ケニアに行くと決めたなら・・・ | 国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

国際結婚 こんなところまで来てしまった・・・

これは、私の過去の記録(日記)です。
イギリス人の夫と国際結婚 
中東で海外生活を経て
やっと日本に戻ってきた。。
海外でも日本でも何故かいつも微妙に波乱万丈をしている
2児の母です。

サウジから引越しが終わり、最初の1週間ほどはバタバタした。
家の中のものは全て新品のはずが、ハプニング続き。
水が出なかったり、
埋め込み式クーラーがこわれたり、
窓の隙間から砂が入り込んだり、
棚が壊れたり
シャワーが壊れたり
鍵穴が外れたり・・・
日本ではこういう家を欠陥住宅というのだろうが、
ここでは普通のようである。

日本という国に育ち何事も完璧であることが普通であった環境から
何事も完璧でない国に来ると、日本のありがたさが身にしみる。
しかし、この国が変だとか、おかしいとは思わない。
なぜなら、イギリスもあまり変わらなかったからだ。
きっと、日本という国はすごく特別な国なのである。
いろんなことが完璧であることが要求され、全てがほぼ完璧。
そんな国は他にはないような気がする。

引越しがある程度落ち着いたころから、また、アフリカ行きの準備に入った。
ケニアへ行くときめたなら、考えなければいけないことが山積み!
普通の観光地とはわけが違う!
きちんと全てやっておかないと、大変なことになる。

一番心配なのは子供を連れて行くこと。
私も親の端くれ。
子供にだけは何も起こらないように下準備が必要である。

アフリカといえば病気も考慮に入れなければならない。
黄熱病・ポリオ・肝炎・マラリアなどなど
多くの病気が考えられる。
これらを防ぐ方法は予防接種。
しかし、いっぱいありすぎて、どの注射をいつ打っていいかわからない。
夫はある程度調べてリストアップしていたが、これも多分という予測なだけで
よくわからない・・

だから、病院に行って直接聞いてみることにした。
サウジの最新の私立病院に行き、聞いてみる。
すると、医師は頭をかしげている・・
わからないようだ。
夫がおもむろに、「これは、自分で調べたものなのですが」と資料を渡す
すると「なるほど・・・」と感心している・・・
大丈夫なのだろうかと心配になる・・・
そして、結局その資料を基に予防接種を決めていった。

何種類あったかは覚えていないほどの予防接種のカクテルを
家族全員打った・・・
量が多いので、両手とお尻に注射を打たれる。
息子はなぜか、注射で泣いたことがない。
しかし、このときばかりは泣いていた。
娘は注射を打つ前からワンワン泣いていた。
全て終了後、この医師は「一番大事な黄熱病の予防接種まだだから」
と言われ、違う病院を紹介される。

紹介された病院は病院とは言いがたい施設だった。
薄暗く、綺麗とはいえないところ・・・
なんだか不安になりながら注射を打つ。
黄熱病の注射は打った後に熱を持つほどに痛い。
2・3日はけだるさが続くという。
黄熱病注射を打ったという証明書までいただき、
やっと家路に着く。
やはり、2・3日は体がだるく、風邪を引いたような気分。
今となってはあんなにいっぱい予防接種を受けたので、
どれが作用して体がだるかったのかはわからないが・・・

そして、一番きつかったのは、マラリアの予防。
マラリアの予防は、錠剤を定期的に飲む方法。
私たちが服用したのはラリアム(Lariam)。
子供も服用可能なので、この薬を選んだ。
この薬を飲むと、精神的に不安になる・・・
毎日のように悪夢にうなされる・・・
疑い深くなるなどの副作用が強い!
私たちも悪夢にうなされる日々を過ごし、
ちょっとしたことですぐ不安になった。

こうして、アフリカに行く準備は整った。
行く前からすでに、気持ちが落ち着かず不安・・・(薬の副作用!)。
これもアフリカという国に行く代償・・・しかたない。
出発までほぼ毎日のように悪夢にうなされる私達家族であった。

そして、引越し終了1ヵ月後にアフリカはケニアへと旅立つのである。

いざケニアへ!



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