永ちゃん(矢沢永吉)のコンサートチケットが当たった!
12月4日横浜アリーナです!^^
本当のことを言うと、
私は、永ちゃんのファンというわけではなかった。
(今更ながら)永ちゃんの著書
『アー・ユー・ハッピー?』を読むまでは。
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永ちゃんといえば、
日本を代表するロックスターであり、様々な伝説を残している。
中でも総額35億円の詐欺被害を受け、
35億円の借金を背負うことになったオーストラリア事件は有名だと思う。
誰もが「矢沢永吉は、もう終わりか?!」そう思った事件だ。
ところが、35億円をわずか6年で完済。
しかも、その後、都内にスタジオを併設したビルも建てている。
なぜ、矢沢永吉は今もなお、
ファンを魅了してやまないのか?
『年齢を重ねておじさんになっていくのに、
チケットが売れる勢いは以前よりも増してなかなか手に入らなくなっている』
(永ちゃんのインタビューより)
なぜ、そんな事態を巻き起こせるのか?
それは、永ちゃんが魂の目的通りに生きているから
だと言わざるを得ない・・・
『アー・ユー・ハッピー?』を読んで、そう思った。
そして、数々のインタビュー映像を見れば見るほど、それは確信になり
永ちゃんにどんどん惹かれていった。
今日は、スピリチュアルな視点で、
私が思ったことを書きたいと思う。
永ちゃんは、本の中で、
「オレを守っている守護霊みないなものが矢沢に知らせるんだ」
「何ものかがオレを守ってくれていたんだと思う」
と、言っている。
見えないもの、スピリチュアル的なものを自然と(無意識に)感じているんですね。
そして、繰り返し言っているのが・・・、
・気分が良いことをすると決めている(カンファタブルじゃないといけないと言っている)
・常に自問自答している(→ 自分の本音をいつも聞いている)
・自分のために歌っている(ファンのためではない)
あぁ、まさに豊かになるため、喜びの人生に必要なスピリチュアルな思考と行動だ。
本にも登場するのだけど、
永ちゃんに大きな影響を与えた、現在の奥さまの言葉が非常に
スピリチュアル的なのです。
これらは、本の中だけでなく様々な映像の中でも繰り返し繰り返し、言っている。
永ちゃんは「上に行く!成功する!」
そう決めてキャロルを結成した。
成功すれば、
今、トラブルを抱えていること、
嫌なこと、淋しいこと、
全部解決すると思った。
そして、27歳のとき望み通り
欲しいものすべてを手に入れた。
はずなのに・・・、
さみしさが残った。
「なんかオレ幸せじゃない」
「金も別荘も車も名誉もすべてを手に入れた。
成功したら幸せなはずなのに・・
なんでハッピーじゃないんだ?」
そう思った。
「これはおかしい」
そこから幸せ探しが始まった。
自問自答し続けて出た答えが、
「自分が気持ち良くなきゃダメなんだ」
「これからは、自分の気持ちいいことをする」
本の中では「カンファタブル」という言葉で表現している。
『カンファタブル=居心地が良い、快適』
以下、『アー・ユー・ハッピー?』より
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■昔のオレは「オレは矢沢だ。みんなオレを見ろ」とやっていた。今の俺は違う。
「俺は矢沢だけど、見なくてもいいよ。あっち向いていてもいいよ」
だって、ハッピーなのは俺であって、いちいち見てもらう必要は無い。
見せることよりも、自分でハッピーになることが大事だ。
■オレが言う幸せっていうのは、
自分が本当に心地よくいること。
フェアでいること。
自分が納得しないものに対しては納得しないと言いたい。
いくら相手が自分よりも力のない人間であってもそれで相手をごまかしたり、
卑怯なことしちゃいけないとか、ちゃんとした話をした方が良い。
向こうが失礼なことを言ったら、ぶっ潰したほうがいい。
そういう関係でいたい。
■結論、快適でなければいけない。
気持ちよくなければいけない。幸せになりたい。
ディナーしてても、飲んでても、恋をしていても、
船に乗ってても、何やっててもハッピーでいたい。そ
うじゃなきゃ人生つまんない。
■1つ言えることが、世間がどうしたとか、
今までの決まり事がどうだとかってことが、全部捨てちゃって気にしないほうがいい。
今までおじいちゃんがこうして来てたなんてことは、俺たちには関係ない。
社会のしきたりなんか知るか、と。
一切を捨てて、これから自分がどうするかと言うところに来ているんじゃないか。
■日本では遊ぶ事は悪いことだとみんな思っている。
俺は、仕事とか遊ぶとか決めないで、
これもあれもそれもこれも、全部うまく納得して
気持ちよくこなしていく人生にしたい。
■オレの人生はすべて正しかった。
夜汽車に乗って広島から出てきたことも、
キャロルをつくったことも、解散したことも正しかった。
裏切られたことも含めて、みんな正しかった。
なぜ、正しいと言えるのか。
それは、途中歩いてきた道も含めて、
ぜんぶ矢沢が描いた絵だからだ。
誰かに描いてもらった絵じゃない。
オレは誰のために生きているのか? ファンの為か?
