今年のシルクホースクラブの募集馬検討その2です。
今回は募集馬価格で検討しようという試み。
小生は数年前から端数の募集価格馬(以下、端数馬)をマークしています。
値付けは人間が行うもので、当然ながらそこには何らかの理由があるからです。
その理由を推測することで、走る馬をチョイスしやすくなると考えています。
端数馬は文字通り、ジャスト価格とは違う半端な募集馬価格です。
何らかの失陥があって割り引いた値付けなら出資を避けなければなりません。
逆に、出来が良くてプラスオンされた値付けなら積極買いのチャンス。
そこで酔狂に調べてみました。
2020年産は25頭の端数馬がいました。牡7頭対し、メスは18頭でした。
まず、注目したのはメスの端数調整が多いということ。
それだけ値付けに恣意的なものが入っているということだと思います。
ということで、メスの端数調整馬は、一層注意深く見なきゃいけませんね。
次に見て取ったのは、牡のほうが成績を残している確率が高いこと。
ただ高いのはダメで、比較的リーズナブルな牡が走っています。
この世代のシルク全体の勝ち上り率は約42%で、端数馬もほぼ同じです。
端数馬だからといって、勝ち上がり率が高いわけではなさそうです。
2021年産の端数馬は15頭。牡2頭でメス13頭。この年もメスが多いです。
サンプル数が少なく信憑性に乏しいですが、牡は1/2の確率で走っています。
一方、メスは9/13(約7割)が未勝利。この世代全体勝ち上り率は約43%です。
現3歳で今後勝ち上る可能性はありますが端数馬のメスは注意が必要と言えます。
2022年産の端数馬も15頭。牡4でメス11。性別比率は前年とほぼ同じ傾向。
現2歳で、大半はデビュー前なのですが牡の比較的安い価格の馬が走りそう。
きっとプリズマティコ、クローバーリーフあたりは堅実に走ると思います。
過去3年の状況から端数調整はメスはネガティブ、牡はポジティブ値付けかと。
2023年産は5頭しかいません。しかも性別で大きな頭数の差はなくなりました。
メスの端数馬が少ないのは物価高騰で価格調整されたからだと想像しています。
となると、例年以上にピッタリ価格のメスに地雷が含まれているはずで要注意。
逆に見れば、メスの端数馬は狙い目と言えるかもしれません。
牡の端数馬はほぼ例年通り。2頭とも高額ではないので要注意かも。
募集馬カタログ到着まであと10日。電子版は今週末です。
写真、動画、測尺情報などを見ながら、まずは端数馬5頭から検討を進めます。