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宮里藍選手引退宣言に思う

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170526/k10010996061000.html
宮里藍選手 引退のニュースに
一瞬びっくりして、えっ!まだ若いのにと、一瞬思ったけど、
一呼吸おいて 思い直した。
5/29に本人の会見があるというので、
本当のところは わからないけれど、
引退発表という現象に対して、私のあくまでも個人的な勝手な思いを述べさせていただくことをご了承下さい。

20年前までは プロゴルファーが引退宣言するということは、記憶の限りはなかったように思う。
プロゴルファーは、個人競技なので、プロ野球やプロサッカーのようなチームからの突然の引退勧告は ない。
引退は自分で決められる、というより、引退ということが 明らかでなく、自然に試合にでれなくなったり、ということはあるが、プロゴルファーとして シニアツアーもあったり、一生ゴルフで生きていくことは可能なスポーツである。

ここ最近の風潮で、とくに女子プロゴルファーが引退宣言するようになった。

でも、引退宣言できるのは、トップ選手ならではのことであろう。
多くの場合は 引退宣言するわけないし、する必要もない、というか、できない。

女子プロゴルファーが 結婚し、母親になるというセカンドキャリアの考え方が定着しつつあるのが、最近の傾向。それだけプロゴルフの低年齢化が進み、ゴルフに捧げる人生だけではなく、いろんな選択肢がでてきた。
ジュニアゴルフの環境が以前より整い、いま活躍しているプロの多くがジュニアゴルファーの出身者だ。だから宮里藍プロにしても 31, 2歳と、若いようだが、ゴルフ歴は25年以上で、ゴルフの精神年齢は 若くはないであろう。
まして、日本、アメリカ、世界で活躍し、トップ選手として、色濃く いきぬいてきて、メンタルバッテリーも、フィジカルバッテリーも かなり消耗してきたに違いない。

フィギュアスケートの浅田真央選手の引退宣言も 共感するところがあったかもしれない、そんな世代なのかも。

いまのLPGA人気のきっかけとなったのは宮里藍選手の登場と活躍があったことが大きいとおもうし、
ジュニアゴルファーの憧れの存在に相応しい、優等生的なイメージ満載の宮里藍選手。
これから ひとりの女性として、ゴルフを愛する者として きっと もっと素敵な生き方をみつけてくれるだろうし、
いいお母さんになるだろうし、
2020オリンピックに関しても きっと、影響力ある 生き方をみせてくれるに違いないと思っているし、願っている。

宮里藍選手の残した功績、レガシーを
これからの選手がそのDNAを受け継いで、ゴルフに生かされる素晴らしい世界を磨きあげていってほしいな。
もちろん、自分も それに貢献したいとおもう。
宮里藍選手と同じ時代を過ごせて 本当に幸せに感じます。
日本のゴルフ界に よくぞ現れてきてくれました!
ありがとうございました!

そんな気分に なりました。月曜日の引退会見が楽しみです。