ゴルフの奥座敷へようこそ! | 桐林宏光オフィシャルブログ Powered by Ameba

ゴルフの奥座敷へようこそ!



たかがゴルフごときで・・・・ 死ぬわけじゃないし・・・  ゴルフ? スポーツっていえるのかな?


ゴルフで めったに 命はおとさないでしょ。 死に直面するような危機感はない、安全なまもられた自然のなかでの お遊び・・・・?


おじいちゃん おばあちゃんが できるんだから ゲートボールと そんなにかわらないんじゃない?

お酒のみながらできるのって スポーツの領域にはいるわけ?

なにかスポーツはじめたいけど  いまさら テニスや バスケは 走るの辛いし きついし、 メンバーいないし・・・・ ゴルフだったら ひとりでも できるし  ゴルフぐらい たしなみで やるかっ!


そんな思いを ゴルフにたいして 思っていたのは わたしだけではないようだった。

わたしも かつて そんな 勘違いから ゴルフに接したひとり。

一歩まちがえば ほんとに命を落としかねないウインドサーフィンの世界にどっぷりとのめりこんでいた大学時代。新島への遠征では サーフィンのメッカ 波が大きいことで有名なはぶしうらで 沖にでての ウエイブをしていたときに 流された。 強風にあおられ  ウォータースタートもできない。 とにかくセイルをおこせない。

しかも まわりは かつおのえぼし(毒くらげ)で いっぱいだ!

セイルアップできないまま どんどんながされ 新島から 離れていく。

こんなことで 命をおとすわけはいかぬ。 必死の思いで なんとか ウォータースタートに成功し なんとか 島にたどり着いた。  ほんとに 命をおとすかとおもった経験は 数知れず・・・・・。

大学時代に 乗っていた 二輪車でも あぶないめに 何度もあった。

でも そんな 危険ととなりあわせのなかで 生きる快感というのも感じていた。 だからこそ 生きていると 実感できたのかもしれない。 そんな 命をかけている感に よいしれていた自己満足感の時代。


だから ゴルフなんて あまちゃんの ブルジョア的なあそびは どちらかというと軽蔑の領域にあった。

ふんって 感じ。

だから ゴルフを いろんな理由で はじめたときも  ゴルフぐらい すぐに うまくなっちゃうと思っていた。

命おとすわけじゃあるまいし。  あほくさっ! なんで いい大人が のめりこんでいるのか よくわからなかった。



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そう・・・・   ゴルフの世界に どっぷりひたるようになってから数年・・・・

ゴルフは 精神的な死に直面するということが あきらかになった。

実際に 命をおとすようなことは そうはないが・・

精神的死をむかえる瞬間は かなりあることにきがついた。

自分とむきあう、むきあわざるおえない状態においこまれる過酷なスポーツときづくまで どれだけの労力、時間、お金をつぎこんだか・・・・ はてしない・・・。


そうそう そんな似たような思いをしていたYさんも  ついに  ゴルフの奥座敷に突入!


ゴルフで 死ねることが やっとわかった。

ゴルフは 自分との闘い、 ホールとの戦い、 パーおじさんとの戦い・・だから プロセスレベルでの自己評価ををあげて そこのところで 成長すればいいと  だけ おもっていたみたい。

だから 目のまえの相手(同伴競技者や ライバル)との戦いではない 自己との戦いであると・・・

禅の修行のようこころもちで とりくんでいたようだ。 それも もちろん まちがいでない。

しかし ゴルフというターゲットゲームのなかに 勝負はつきもの。

目のまえに 相手とたたかう マッチプレーが ゴルフのはじまりであったように

目のまえの相手とのかけひきが ゴルフの醍醐味のひとつ。


Yさんは いままで 自分に まけたことは あっても 相手に負けることはなかった。

それは 相手と勝負をしていないから 負けることは ないのだ。

しかし ひとたび 相手を意識し  勝負をさせられるはめになり、 そして 逆点負けをくらって

はじめて 真に悔しさをしる。


いままで  勝負をしていなかったから 知る由もなかった 勝ち負けのあじわい。

とくに 負けの悔しさ。


悔しいと おもっていいんですよ。


プロの試合で プレーオフとかで勝負がきまって お互いの健闘をたたえあうシーンが よくあるけど、、もちろんそれは スポーツマンシップにのっとり そういう所作はおこなうけれど  自分ひとりになったときは ひどくあれたり あたりちらしたり 泣いたり 騒いだり  眠れなかったり  そりゃそりゃ  悪態をくりひろげるもんです。あたりまえの 人間の感情表現。

もちろん スポーツマンシップにのっとった所作は 必要。 ひとりになったときに感情的になるのは あたりまえ。

それでよし。 そうでなければ 向上しないし、 進歩もなし。 悔しいと 思う気持ちが 向上、成長させる。

悔しいと 思う気持ちを ゆるめたり、 逃げていたり、 かかわらなかったりしていては  それは 逃避行動。

進歩発展が遅くなる。


ゴルフのパフォーマンス向上には すてきな ライバルの存在は 不可欠。

自分が ライバル!なんて かっこつけちゃだめよ。


やっと やっと 暗黒の時代をおえて ゴルフの奥座敷の扉をひらいたね、Yさん。

ほんとに ゴルフをやめちゃうかと思ったころもあったけど  あたたかい周囲のかたたちに支えられ ゴルフをやめないで よかった! 感謝の気持ちをもちつつ  これから ゴルフの奥座敷突入に際して 心を整え

わくわくしながら  また ゴルフと むきあってみてください。


まだ ゴルフの奥座敷入りしていないかたがたも  その存在を理解し、

少しでも はやく扉をひらけますように ご案内させてくださいませ。

やっぱり ゴルフをはじめたからには 奥座敷にいかねば ほんとにゴルフの醍醐味をあじわえませぬ。


しかし そこに到達するには 楽しいことばかりでは ありませぬが。

苦しみや 努力しつづけることも 楽しいと思える境地にぜひ・・・ 逃げずに  立ち向かいましょう。

安易な道ではないし、 抜け道や 裏口入学も 残念ながら ありません わいろも もちろん通じません。

逃げたり あきらめたり やめたりしたら 絶対に到達は ありえません。


決して あきらめずに そうそう あきらめの悪いゴルファーになりましょう。

そうすれば 絶対に 扉が みえてきます。




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