旅先で釣りさえできれば幸せなので、
あちこちに連れて行かなくてもいいタイプ。
だから、イギリスだろうと、中東だろうと
魚が連れた国の方が印象のいい国になるわけである。
ちなみに義父にとって日本はとってもいいところ！
以前私たちを訪問中、
日本で大きなカジキマグロを釣りあげたので！！
何日か滞在後、魚市場に連れて行った。
魚を買いたかったので、ついでに市場を見せようと思っただけ
義母は「私ここでまつわ！」と車から降りなかった。
理由は・・・かなり魚臭いからである。
魚にあまり慣れていない西洋人には厳しい所。
魚臭いのに慣れている私でさえ入るのに勇気がいる臭さ・・・。
しかし、新鮮なので、ここでいつも買うようにしているのだ。
義父はというと・・・魚臭いのは全く問題ない。
当然、どんな魚が売っているのか見てみたい義父。
ということで、車に義母と子供たちを残し、義父と私で市場に入ることに
冬場は魚臭さが半減するため、少しは息ができるが、
夏場は臭くて息ができない！
理由はサメやエイなどの
アンモニア臭を強烈に放つ魚も売っていることかもしれない。
このときは冬場だったので、まあまあの魚臭さ！
義父は臭いは全く気にならなかったようであったが、
魚の種類の多さに驚いていた。
魚市場のおじさんたちに
色々と魚の事を聞いている・・・。
私が魚を買い終え、自由に散策していた義父と合流
すると・・・義父の手には沢山の魚が・・・・
そう、義父はこんなに多くの種類の魚があるとは思っていなかったため、
あれもこれも食べてみたいと思い、
好奇心から沢山の種類の魚を買っていた・・・。
イギリスに比べると魚の値段はとても安いのも
購買意欲を促進したようである。
「こんなに魚いっぱい買っちゃって・・・
明日からずーっと魚料理ですよ。いいんですか？」と言う私に
「毎日魚が食べれるなら本望！！」という義父。
実は義父、魚を釣るだけではなく、魚を食べるのも大好き。
イギリスでは魚は安くないのでそんなにいつも食べれないらしい。
それに種類が少ないので、面白くないといつも言っていた義父。
帰りの車の中、義父の顔つきが変わった。
心ここにあらず・・・そんな感じ。
そう、義父は大好きな魚釣りのことを考え始めた。
こんなに沢山の魚が（市場）いるバーレーン、
きっと、色々な魚が連れるに違いない
そう思っていたようだ。
実は、魚市場に行った私の理由は魚を買うことと、
小さな安い海老を仕入れるためにやって来た。
その小さな海老は義父の魚釣りの餌にと思って
こっそり購入していた。
この時はまだ、釣りの餌が売っているところなど知らなかった。
だから、こんなことしか思いつかなかった私。
義父に「魚釣り、したいですか？」と聞いてみた。
すると、「うん・・・そうだね・・・」と言っていた。
義父がハッキリ、「やりたい！」と言わなかったのには理由がある。
実はいつも、自分だけの世界に入り釣りを楽しむ義父。
しかし、今回は孫と一緒に過ごすためにここにやってきた。
息子は当時まだ３歳。
とても一緒に釣りをできる年齢ではない。
それに釣りをするところは子供にとっては危険な場所が多いので
連れて行けない。
従って、孫と一緒に過ごすには釣りをある程度諦めないといけない。
いつものように釣り三昧・・・というわけにはいかない・・・
と多分義母に言われていたのだと思う。
そんなこんなで最初の２週間は何とか、私たちとあちこちに観光をしにいった。
ある日、バーレーンの漁港を覗いた。
独特のバーレーンの漁船に興味を示す義父母
ちょうど漁船は漁に出かける寸前であわただしい雰囲気
面白そうだったので、散策することに・・・。
漁師の人たちに質問したり、楽しく会話したり、
写真を撮らせてもらったりとご満悦の義父母たち。
次々と準備を終え、出港していく漁船は
何だかちょっとカッコよかった。
その出港する船を見ながら、「バイバーイ」と手を振る息子と娘。
その姿を近くで見守る義父母・・・。
何だか幸せそうな感じ。
全ての船が出港するまでそこにいた私たち。
すると、義父があることに気づく・・・
釣り人発見！
漁港で釣りをしていた地元の男性。
近くに行って、あれやこれやと聞いている義父。
側で見ていても、義父のハートに火がついたのがわかった。
そろそろ、釣り解禁・・・だな！
そんな私の予感が的中することとなる。
そしてそれが、大変なことになるのであった。
バイバーイ、いっぱい魚釣ってきてね～！！
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