ロマンを追う年頃〔欲望のコントロール〕 | 桐林宏光オフィシャルブログ Powered by Ameba

ロマンを追う年頃〔欲望のコントロール〕

 

 

 

粘り強いプレーで 70台の自己ベストタイのラウンドに同行。

小学生のころは 出だし3ホールで 大たたきしてしまうと 明らかにやる気が低下したり、意識不明ラウンドになっていた。そのうち 大たたきして 嘆いたり怒ったりすることはあっても挽回できることを学んだ。 数年前までは 前半調子よくでも 後半で「あ~あ、やっぱりな。いつもの通りだ」的な

後半くずれるパターンを一般化しようとするようになり、自分が必要以上に傷つかないように

ストレスから守る方法を身につけた。

そして年数がたち、ショットの飛距離も飛ぶようになり、パーオンすることも多くなってきたがなかなかスコアに反映しない。

「どうしたら70台で回れるのだろう?」と疑問を持つようになった。

やっとショートゲームの重要性に気が付いてきたのだ。

ずっと前からショートゲームの重要性は言い聞かせていても 自分での気づきがあってはじめて

「あ!そうか!」と、やる気になる。

アプローチも 小さいころは 見栄えのするあげだまのショットばかりしていた。ロブショットのほうが面白いらしい。(そういうこどもはたくさんいる)

低い球がスコアアップには大事だからと 耳にタコができるほど言って伝えて、練習はするが

本番でいざとなるとあげだまばかり。

 

それが あるときから低い球のアプローチを本番で行うようになった。

低い球での成功体験を積んで、やっと納得したようだ。

そしてついに70台がでるようになった。

 

もうひとつの要因は

 〔ロマンに走らない成功確率のジャッジメントができるようになった〕

80台のスコアのころは

トラブルショットの場面で ついつい無理して狙ってしまったり、

やりたいこと、やってみたいことをトライして墓穴を掘り、「あ~あ、またか~」のパターンを繰り広げてきた。

 

しかし、ある時からトラブルの場面で

「ねえ、どうするの?狙うの?」と聞くと

「いや、刻みます!」といって 次のショットで勝負できるように冷静にきっちりと刻めるようになった。

そのように瞬時にプランをたてられるような決断力ができてきて、次の勝負ショットに気持ちがつながっていく。そして結果は70台のゴルフができるようになった。

 

でもそれはたまたまではなく、それまでに「もうゴルフなんかやめてやる!」的な思いのスランプを乗り越えて、涙を流しながらも逃げずに立ち向かってきた中で

成功確率の計算もできるようになり、忍耐力もついてきたのだろう。

 

ゴルフは我慢くらべだ。

鼻歌を歌いながら楽にパープレーで回れるわけではなく、

必死に我慢して、喜怒哀楽の感情をコントロールし、5秒でリセットして

1打1打を積み重ねていくのだということ、それが70台のゴルフだ。

 

いろんなラッキーがあって偶然70台がでることもあるが

それは長続きしないし、その数字の結果ばかりが残り、その後に苦しいゴルフになってしまうひとはたくさんいる。

 

自分の目指すべき目標スコアと、悪くても踏みとどまるスコアの設定をおこなおう。

自分の実力は 踏みとどまれるスコアのほうだ。

なので 踏みとどまれるスコアの底上げすることをコツコツおこなっていれば

おのずと ベストスコア更新の道は開けていく。

 

ロマンを求めて夢やぶれる

 

ロマンを求めてもよいが 同時にスコアを求めると 結果には 結びつかないことが多い。

 

ひとときの快楽、達成感を得たいのが人間の本能だが、

スコアアップを目指しているという目標があるのであれば

計画性をもって そのホールを過ごすことに一生懸命になってみよう。

結構 脳の酸素を使うので疲労感は増す。

しかし、そうやって 結果がついてきたときに

ゴルフの奥座敷の扉が開いてくるものだ。

 

ロマンを持ちながらも 現実的に生きよう!