわかります!
きれいな水の海です!



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