近代生活あたりまえの日常への感謝 | 桐林宏光オフィシャルブログ Powered by Ameba

近代生活あたりまえの日常への感謝


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これは 映画の世界じゃない!

時間がたつことに 今回の地震の規模の大きさとそれに伴う被害の大きさと尋常でない状態が わかってきました。

まるでパニック映画をみているような錯覚にも陥りそうな報道番組の数々。

ふと、他人事のように画面をみてしまう。

これは 映画じゃないんだよ、日本で起こっていること。

東京から わずか400キロぐらいのところで おこっていること。

地震から2日たち 東京は平静さを取り戻しつつあります。


塾生のみなさんからも 無事だよメールをたくさんいただきました。

都心の病院から都内の自宅まで車で10時間かかったとか

会社に泊まって 朝帰ったとか、

会社から途中で ランニングシューズを買って 家まで 歩いて帰ったとか

都内の帰宅難民の皆さんのお話がありましたが  最後には でも そのぐらいですんだことですとのこと。

そうです・・・ 東北地方のみなさんのことを考えれば 東京でのパニックは ほんと

小さなことです。


福島のジュニア、近野プロ  いまだライフラインの復旧がなされていないなか

生きていくために知恵と勇気をふりしぼって 生活しているようです。

スーパーマーケットの食料品は売り切れ。電気ガス水道は不通。


茨城のジュニアも 電気ガス水道がとまり、でも元気で生きていますと報告を受け、

栃木のジュニアも ライフラインは復旧したけど  ガソリンスタンドの油は すべて 売り切れ、 今後の入荷も未定という不安をかかえた日々。


そんななか 昨日土曜日 栃木のうちが心配になり、一般道をてくてく走って

いってきた。(渋滞で4時間かかった)

 買ったばかりのテレビが きっと壊れているだろうな・・・しかたあるまい・・・・・ そして 部屋に入ると、

テレビもだいじょうぶ、 大きな鏡も大丈夫。 ちょっと 書類が散乱しているだけ。

電気もつくし、 ガスもつく。 お~  こりゃ よかった!・・・と 水道をだしてみると

  あらっ?  水1滴もでてこない! トイレに入りたかったのに ほんとに焦った。

近所の人に聞いたら  もうすぐ 断水が終わるというので  待っていたけど いっこうに出てこない。 

不動産屋さんに電話しても 回線がつながらない! えっ~!そんななわけ~!

市役所のホームページを開いてみても なんにも状況がアップされていない!

しかも 時々 余震がある。

そんなあやしげな状況の部屋のなかで ひとりで余震を感じるとやっぱり不安になる。近くに知り合いもいないし。


そして 近くのコンビニにいったら  朝からずっと断水のままで いつ回復するかわからないといわれ、 電気も朝 復旧したばかりで

アイスクリームのたなは 販売中止になっていた。

そして  ペットボトルの水は すべて売り切れ! カップめん、 おにぎり、 サンドイッチの類は すべて 売り切れ! ちょっとしたパニック状態になっていた。

そして 日が暮れ なんだか 世のなかが 暗い。電気を消しているうちが多いのか 停電しているのか。

とにかく これは まずい! 水がでないのは とにかく まずいと思い

荷物をまとめて 東京に また えっちらおっちら引きかえすことに。

断水は まずいだろう・・・・  近くの飲食店は 営業していない店が多く、いつもより街が暗い。

水がでないんじゃ 商売できないしな・・・。

でも そんななかでも 営業している飲食店がいくつかあったが、どういうことか?その店だけ 断水していないのか、 水を使わないのか(ありえない!)、 ためている水があるのか、 井戸でもあるのか・・・・・なんなんだろうと思いながら 車を走らせた。


東北自動車道は  地震のため 全面通行止めとあったので  道路が常磐自動車道の水戸付近のように 亀裂をおこしたか ゆがんだかで 道路点検のための通行止めなら  問題なければ すぐに解除されるだろうと 思っていたけど、どうもそうではなさそうだ。 一般道を走りながら  東北道を ちらみしたら 災害支援車や消防車など 緊急車両が 列をなし すごい数の車両が すっとんでいった。


