花道は デンジャラスゾーン! | 桐林宏光オフィシャルブログ Powered by Ameba

花道は デンジャラスゾーン!

もうすぐ桜の開花宣言がきかれる今日この頃。

うっかり 気温20度ぐらいの春の陽気があったり、 小雪舞い散るびっくりぽんの日があったりで なかなか陽気が安定しないこの時期。

気分は もう春で スタートダッシュきりたいのにね。


この日も朝から まさかの小雪状態。でも さすがに 地温が高いから 積雪するようなこともなく、

グリーンに雪の結晶が残っていても ボールが 雪だるまになることもなく ちゃんと転がる。

フェアウエイも 降雪で カジュアル状態のことろが多く、 それなりに 雨の日ラウンドの心構えで

まあ それなりし いたしかたあるまいという気分で ラウンドをこなし、 ちょっとミスしても

まあ 天気悪いし、 雨ふってるし、 雪ふってるし・・・ということで ミスにも寛容になる。それに 過剰に期待もしないから 無理もしない。 はじめから 身構え、心構えができているからね。

しかし 午後から雪もあがり おひさまが顔をだし、レインウエアも脱ぎだした。

地面が すぐに乾くことはないことはわかっていても 気分は晴れモードになってしまうので

降雪時のラウンドのような謙虚さが心身共に 薄らいでいく。

晴れて よかったという安堵感とともに 慎重さもかけていき、それとともに 欲望と願望が にょきにょきとでていきて 無理をするようになるし、 過剰に期待もするようになってしまう。


今の時期の フェアウエイ、 ライの状態は 1年中で 一番難しい時期だといえよう。

真冬の凍っているときは ボールがどれだけ はねるかわからない難しさもあるが

ダフっても 意外と飛んでいくし、 女性でも ランがでるので 飛距離がかせげるし ツボを心得れて、防寒対策だけしていれば意外とやさしい。


それにくらべて 今は 氷点下になることもないし、暖かい日もあるから

うっかり もう オンシーズンだとおもってしまいがちだが

まだ芝は薄く、 目土もしている場合も多くあり、 芝の下の土も 雨や雪なので 緩んでいて ざくっと はいりやすくなっている。 カジュアルウォーターでは ないけれど ゆるゆるのライで打たなければならないところは たくさんある。 とくに フェアウエイ、 花道あたりが デンジャラスゾーンだ。

ボールのライとともに 足場もゆるゆるの場合が多く、ふんばりがきかず、ちょっと スウエイしてしまったり、なかなか難しい。

花道にあるショートゲームは かなり難易度があがる。でも うっかり

ああ、いいところにきた!チップインコースだ!とか、寄せワンコースだ!と うきうきしていると ザクッとしたり ぎゃあーっと トップしたり 悲惨なグリーン周りを過ごすことになるのが いまの時期だ。

それで それを克服するには  ダウンブローに 打てる必要がある。 ダフっていたり すくい打ちは 通用しない。

ダウンブローに打つのが難しかったら パターや ユーティリティーなどを使って 徹底的に転がし作戦にいこう。そのときは ピンに寄せたいなどという 贅沢な考えは 横におき、 グリーンに乗ればよしという 謙虚で 基本の考えを保とう。

オンシーズンでは 寄せワンも簡単なエリアが 今時期は デンジャラスゾーンだということを 心にとめよう。そして 欲望と願望のコントロールをしよう。

結果(スコア)を求めすぎると 悲しい結果になりやすいので

ここは 頭をきりかえて ダウンブローに打つ技術を習得しよう!とか パターによる テキサスウエッジ力を磨こう!とか ゆるゆるライでも 通用する技を習得する時期にしよう!

ゴルフプレーで 考えなければいけない一番の優先順位は ボールのライです。(それとともに 自分のスタンスのライも影響するけどね)

そのライに対する見極め力と こなす技力を磨きましょう。それには 経験値をあげること。そう、 コースにいくこと。芝生の上にいることです。

練習場の マットのうえだけでは 決して習得できないことです。

コースの 芝生のうえにたてることが なかなかできない場合でも  そういうことなんだという知識をもち、 ノウハウを学ぶことです。 いつも ゴルフコースのなかにあるボールをイメージして 練習することが大事ですね。

GWぐらいになれば 芝生もきれいに生えそろうので ライの状態もよくなるでしょう。 では そのころまで冬眠していればよい?

いやいや ちがいます。 真冬、春先の この難しいライで こなす技力を磨くことが ひきだしを多くし、

オンシーズンでの トラブルショットに役に立ちます。

ミスショットをミスショットにしなくなる リカバリー力がみにつき それが 平均ストロークをアップさせることにつながります。

さあ どんどんコースにいって うちのめされよう! いまは その 時期だ。 へこたれる必要は無し。明るい未来のための 底力をつけよう!