お母さんに会ってきました。
私がカーテンを開けると、
目をパチクリさせたお母さんが待ってました。
ちゃんと覚醒していました。
主治医(新人の方)と看護師さんと立ち会いで
私がお母さんに食事介助して、問題なければ
お母さんの調子がいい時だけゼリーを口から食べさせてもらえる為のテストです。
「お母さん元気やった?だれかわかる?」
「ひろみちゃん!」はっきり言ってくれました!!
「そやで!ひろみやで!ありがとう!会いたかったよー!!」
「お母さん、食欲は?」
「あるよ!」またはっきり答えてくれました!!
看護師さんが、
「こんなにはっきり覚醒してて、こんなに話すの初めて見ました!」と驚いてました。
Dr.も、「今日は調子いいなぁ、食べてみようか。でも数日前から、自分の痰でも詰まって窒息しそうなるんですよ」
とにかく、食事介助してみる事にしました。
テーブルも用意してもらって、
頭の位置も低すぎたので、枕を変えてもらって
顎が上がらないようにしました。
生クリームをKTスプーンに乗せて、
「お母さん、見て!これたべる?」
お母さん頷く。口をしっかり開いてる。
看護師さんも、「美味しそうに食べるねぇ」って
一緒に喜んでくれて…。
生クリーム6口くらい食べたところで、
お母さんはムセもなく、まだ食べようとしてたのですが、
もう1人の看護師さんが部屋に入ってきて
「酸素80台なってるけど大丈夫?」って
Dr.も看護師さんも、お母さんが食べてることに夢中になってて、酸素や心拍数が表示されてる機械を見忘れてたんです。
ナースステーションの方では危険な時にアラームが鳴るのでそれで分かるそうです。
あんなに元気に美味しそうに食べていたのに
痰の吸引をしだしたら、どんどん酸素の値が下がっていって、お母さんも「痛いよぉ」って言ってて、
食べたばかりの痰の吸引はあまりしない方がいいのだけどしかたがなかったんですね。
看護師さんが「うまく通らない、先生やって見て!」って先生に痰の吸引させたら、先生が上手くて、
かなり時間かかったけど、酸素が100まで戻りました。
それまで、お母さんの苦しい姿を見てると
もう、口から食べるのは、その時は良くても
あとでこんなにも苦しくなるのだと身に染みて解り
Dr.に、「もう口から食べるのはやめます。経鼻経管栄養だけにします」と伝えました。
お母さんに何度も謝りました。
「お母さんごめんな、ひろみのせいで苦しかったね、ごめんね。」
お母さんはしばらくしたら落ち着いて、
また優しい穏やかな表情に戻りました。
落ち着いてからも、何度も「あー」と言って苦しい咳をして、SPO2が84くらいになったり、95に戻ったりがありました。
もう施設には戻れない。
胃ろうもしない。
中心静脈もしない…。
「明日、窒息するかもしれないし、看取りは突然来ます」と言われました。
急性期病院だけど3ヶ月は居させて貰えそうです。
私は、
「看取りの当日しか会えないんですか?お母さんこんな状態なのに…」とDr.に言ったら、
「N先生が面会OKしてるので、週2回でよければ、ナースステーションに僕かN先生指名して連絡してもらったら面会OK出しますので」
すごく有難いです(T_T)
週2回、たぷん10分くらいだけど会える!
Dr.も「まぁこれがリハビリになるとも思うしね」と言ってくれました。
それぐらい今日のお母さんは私に会って会話の数も覚醒も格段に良かったんですよね。。
施設長さんも、直ぐに退去とか全然考えなくていいって言ってくれてるし、
本当に、私の周囲の人達がみんな優しい方なのが奇跡のようです。
本当にありがたいです…。
大好きなブロ友さんたちの存在も
とても支えになっています。
ありがとうございます。