おお これは 常磐道が 亀裂をおこして 復旧に時間かかるため

のこされた東北への道は この東北自動車道しかない。

すると 緊急車両専用の道を確保しておくには 通行止めしかないのだ。

ということは しばらくずっと 通行止めの可能性がある。

一般道の渋滞は激しく 物資の運搬には時間がかかりそうだ。

東北新幹線も不通。

福島以北はもちろん、栃木、茨城への物資の運搬、移動は かなりたいへんになってくる。 栃木、茨城北部は ちょっと とりのこされたかんがある。 東京に近いのに ちょっと 陸の孤島状態に近くなっているように感じた。


帰り道 ガソリンスタンドには  「ガソリン売り切れ」のセルフスタンドの看板が多くみられ、 そのほかのガソリンスタンドには 長蛇の列。


唯一 セルフのスタンドではないこじんまりやっているスタンドに入って無事給油。

ガソリン自体も不足しているなかで 災害派遣用に最優先されるだろうから 一般むけには 未定といわざるおえないだろう。


電気ガスが通じていても 水道がだめ。

でも生活している。していくしかない。

しかし 福島以北のみなさんは 電気ガス水道もだめ、食料品もない。

どれくらい たいへんなことだろう。

わたしなんか 水がでないだけで こりゃいかんと 思ったのに。


そして 一般道で 東京に無事に帰りましたが

これは しばらく東京にいるほうがいいにちがいないと思った。


被災地のみなさんは どれだけ苦痛で不安なときを過ごしているかと思おうと

心が痛む。


自分ができることから まずはじめないとと思う。もちろん 節電から。

支援の方法も 考えなければ。


近代生活で あたりまえになっている電気ガス水道・・・・そのほか 便利の数々。

近代社会で 工業化が進み、 日常生活が かなり便利に進化して それはそれは ありがたく 時間が有効につかえるようになってきたが それに伴って 運動量が激減してきている。

火をおこすことをしなくてよい、 洗濯も手で洗わなくてよい、井戸から水を汲まなくてよい、あるいて移動しなくてよい・・・・などなど昔の人は 時間と労力をかけてかけておこなってきたことが 現代は 瞬時にすべてができてしまう。

まだ わたしは 不便な時代のことを 少しは見たり聞いたりしてきているが

平成生まれのこどもたちは いまのこの便利な世の中があたりまえで ふつうなのである。

よく 「そんなの むり~」 「やだ~」 「つかれた~」などと いうが  しかたないことなのかもしれない。 この便利な世の中が ふつうだから。


だから やっぱり こどものころに キャンプにいったり 野外活動をしたりして

人間が生きていくうえで必要な力や知恵を身につけたうえで 便利な世の中を 感謝の気持ちをもって いきていったほうがいい。

部屋のなかで ゲームばかりやっていないで 自然のなかで 屋外活動をし

自然と人間の調和を学ぶほうがよい。

人間にもちあわせた 五感、 本能を研ぎ澄ますことを ふだんから行っていたほうがよい。災害時にも生き抜いていく力をもたなければ。 この地震列島 日本にいる限り。


まあ、 とにかく  この普通のめぐまれた生活に感謝し

そして いま  見通しのたたない不安のなかにいる日本全体だけど

ひとりひとりが 自分にできることを 精一杯おこなう努力をしよう。


テレビをつければ 悲惨なニュース、不安な原発のことなど、

いつもなら 流れている バラエティ番組など 一切ない。


普段と違う生活を それぞれのレベルで強いられている。

元気で ライフラインにも恵まれて生活できている人たちは

せめて 元気に経済活動をし、 日本経済全体が停滞しないように 盛り上げることも支援のひとつかもしれない。 無力感だけに ひたることなく、 働ける人は 働き、そして 経済効果に貢献する。

みんなが 落ち込んでいては いかん。 働けるひとは 元気に働き、 日本を元気にすることに 役にたとう。そして それが 被災地のみなさまに めぐりめぐっての支援になろう。


そして このストレスもずっと受けていては 健康を害する。

ストレス発散は 絶対に必要。 そんなときにスポーツの必要性をアピールしていきたい。

健康増進のためのスポーツ。

私の場合は ゴルフになるが ゴルフをすることによって ストレスコントロールをして

また エネルギーチャージして 実生活に戻っていく。


元気な日本をとりもどすために

いま 働ける環境にある人は その状態に感謝しつつ、良識のある行動をとりながら 経済活動に貢献するように しましょう!

それぞれの立場で いまできること、 いますべきことに集中しておこないましょう。

そして 祈り、感謝することです。

がんばりましょう。