どうしてもスコアにとらわれる | 桐林宏光オフィシャルブログ Powered by Ameba

どうしてもスコアにとらわれる

 
競技会にでていれば スコア(結果)がすべて。
どんなにドライバーショットがすばらしく飛んだり、すごい切れ味のアイアンショットが打てたり、
思い通りのスピンのきいた惚れ惚れするアプローチができた・・・・などというプロセスレベルの評価や 芸術点は 競技会では 評価されない。
スコアがすべて。 どんなに人間性がよかろうが スコアがすべてだ。
まして 予選カットなどあれば 自分の上で 1打足りずに線引きされる。

競技会に出ていないにしても、ビギナーレベルからスキルアップして、
おまけなしで ちゃんと自分のスコアを間違いなくカウントできるようになったら
誰でも ベストスコア更新を その人なりのレベルで 目指すものだ。
そうであってこそ 面白いし、楽しい。ゴルフゲームなのだから。
しかし、 そこから スコア(結果)の数字に とらわれることとなる。
まして もうちょっとで ベストスコア更新とか、今よりステージあがるスコアが見えてきたときは
どうしてもスコア至上主義になりやすい。
もちろん 競技会にでている選手は なおさらだ。
そこで 自分のデータを Aゴルフ場では いくつ、 Bゴルフ場では いくつ・・・と平均値を出したりもする。
でも それだけの データだけでは 判断できないし、課題設定もできない。
最近は 多くの選手が 自分のデータ管理をするようになったが、
ティーショットがフェアウエイキープしたか、セカンドショットの残り距離は いくつで、ライや風はどうで なんのクラブで打ったか。
それ以降のショットにしても同様にチェックする。自分で記録しておくしかない。
パットにしても 「きょうは パットの調子が悪かった。3パットばかりだ」の情報だけでは改善点が見えない。
何ヤードのどんなラインをパットしたのか、そしてそのときにイメージどおりのタッチのストロークができたかどうか それもチェックする。
実に 忙しいチェックだ。
結果によって生じる喜怒哀楽の感情に振り回されていると 記録するひまはない。
ボーっとしていると 何のクラブで打ったのかさえ思い出せない。
そのように 各ショットのデータを記録しておくと課題が明確になってくる。
そこに更に メンタル的な影響も感じれて記録できると、自分の悪いパターンが見えてきて それに陥らずになんとか食い止めることもできるだろう。
なんだか めんどくさいような、つまらないような感じもする記録とり。
しかし、 それを積み重ねていき やっとコースマネジメント、 メンタルコントロールができるのだ。
自分への注意集中力を磨くこと、
その時々の ボディスキャン、メンタルスキャン能力、そして 状況判断のジャッジメント能力。
 
あ~  なんて やること いっぱいなのだろう。
 
ナイスショットが 必ずしも良いスコアにつながらないのが ゴルフ。
 
さあ、結果を出すために プロセスレベルで評価するトレーニングも積んでみよう。
偶然でなく、必然の良い結果にするために!
ミスショットを積み重ね、そのミスショットをショートゲームで なかったことにしていくのがゴルフ。
さあ、あきらめることなく、粘り強く 取り組んでみよう!