家族としての立場からしか意見できませんが、
うちの父はサ高住に入所してすぐに、
スタッフさんからの注意として、声が大きいと言われました。

元々声が大きいんです。

耳も悪くないし認知症でもない、

周りの入所者から苦情も来たけど、スタッフさんたちがフォローしてくださいました。

何か人様に迷惑がかかるような事があると
すぐに家族に連絡が入ります。
説得してくださいと。
家族も責任があるので(少なくとも私は)出来る限りのことをします。

そして、今、入所してる方の大多数は昼夜逆転、耳の聞こえが悪い、目も悪いという方がいらっしゃいます。

体の悪い箇所がひとつだけの高齢者の方の方が少ないです。
透析クリニックだけでなく、ヘルパーステーションも

老人施設も、どこも人手不足です。

だけど、入所してる老人が言うことを聞いてくれない事を、スタッフさん一人で悩んでも解決しない現実がありますね。

施設ケアマネ、訪問看護、往診の病院、介護スタッフ、家族、みんなでどうすべきかを考え、提案していかないと難しいと思います。

幸い、今の父の入所してる施設はそれをして下さっています。

しょっちゅう連絡が来て面倒くさい思いもありますが、放置されるよりは200倍マシです。

放置だけは家族としては本当に怖いです…。

何のために高いお金を出して、親の命を預けてるか。

その命を家族の代わりに守ってくれるお仕事が、
介護施設の仕事だと思っています。

父の入所してるサ高住というところは、通常はそこまでやる必要はありません。

家の代わり。

比較的、要介護の低い方が入りやすい、

家は与えるけど、そこで一人暮らししてね、フォローできるところはできるだけするからねってスタンスが基本らしいです。

それでも、サ高住も色々あって、私が選んだ所は本当に、尿カテーテルにも対応しているし、スタッフさんも、面会に行くたび忙しくされてるけど、

お薬も必ず、増やしていいのか、今後どんな治療が理想か、どうすれば父が過ごしやすくなるか、を考えてくれています。

他の施設で、人手不足やスタッフ側の負担を減らすために薬で何とかしようと思ってるスタッフがいるとは信じたくありません…怖すぎて(T_T)

うちの父は無駄に精神病院で精神薬飲まされすぎて死にかけました。

悪性症候群という病気になり、今でも時々、手の震えがあります。

今度また悪性症候群が再発したら死ぬかもしれないそうです。

うちの父は昔、人の道から離れたことをしていたし刺青もあるし、短気だし、威圧感もあると思います。

だけどそれを介護スタッフが怖がっていたら、なんも変わりません。
簡単に言ってるわけではありません。

なぜなら、家族である私もずっと怖かったし顔色伺って逃げていた、父の言う通りにばかりしていた。

だけどそれじゃ良い方向には行かなかった。

むしろどんどん関係が悪化していきました。

私が覚悟を決めて

吹っ切って、堂々と正面から父と向き合い

逃げずに、切れられても、倍切れるくらいの勢いで

ぶつかって初めて、奇跡が起こりました。

父だって人間。

厄介者をずーっと厄介だから見て見ぬふりをしよう、放っておこうじゃ、本人にもその空気が伝わるのです。

介護士の仕事って誰もができることじゃないと思っています。

父に何かあったら、全力で聞きだすし、もしものことがあったら、、


介護スタッフさんは、困ってることがあったら
1人で抱えても良い方向には進まないと思います。

家族のいる入所者は、家族の協力が必要だし
家族は、施設に入れたら終わり!なんてありえないと私は思っています。

病院も、介護施設、老人施設もみんな、

人の命を預かっているという重いテーマがあることを

忘れてないことを願います。