矢沢のイメージを書いてくれるマスメディのためか?
そうじゃない。
誰のために生きているのか。
答えは簡単だ。俺は自分のために生きている。
自分が気持ちよくなるために生きる。
こんなわかりきったことを、どうしてみんな言えないんだろう。
自分のために生きているとは言っちゃいけない日本の社会、日本の文化があった。
だけど、そんなの嘘だ。
これは矢沢だけに言えることではない。
会社勤めする人には、その人なりのビジョンがある。
すべての人が自分のために生きている。
自分のハッピーのために自分で絵を描くことができたとオレは思う。
そう考えるなら、なにもかも全部必要だったんだ。
■テレビや映画、CMも、俺のハッピー探しだ。
オレは音楽をすごく愛してる。
でも、音楽だけの人生っていうのは、聞こえはいいけど、俺にとってはウソだ。
それは早くから見抜いてた。他にも熱くなれるものがあっていいんじゃないか。
そのほうが、音楽でも新しいことができると思ってる。
■コンサートもそうだし、なんでもそうなんだけど、
本当に、楽しんで、楽しんで気持ちよくやりたいって思ってる。
やっぱり、違う扉を開けるってたのしいなって思ってますよ。
永ちゃんは、たびたび自問自答の様子を本やインタビューで話している。
だから、誰よりも自分のことを知ることができたのではないかと思う。
たとえば・・、
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■矢沢はカンガ良い。それは、矢沢が臆病だと言う事でもある。
臆病と言うのは、いつも自分にクエスチョンしてるやつだ。
「大丈夫かな?」
「お前後悔してない?」
「気持ちいい?」
「何かおかしいと感じる?」
常にことこと、ことこと、自分で自分に通信してる。
移動している電車の中でも、俺は自分に聞いてみる。
「今の俺はいいよな?」
「今の俺は間違ってないよね?」自分の理屈でちゃんと納得させる。
「今の俺は、大丈夫か?」
「うん、大丈夫さ」
「これでいいか?」
「いいよ、間違ってない」
~略~
もうひとう、怖いんだと素直に認めた。
己の弱さを、考えるための素材として使ってきたんだ。
オレは現状を自分ではっきりと知りたい。
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アルバム制作について、こんなことをインタビューで話している。
■「もういいんじゃない? 俺が日産スタジアムで(ライブを)やるって言ったら
みんなチケット買ってくれて、こんな幸せなことはないよ。」
「アルバム? あーもうアルバムはエネルギーいるよ。
6カ月も7ヶ月もスタジオにこもって、疲れるんだよ。
もうかったるいからしばらく見たくもないよ、アルバム制作。
もしずっとかかわらなくても、自分がそれで良いと思ったらそれはそれでいいんじゃない?」
「お前、好きにやればいいよ。またさ、お前のことだからしばらくしたら、
アイツ(自分)元気してるのかな~って、思っちゃうじゃない」
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永ちゃんは、常に自問自答している。
だから、本当の自分、
カンファタブルな自分がわかるし、
肚を決めることができるんだと思う。
そして、永ちゃんは言っている。
自分のためにう歌うと。
■オレの音楽はファンのためじゃない。オレは自分のために歌う。
すごく突き放すように聞こえるけど、
これほど素直で、あったかいことは無い。
オレは絶対に自分の道を譲らない。
多くのファンも、その矢沢が好きだ。
俺は信じてる。
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『アー・ユー・ハッピー?』は2001年に発売されたけれど、
本の元になる原稿を書いたのは1990年、永ちゃんが40歳の時だ。
この頃から、今まで言っていること、行動が全く変わっていない。
冒頭に書いたコレ↓↓↓
・気分が良いことをすると決めている
・常に自問自答している
・自分のために歌っている
もちろん、今の永ちゃんがいるのは、
想像もつかないほどの努力や行動があるに違いない。
ただ、この思考の軸というか、それが確固たる土台としてあるから・・・、
努力や行動が永ちゃんを拡大させ、今もなお輝き続けるんだと思う。
私も自分の概念を破りながら、
本当の自分を生きていたい、
とあらためて決意させてもらえた一冊だ。
こんな永ちゃんのコンサートに行けるなんて、
とてもハッピーだ(笑)
あなたも、ぜひ読んでみてはいかがだろうか。
『アーユーハッピー?』矢沢永吉 著
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